2007年11月24日 (土)

さよならと言われる時に聴く歌(テツノート)

一時期「テツノート」と題して音楽と鉄道の融合みたいなことをしておりました。この時はCDの装飾を撮影して、ジャ○ラックに文句を言われぬよう歌詞を使わず表現していた結果、2つの項目だけ書いて飽きてしまいました。頑張れオレ、負けるなオレ。

しかし、時代というのはすごいものです。レコード会社がその楽曲をブログに掲載できるシステムを構築してくれていました。気分はムーンペタの老人です。思わず訪れた冒険者に対して「なんとここでもふっかつのじゅもんがきけるのじゃ。べんりなよのなかになったものよ」と言ってしまいそうになりました。…まぁ実際に言ったら確実に鉄格子のついた病棟行きでしょうけど。このシステムを私が今まで知らなかったということもありますが、いやコレすごいです。コレさえあれば「テツノート」をもう一度やれるんじゃないかと。…良かったぁ、ネタ切れの時に逃げ道が出来た。

…と、言う訳で今回は久々に「テツノート」でご機嫌を伺います。

先日、某一流日刊紙にて「夜行列車大幅削減」という記事が出ておりました。もちろん某一流日刊紙ですので、流行語の如く「アサヒる」ことになる場合もあるかとは思います。しかしながらこういうのも時代の流れというものなんでしょうか。

例えば大阪から東京間を結ぶ「寝台急行銀河」。現状では開放型A寝台車と開放型二段B寝台車の2つしか選択肢がありません。例え急行料金ということで速達料金が低く押さえられていてもB寝台は6,300円、A寝台の下段は10,500円…。こんなことを言っちゃあ悪いですが、現在の開放型寝台でこのお値段は高すぎます。その状態をわかっていて放置、そして廃止という考えはかなりバカげています。

夜行列車には夜行列車の利点があります。そして昨今ツアーバスや深夜高速バスに代表されるように夜行移動のニーズというものは探せば確実にあります。料金体系とシステムを見直せば、まだこれらの列車が再度脚光を浴びて新たな層の利用者を開拓することが出来ると私は考えます。

ただ私は一利用者であり、フツーの何処にでもいるような鉄ヲタです。鉄ヲタは鉄道事業者の懐や考えを一番理解しなくてはいけない立場だと思っています。口惜しいことではありますが、今回の状況は「SunSet Swish」さんの「ありがとう」という歌がピッタリ合います。こんなことで取り上げられるというのは間違いなのかもしれません(Sun Set Swishさんも不本意だと思います)。しかし数十年後、夜行列車が資料映像の中、博物館の中だけで生き残った状態になった時、私の頭にはこの歌が流れるのでしょう。

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2007年7月 6日 (金)

九州の列車と共に聞く音楽<テツノート>

 テツノート2回目でございます。以前やろうとして頓挫…もとい、現在も執筆中の『大阪モノレールの美術品たち』のような状態になるのだけは避けていきたいと考えていますが、いやはやこういう鉄道とは関係ない話題を続けると周囲から

「もっと鉄道ネタをやりなさいよ」(ごもっともです)

「そろそろ旅に出なさいよ」(お金があればいつでも徘徊します)

「つばめ被って徘徊しなさいよ」(何故かあの被り物人気あるよなぁ…)

…という実に愛のあるご意見を頂戴することが多くなります。それでもまぁいいや、ちょっとの間この「テツノート」で楽しんでいただきましょう。

 今回は私の思い出の場所でもある『九州』。まだ鉄という意識が無かった大学生時代、この場所に走っている787系という電車は電車の概念を越えたデザインになっていると知りました。その当時一応芸大生だった私は、洗練されていたデザインをこの眼で確かめたくて、思わず一人で九州に行っちゃったのが始まりでした。…ただし、そのきっかけは鉄道雑誌やデザイン雑誌ではなく『欽ちゃんのシネマジャック』であることはトップシークレットです。

 で、今回その『九州』の列車たちに乗っている際聞いていただきたいのが『RAMMER』の『Wild Flowers』という曲。

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 ご存知の方もおられるかと思いますが、この曲は元々『ゾイド』というアニメの主題歌として使われていた曲でした。歌詞が実に初期の雰囲気とマッチングしていたのに、途中で何故かヒロインが妙に色っぽくなっちゃったことで違和感が出てしまい、私の中ではある意味翻弄されてしまった歌だったりします。この歌、何が一番九州の列車たちに合うのかと言えば『歌詞』。コレが本当に素晴らしい。歌詞を思わず文面に書き記したくなるのですが、それをすると小林○星がどこまでも追いかけてきそうなのでニュアンスとして抽出しますと、

 『誇りを持った若者達が自らの信念を掲げ、歩みを進めていく』

…というもの。特にこのサビの部分がJR九州の特急車両たちを表現しています。歴史に名を馳せた『つばめ』を筆頭に、各々の特急のエンブレムを描いた旗を掲げた人々は、数々の笑顔とその陰に隠れた悲しみを引き連れて進んでいく…。いいじゃないですか。しかも2番の歌詞(テレビアニメで使われていた部分)はJR九州とJR西日本の関係性、九州新幹線と山陽新幹線の関係を示しているワケです。そのひとつひとつが泣きたいくらいに私の中でJR九州とリンクしちゃってます。

 その一方で客観的にJR九州を示す音楽もご紹介しておきましょう。歌の場合どうしても『歌詞』に感情移入してしまって、メロディラインを聞くという行為が少なくなってしまいます。その点音楽だけだとメロディが純粋に脳へと辿り着き、作曲者の感性が脳髄へ直接訪れます。そこで紹介したいのがコチラ。

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『クライズラー&カンパニー』の『ルネサンス』という曲です。元々はこれも『ザ・ニュースキャスター』という放送終了決定と同時に視聴率が向上してしまったというある意味かわいそうな番組のテーマ曲でした。シンセサイザーの音色の間から登場するヴァイオリンの音色、文明開化という時代を象徴するような『ルネサンス』ではなく、本当に音も無く突如やってきた変化に同調する人間を表現したような音楽に私は度肝を抜かれました。この衝撃は私が787系をこの目で見たときとほぼ同じです。是非中古CD屋で見かけた際は手にとって下さい。かなりいい曲です。

…今回の記事を書くためだけで久しぶりにこのCDを引っ張り出してきましたが、いやあ葉加瀬さん痩せてらっしゃる。今は長時間の演奏に対応するかのような体型になっていますが、この当時はまだまだフュージョンバンドを意識した体型…というカンジがします。実際この曲を生で聞いたら、ちょっと泣いちゃうだろうなぁ…。でも葉加瀬さんの顔を見たら大爆笑しちゃうだろうなぁ…。

 

Tetuon05 (カップリングが「燕」というのもまた一興)

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2007年7月 4日 (水)

夜行列車と共に聞く音楽<テツノート>

 テツノート一発目、やっぱりマイナーなシチュエーションが好きなので、音楽もマイナーな方向性でやっていきましょう。そろそろ時期的には夜行列車の季節、タダでさえドラマチック、暑い夜をもっと熱くするような展開が車掌に広がっていく、そんな夜行列車に似合う曲といえば…

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『セガサターン「NIGHTS」オリジナルサウンドトラック』の中に収録されている『DREAMS DREAMS』という曲。ジャケットの色彩がまぁと夜行列車と微妙にリンクされているではありませんか。曲が始まると夢の訪れを表現したような優しげな調べ、その後に突如やってくるジャズの音色。楽しげな『夢』を演出してくれているようです。全体的にディズニーの映画っぽい構成内容になっていますが、そこはソレ。ゲーム版では子どもの声で歌われていたのですが、こちらのサウンドトラックに収録されているのは大人バージョン。

「あれ?これってゲームの音楽だったっけ?」

と思わせるような芳醇な香を漂わせた少しビターな声。ソレが夜行列車にピッタリです。歌詞もまたいいんだ。英語なのでちょっと聞いただけでは『ゲームの歌』っぽくありません。いやあ、ジャ○ラックが文句を言わなければこの場所で全ての歌詞を引用したくなるほどいい歌だったりします。

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一方新しい夜行列車として登場した『サンライズ瀬戸・出雲』に乗車する際聞いてほしいのが『kids Return/久石譲』の中に収録されている『KIDS RETURN』。このアルバムの中に収録されている音楽には印象に残るフレーズが多様されていますが、その集大成とも言えるのが『KIDS~』ではないかと。映画の最後に主人公の2人が言う

 

『俺達、もう終わっちゃったのかな』

『バカヤロー、まだ始まっちゃいねぇよ』

 

…という台詞がサンライズエクスプレスの存在意義に何となくダブってしまうのは私だけでしょうか。映画では監督が気に入らないとされていたこのメロディも、私の中では何故かシックリしています。

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2007年6月29日 (金)

テツノート

 空梅雨だといわれていても、時に雲を広げて大空よりやってくる雨。音がパラパラからザーッという音に変わる頃、耳を澄ますと微かに

ガタン、ゴトン

と聞こえてきます。そんな音を感じつつ、今日も鉄道の「知っていそうで意外と知られていないこと」を探すためにパソコンの前に座って、日夜試行錯誤しております。色々と考えてはネタ帳に書き始め、やっぱりネタとして纏められない。気づけばよくわからない文字の羅列だけが広がっていく…。でも、その時よくわからない、無意味だと思っていた文字の羅列は後に光り輝くモノへと変化していくことがあります。今回はその中からご紹介してまいります。

 

 このところ、鉄道の現場に『音楽』がたくさん乗り入れ始めています。特に最近注目されているのが発車時・到着時に流れる通称『発車メロディ』。以前『桜に包まれて』という項目でご紹介しました「さくら夙川駅」で使われている到着メロディにコブクロの『桜』、JR東日本恵比寿駅の『第三の男』、そして最近導入されたのが京阪電車の「つないだらひとつのメロディになる」というもの…。しかし、そのどれもが人生の中に響くというところまでは浸透していないような気がします。

 

まだ発車メロディというのが導入されてから時間が浅いというのもありますが、どちらかといえばまだまだ私にとっては『発車ベル』の方が「旅立ち」を感じてしまいます。大学卒業直後に訪れた秋田駅、さぁこれから夜行列車に乗って寝るぞ!…という雰囲気の中、流れてきたウォータークラウン(注:曲名)に違和感を感じまくったことをつい最近のように思い出してしまいます。

 ただ『音楽』の乗り入れというのはココ最近顕著に見られていますが、実際かなり前からあるそうです。古い文献を紐解きますと、静岡県の歌として認識されている『ちゃっきり節』や、イタリアの民謡『フニクリ・フニクラ』は実は鉄道がきっかけとなって生まれた歌だそうです。ちょっと昔ならば山口百恵さんの『いい日旅立ち』、小柳ルミ子さんの『私の城下町』、ヒロミ郷の『2億4000万の瞳』を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ココ最近ならばTOKIOの『AMBITIOUS JAPAN!』、鬼束ちひろさんの『いい日旅立ち・西へ』などが代表格として挙げられます。

 

…が、当レールウェイコンシェルジュとしてはメジャーな曲をご紹介してハイ終わり!ということは致しません。昔から私は旅行の際には勝手にテーマソングを決めてその歌にあった旅行を楽しむといったことをしておりました。どちらかと言えばマイナーな部類に入る歌と、その歌に似合った路線をピックアップ。その楽しみ方を提唱する…ということをちょっとの間だけやってまいります。暫くの間お楽しみ頂ければ幸いです。

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