2011年10月 8日 (土)

請願駅に行ってきたんだぜ

 夏の帰省で、立ち寄った駅が請願駅だったんだぜ。その事を今日は話すぜ……。

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請願駅というのは読んで字のごとく「請願」、つまり鉄道事業者が意図していない場所に駅を作ってほしいと願い出て完成する駅だ。

願い出るのは教育機関や企業の場合もあるが、大抵願い出るのは地元の自治体。自治体が「ここに駅を作ってくれれば人が集まるんじゃねぇ?」と考えてお願いするんだ。

もちろん鉄道事業者からすれば作る事に関しては面倒な事が多い。鉄道のダイヤもそうだけれど一番面倒なのは固定資産税。駅を作るって事は資産が増えるってことになる。だから幾ら願い出たとしても作られない場合が多い。儲かるかどうかわからない駅にかける費用はないってことだ。

だから、請願駅を作る費用というのはその駅がある自治体が大半負担する事になる。ついでに作る際に色々と都合のいいデータを見せて「ココに駅を作ると利用客が増えますよ」と鉄道事業者に説明する。そこまで説明したら「じゃじゃじゃじゃあ作りましょうか」という三段となるわけだ。

ただひとつ言えるのは、行政というのは「願望」を「希望」として紹介してしまうのが世の常。歪んだ希望は様々な障害を生むことになる。だから大抵「請願駅」という名前を聞くとネガティブなイメージを受ける事となる。

……まぁ、ここまでは殆どウィキペディアを調べれば書いてあることだ。実際の「請願駅」を見てみる事にしよう。

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今年の夏、オレは鉄道を使わずに帰省をしようと考えた。だが、その結果はこのブログでも紹介したが記録的な大渋滞に捕まってしまい、スケジュールは見事頓挫。そのことはこの間のブログに書いたから覚えている人もいるはずだ。

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もうバスにはコリゴリだ。なのでこの日はスケジュールを急きょ変更し、親戚に「東広島駅」まで送ってもらうことにしたんだ。

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コンクリートのホームが見えるだろ、これが東広島駅なんだ。駅舎は新幹線の駅だから近代的なデザインじゃないかと思うだろ。見てみろよ。

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……どうだい?まさかこの駅に「超特急」が止まるとは思えないだろ?シンプルにも程があるってもんだ。もちろんこのシンプルさは改札口にも反映されているぜ。

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まさかの自動改札機2台だけ。コレ、オレが住んでいる地元の駅よりも少ないんだ。

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(浜松って文字があるけれど、ここ広島県だよね)

もちろん新幹線の駅だから「みどりの窓口」は併設されているものの、券売機は3台だけ。ただ券売機の上に書かれている文言は新幹線でしか見られないようなもの。

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このシンプルさゆえ、待合室なんてものは当然無い。普通の駅に置かれているベンチと同じ形状のものが置かれ、その背後にはJR西日本系列のコンビニエンスストア「デイリーイン」が営業している。

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駅のコンビニは珍しく、外の看板には大きく「日用品」の文字。

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ちなみにこの東広島駅、接続する交通機関はバスだけ。駅前にはセブンイレブンとビジネスホテルが2件ある。それ以外はどちらかといえば開発されたてのベットタウンっぽい様相を呈している。

さぁ、駅の構内を見に行くぜ。

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2011年5月14日 (土)

足元の鉄路を想う

 今回の記事、まずはこちらをご覧いただきます。

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当ブログでは何かあるとネタにする「アートエリアB1」が併設されている京阪中之島線のなにわ橋駅です。地下空間でありながらも上下に広く開放部を取られています。

でも、ここは駅。駅であるという事はプラットホームや線路があるという事。今回はこのコンコースの構造を見て鉄路を想像して楽しんでまいります。

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駅のプラットホームにも様々な呼ばれ方がある事を御存知でしょうか。例えば阪急さんの梅田駅や南海さんの難波駅、近鉄さんの大阪阿倍野橋駅のような行き止まりで、降車専用のホームがある駅は「櫛形ホーム」と呼ばれています。

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この形状だと大勢のお客様を混乱させることなく案内することができ、しかも改札口から電車までバリアフリーで結ぶことができます。ですが、構造上行き止まりになってしまいますので、ダイヤ上ではかなりの制約を受けてしまいます。そのため、国鉄ではフェリー連絡等の特殊な例や私鉄買収路線を除きこの形状のホームを多く採用しませんでした。

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そのため日本では「単式」「相対式」と呼ばれるひとつの線路にひとつのプラットホームというタイプ、二つの線路で一つのホームを共用する「島式」、このふたつを組み合わせた複合型が主体となりました。

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(写真は京阪中之島線中之島駅。大抵の地下鉄はこんなカンジ)

一方これが地下鉄となると、費用対効果や建設費など様々な理由が元となって島式ホームが主体となります。ココからが本番。

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(ざっくりとした絵が続きます)

地下鉄のホームというのは、どちらかと言えば地中にビルを建てるようなものだとお考えください。ビルを建てる際、入居するテナントによってビルの設計が変わるように地下鉄の駅もホームの構造がそのままトレースされてコンコース階にも反映されているのです。

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先程のなにわ橋駅、これもよく見れば線路とホームの形が反映されています。実際の位置をトレースしますと、プラットホームの箇所に構造を支える柱を多く作り、線路部分を広く確保しているのがよくわかります。

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(大阪市営地下鉄東梅田駅のカーブと真上にあるホワイティうめだコンコースの柱)

もちろんこれは駅だけでなく、コンコース階に地下街が設定されていると地下街の構造にもそのまま反映されます。直線のコンコースなのに柱が不自然な形状になっていたとしたら、その真下で地下鉄が曲り始めている証拠です。

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京阪電車の淀屋橋駅も特異的なコンコースを持っています。京阪淀屋橋駅は長い島式ホームがひとつ。その一方へもう一本の線路を敷設し、4つののりばを確保しています。これにより最大4本の列車を停車させることが出来る構造となっています。

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(京阪淀屋橋駅のホーム。途中で切り欠いて違うホームを作っている)

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(コンコース階に先程の線路を合わせるとこうなる。)

その構造をそのままトレースしたコンコース部分は、ある程度京都方面に進むと突然柱が無くなり広々となります。淀屋橋駅は終着駅なので、折り返す列車の為にクロスポイントが設置されています。通常なら確認しにくいであろうこの場所も、コンコースそのものが隣の北浜駅と繋がっているため、思う存分存在を確認することができます。

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(クロスポイントがあると思われる部分。ちょうどこんな感じでクロス)

ちなみに阪急さんの京都本線河原町駅から烏丸駅間の構造もこの淀屋橋駅と北浜駅間と同様の構造になっています。開業した時は別会社だったとはいえ、元々は京阪電車が作った新京阪。ある意味参考にしたのではないか……と考えるのは私だけでしょうか。

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(ちなみに河原町駅はこんなカンジ。同じようにコンコースの真下に駅。)

最後にちょっと変わったコンコースをご紹介しましょう。

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阪神電車さんの梅田駅です。過去開設されていた「まにあっく阪神」の中では駅構内に使われなくなったエスカレーターの跡地等が紹介されていましたが、それよりも注目してしまうのがコチラ。

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(西側に広がるおしゃれなコンコース。「セレブ通り」と勝手に命名)

梅田駅西側に広がるコンコースです。実はこのコンコース、線路を付け替える際に新たに造られたコンコースなのです。


より大きな地図で 阪神電車のルート変更 を表示

(赤いラインが現在の路線、青いラインが切り替え前の路線)

現在阪神本線は梅田駅から野田駅までの間は地下を走行しています。しかし、元々は現在のハービスOSAKA付近から地上に出ていました。この付近の道路は元々交通量が多く、道路に踏切があったことで渋滞もたびたび発生しており、その渋滞の緩和等を目的として途中の福島駅を地下化することになりました。その際についでとばかりに西梅田を再開発する事となり、ついでとばかりに梅田駅の配線をころっと入れ替えたのです。

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(切り替わった部分とポイントがあるっぽい部分。正直複雑すぎる)

しかも、阪神電車は同時発着を可能にした配線を設置する方針を取っています。なので切り替わった部分も何処からがポイントで何処からがレールなのか一見しただけでは分かりづらい構造となっています(詳しくはウィキペディアの当該ページをご覧ください)。

営業運転しつつ、地下空間を作り出して配線を施し、切り替えるという作業は新しく地下線を作るよりも難工事だったのではないでしょうか。何気なく歩いているコンコースにも、実は鉄道の影響が隠されていると思うと、なんだか気になってくると思いますよ。

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2011年1月22日 (土)

故郷は森へと還る

今更ですが、新年明けましておめでとうございます。

本当に長い冬休みを頂きました。今年は九州新幹線が全線開業したり、東北新幹線に「はやぶさ」が運行開始する等鉄道的に興味深い出来事が控えています。しかもNHKの「クローズアップ現代」でも取り上げられる位、ここ最近鉄道ファンが増えているそうです。そんな波に逆らうかのようにボンヤリとあさっての方向へ突進し、皆様から失笑を得るため頑張ってまいります。皆様もどうぞ御笑覧頂ければ幸いです。

さて、そんな中新年早々取材(と称した徘徊)を色々と致しました。近いうちに違う場面で御紹介できればいいなぁというネタもありましたが、その中でちょっと気になったのが梅田駅にある阪神百貨店さんです。

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(撮影日はなんと元日)

皆さんも御存知の通り、阪神百貨店さんには阪神梅田駅が併設されています。近い将来この阪神百貨店が入っている建物を建て替えるといわれています。その際この阪神梅田駅はどのような変貌を遂げるのでしょうか。近鉄の阿倍野橋駅が百貨店の建て替え工事の際、支障のないようにホームの長さを縮小しましたが、阪神さんはどのように変えていくのでしょうか。ちょっと楽しみだったりします。

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そんな阪神百貨店さんには「ふるさと名産」と題された商店街があります。

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本来ならば百貨店の店内にあるであろう各地の名産物を集めた商店が、阪神百貨店の近くにある地下通路の壁際にベタっと並んで営業しています。その風景はまるで屋台のようです。

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(場所によって店の形が微妙に違うのがポイントです)

この「ふるさと名産」、梅田界隈では結構有名な商店街で、どちらかといえば「アリバイ横町」と言った方が通じる位。

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(うっすらと見える「福井県」「神奈川県」の文字)

しかし、ここ最近の交通事情の良さやアンテナショップの進出、営業されている方の引退や嗜好の変化など様々な要因が重なって次々と閉店しています。

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営業していない個所は新しいテナントを誘致することなく、森の壁紙によって閉鎖。

過疎や高齢化が進み、故郷から人がいなくなると集落は自然へと還っていく。そんな限界集落の問題をここで表しているかのように思えるのは私だけでしょうか。

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(ぶらり横町の横も自然に戻っている) 

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2010年12月11日 (土)

Re:電車が来ない町へ

 先日、親戚の法事でまた父親の故郷へ出向きました。

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(やっぱり笑瓶さんではありません)

今年の夏に掲載した記事にも書きましたが、父親の故郷に至る「呉線」という路線は先日まで土砂災害によって竹原駅から安浦駅の間が運休していました。

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より大きな地図で 呉線運休区間2010年8月 を表示

(こういう地図も掲載してましたね)

その日からおよそ3カ月。土砂災害が発生した場所は重機が入りにくい場所故作業は大変だったそうですが、無事11月1日に運行を再開しました。

無事運行を再開した同じ時期に「道の駅たけはら」という施設がオープンしたこと、そしてアニメ「たまゆら」の聖地巡礼ブームが重なり、竹原市界隈はそりゃあモォ大変なことになっていたそうです。この人気が本物になってほしいと思うのは私だけでしょうか。

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そこで注目したいのは「災害現場はどのように復旧されたのか」。特に吉名駅の構内にあった崩落現場がどのような状態になっているのか。気になった私は法事が行われる前に吉名駅へと出向いてみました。

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外観は運休した時とそのままで変わりありません。所謂平成の無人駅と言ったところでしょうか。朝早くに行ったからか駅前にタクシーは止まっておらず、空間だけが広がっていました。

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運休当時入口にあったフェンスは取り払われ、誰でも自由に出入りする事が可能になっています。自動券売機もあの時と同じように稼働しており、ベンチには次の電車を待つ人の姿も。

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階段を上がると、そこは列車の行き違いに対応した二面二線のプラットホーム。作られた時期が古かったのと、軍港だった呉が沿線にあるために駅の線路は過去の栄光を表すかのように長い列車が入線できるようになっています。一時期始発列車が設定されていた事もあって、岡山方面には両方の線路に出発の信号機が設置されているのもこの駅の特徴です。

土砂崩れが起こったであろう個所は新しくコンクリートで覆われています。これだけの目席が崩壊したのですから、新たに造り直すとしたら大変な事だと思われます。

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プラットホームから駅舎まで降り、以前被害状況や代行バス乗り場の案内があった掲示板を見ると、そこには0系新幹線の写真と便箋が。

「がんばって よしな←→YOSHINA なかなか復活しない呉線。みんなの笑顔が見たいから 新幹線のように 強く たくましく活きてほしいから 0系も応援しているよ!」

沿線の皆さんも、復旧を待ち望んでいたのでしょう。いくらローカル線だとはいえ、地域の方々にとっては生活の足です。新たな歩みを始めた呉線に明るい未来がある事を祈りつつ、今回の更新はココまでとさせていただきます。

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(駅のホームから街並みを望む。そりゃこういう風景が広がってたらアニメにもなるわ)

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2010年8月31日 (火)

宮島は大ヘンだ

 夏の思い出の一場面になるといえば、それはやはり「夏まつり」ではないでしょうか。

ほぼ毎年、私は郷里の墓参を終えた後は『宮島水中花火大会』を見るために宮島へ訪れています。この宮島水中花火大会、来場者は約30万人、打ちあがる花火は約5000発と他の花火大会と比較した場合結構こじんまりとしたイベントです。しかし、実際はそうじゃありません。結構大変なのです。


より大きな地図で 宮島 を表示

来場者のうち対岸、つまり宮島口駅付近で見るひとは約25万人。残りの5万人は宮島へと上陸して花火大会を見ます。一度訪れた方ならお分かりかと思いますが、あの空間に5万人を収容するというのはものすごいことです。そして、この5万人の大半は宮島口からフェリーに乗って移動する事になります。

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ところで皆さんは宮島へ訪れる際、フェリー乗り場が2つある事にお気づきでしたでしょうか。

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地味に隣接しているので一見しただけではわかりませんが、乗ってきた電車によって「こっちのフェリーではこのチケット使えません」と言われた経験がある人もいらっしゃるのではないでしょうか。土産物屋さんが隣接しているのが「宮島松大汽船」さん、鳥居がランドマークとなっているのが「JR宮島フェリー」さんです。「松大汽船」さんは広島電鉄グループで、「JR宮島フェリー」さんは名前の通りJR系列です。

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昼間の間は大鳥居の近くを航行するからか鳥居色を配したJRさんに対し、松大さんは瀬戸内海に広がる大海原色。この2つの会社が持つ7隻のフェリーで短時間のうちに5万人を運ぶ。これは結構大変です。通常の社員さんでは対処できないのか、明らかに別のところから応援が来ています。

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(ちなみに「JRさん」と称していますがこの宮島航路、現在はJR西日本さんの直営ではありません)

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人で満載のフェリーは宮島へと近づいていきます。

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花火会場は水上、つまり海の上です。だから沿岸の漁船やヨット、クルーザーが設定された安全海域にズラリ。この花火はこれだけの事をする価値があるという事です。ただ会場は若干無法地帯っぽくなっており、何回もフェリーが汽笛を鳴らして注意喚起を促しています。

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途中コナン君の声援(というか「犯人を探せ」という指令)を受けながら、船は無事宮島に到着。ココから私のボルテージは一気に祭仕様となります。しかし、宮島は大変なことになっていました。まずは人の多さ。

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元々宮島自体の人口は2000人前後。観光客がやってくるといっても1日に大体1万人来ればいい方です。そこに花火を見るだけで5万人が上陸するのですから大変です。

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(もう既に厳島神社までの参道は渋滞。)

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(神社前の砂浜はカメラを構えた人々で一杯になっている)

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もちろんこれだけの人が集まるイベントですので、警備や救護の体勢は万全。だけと突然現れるのがフェンスで囲まれた謎の一角。何のために囲われているのかお分かりになるでしょうか。

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実はこの場所、イベント専用の「ごみ箱」なのです。

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他のイベントでは類を見ないこの大きさ。何故にこれほどの大きなものを特設するのか、理由は参道を歩いていて判りました。

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参道に置かれたごみ袋には鹿達が集まり、次々と紙のゴミを漁り食べています。元々宮島には鹿対策として島内のゴミ箱には蓋が取り付けられていたり、トイレの中に入らないよう入口に策がしてあったりしています。その対策として鹿達が近づけないフェンスを作り、そこにゴミを捨てるようにしているみたいです。

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それでも鹿達は食べることに必死。人間と鹿の共存共栄は難しいものがあります。大変です。

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厳島神社への参拝も終わり、花火までの時間があるのでおみやげ屋さんのある通りへ。

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宮島の買い食いといえば「揚げもみじ」が定番でしょう。サクサクの衣とアツアツのあんこのハーモニーはデブ御用達といったところでしょうか。周囲の風景を撮影しようと思いふと土産物屋さんの軒先を見てみると……。

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これが噂の「萌えキャラ土産!」

色々な場所で漫画のキャラクターを主題としたお土産ものが氾濫している昨今、遂にこの宮島にも「萌え」の旋風がやってきたようです。

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一方コナン君が目印のもみじ饅頭の老舗「やまだ屋」さん。しっかりとした餡が特徴的なこのお店には

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「戦国BASARA」のキャラクター、毛利元就を使ったもみじ饅頭が販売されています。

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(きちんと許諾済み。包装紙だけでなく中の箱にも「毛利元就」。カッチョイイ)

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(買うと特製の手提げ袋も付いてくる。中身はやまだ屋さんのもみじ饅頭)

「やまだ屋」さんは過去に週刊少年マガジンで連載している「君のいる町」とコラボしたもみじ饅頭を発売していた前科……もとい、前例がありますので、こういうことはお手の物でしょう。それにしても毛利元就っていいセンスしてますねぇ。

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ただこの2つよりもインパクトがあったお土産がなんと宮島の桟橋近くにある後藤製菓さんで販売されていました。宮島桟橋から一番近くにあるという恵まれた立地条件に胡坐をかかず、新たに生み出した商品の名は……。

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たいへんだー(関東圏の人にとっては)。

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2010年8月21日 (土)

電車が来ない町へ

 先日、私は広島県にある父親の郷里へ墓参してきました。

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(ちなみにこの人は笑瓶さんではありません)

昨年もこの記事でさらりと取り上げましたが、父親の郷里は呉線というローカル線の沿線にあります。山陽本線の三原駅から海田市駅までを結ぶ路線で、海田市駅から広駅までは「広島シティネットワーク」、広駅から三原駅までは「瀬戸内さざなみ線」という愛称が付けられています。

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皆様も御存知かと思いますが、この呉線の一部区間が現在(2010年8月20日)大雨による土砂災害で運休となっています。奇しくも父親の郷里はこの運休区間にありました。運休となった区間はどうなっているのか、実際にこの目で確認して参りました。


より大きな地図で 呉線運休区間2010年8月 を表示

2010年7月12日に発生した大雨によって復旧していないのは現時点で竹原駅から安浦駅間。この区間だけでなく呉線、特に「瀬戸内さざなみ線」と称される区間は海岸沿いや山沿いを縫うように走る厳しい路線です。

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(基本海岸線を通るので徐行区間=見晴らしがいい区間となる。写真は去年撮影)

見通しの悪い区間が多く、今回のように運休する前から一部区間で徐行運転を実施する等、JR西日本さんのローカル線に対する考え方が如実に理解できる路線だったりします。

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本来なら鉄道を扱うブログですので、この場合は代行バスを利用して郷里に入るのが鉄則なのでしょうが、昨年位から新幹線との接続がすこぶる悪く、利用したくとも使いづらい状態が続いています。その為今回は福山駅でレンタカーを借り、そこから移動する事にしました。


より大きな地図で 竹原市内へのルート を表示

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国道2号線から国道432号線で竹原市街へ入り、竹原駅前から国道185号線へ広島方面へ走りますと、左手に呉線が並走します。線路は錆が浮かんでおり、まるで廃線になったような状態となっています。

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ここから少し西側にある「吉名(よしな)」という駅へ向かいます。内閣総理大臣を経験した池田勇人氏の出身地であり、駅近くの公園には彼の銅像が設置されています。そのためか駅そのものは無人駅でありながらも駅前にはタクシーが常駐しています。

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しかしその駅を利用するお客さんはいません。簡易な駅舎の中には工事用のバリケードが設置されており、駅のホームには入れないようになっています。

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ソレもそのはず、この吉名駅の構内で土砂崩れが発生しました。実際には冒頭の銅像の後ろにあったブルーシートの位置でホームからは離れた場所で発生しました。土砂に潰された構内信号機が災害の激しさを物語っています。

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駅構内だけでなく、隣の安芸津駅までの間は完全に土砂で埋もれてしまった状態。先程も説明しましたが、呉線は山沿いを縫うように走る路線ですのでなかなか災害個所に重機が入れないようです。早期再開はまだまだ先になる事でしょうか。

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しかも吉名駅の場合、駅前に代替バスの乗り場がありません。途中何箇所か大型バスでは通行しづらい区間があり、そのために代替バスは駅前から800メートルも離れた路線バスの停留所となっています。

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それでも駅の機能はまだ残っているようで、ICOCA対応型の自動券売機には電源が入れられており、訪れる事のない利用者を待ち続けています。ここで切符を購入し、代替バスの停留所までの800メートルを歩く……。果たしてそれに意味があるのでしょうか。

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その利用者向けなのでしょうか、駅のベンチには代替バスの時刻表が入った封筒が置かれていました。一瞬「これはゴミじゃないのか?」と思えるような置き方に、私は軽いめまいを感じてしまいました。

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ただ残念なのが、この町の人は鉄道が運休していても生活に左程影響が無いようです。代替バスの場所が遠いということもあるのでしょうが駅前には誰もおらず、時々通る軽自動車のエンジン音以外は蝉の声が無尽蔵に響いているだけ。どうもこの災害以前からこの町の人々は鉄道を利用していないようです。

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町には人の流れが必要です。駅はその人の流れを導くひとつだと私は常々感じています。しかし、この町は駅が無くてもいい、交通機関を待つという受け身ではなく、自ら動くという選択肢を選んでしまったような気がします。

交通機関は町へ人の流れを導く血管の役割であり、駅はその町の顔といえる場所です。町が町であり続けるためには、ランドマークともいえる「町の顔」が必ず必要になります。災害が甚大で、尚且つ重機がなかなか入れないような場所なので作業は大変なものになっているのではないかと思いますが、人の流れを導く線路の復旧が早急になる事を願わずには居られません。

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(不通区間の信号はまだ生きていた。いつか来る列車を待つように)

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2010年7月13日 (火)

ミュージアムトレイン、なう。

 先週の土曜日、日付で言えば2010年の7月10日。梅雨明け前の青空がひと足早く心を躍らせるそんな日に私は京阪電車の中之島駅にいました。

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普段はラッシュ時にしか使われない切り欠いたホームを開放し、あるイベントがこの日から開催されました。……当ブログに直接リンクで来られた方ならある程度は御存知だと思いますが、今年は京阪電車が開業してから100周年。つまり一世紀ということで、ソレを記念したイベント列車を京阪さんは用意しました。

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名付けて「ミュージアムトレイン」。一言で例えるならば「京阪電車の100年間をギュッと閉じ込めた移動式の博物館」です。

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(左:一見「水戸岡鋭治デザインか?」と思った。右:いい被写体ですねぇ。)

モスグリーン一色に塗られた車両は昭和2年に登場した「ロマンスカー」をイメージしたものだそうで、車体に描かれた文字や椅子に座っている人の絵もその時代をイメージしたもののようです。

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車内にあった座席や網棚はところどころ撤去され、そこには新たに展示品を置くスペースが構築されています。吊り広告等の部分には昔懐かしい広告を見事に配置。列車という狭く特異的な空間を巧みに使っています。

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展示品は以前京阪百貨店で開催された「京阪100年のあゆみ展」で展示されたものだけでなく、新たな展示物も多数配置されています。

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(左:高架駅になる前の枚方市駅。右:今まで出したグッズなんかも展示されていた)

私個人が「いいなぁ」と思ったのが、今の駅と昔の駅の写真。こういう写真で懐かしさを感じるようになると、私もいいおっさんになってきたんだなぁ。今回の展示物をこのブログで全て紹介するとアレなので、出来れば現地で確かめて頂ければ幸いです(……だってこういう機会が無いと中之島線に乗らないでしょ)

ちなみに私が気になった「ポイント」をいくつかお伝えします。まずは車内に展示されている鉄道模型です。

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京阪100周年公式ブログにかのーさんが書かれていた「つぃ―と動く」Nゲージです。つぃーとあさっての方向へ動くことなく元気に前へ走っていましたが、コレよくよく考えると「何処から電気取ってんだろう」って気になりませんか?答えは車端部にありました。

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どうやら空調や照明で使用する配電盤から分配しているようです。それもダイレクトに化粧番へ穴を開けて付けてらっしゃる。まるでこの車両の運命を予言しているかのようです。

次に気になったのが「塗装」。

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冒頭に登場しました「ミュージアムトレイン」を見て皆様はお気づきになられませんか?私も正直パッと見わかりませんでしたが、帰る間際に気づきました。この「ミュージアムトレイン」には「ある部分」がわからないようにしてあります。それは……

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そう、スカート(排障器)の色をわざわざ黒にしているんです。昔の京阪電車の車両はスカートが付いている事は殆どありませんでした。昔の車両をイメージするのであればスカートを外すのがスジなのでしょうが、流石に現在では無茶無理無謀無計画。安全とイメージを両立するためにこの方法を取ったのでしょう。これは「アッパレ!」です。もうひとつアッパレなのがこの展示!

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「本物の運転台に座ってみよう」

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「ミュージアムトレイン」に使用されている2600系という車両は、元々鴨東線開業後に計画されていた叡山電車への乗り入れに対応するために編成間には運転台が多数組み込まれていました。 結果乗り入れることはなく現代に至るわけですが、その計画で残った運転台を体験型のアトラクションへと仕立て上げています。

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(本物の運転台に座る。画面では伝わらないですが、めちゃめちゃ興奮してます)

動かないとはいえ、本当の運転台です。マスコンもブレーキレバーも、そして無粋なワイパーのモーターも本物です。何もかも本物という状態に触れることが出来る……これを楽しいと言わずして何を楽しいというのか!

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鉄道に対する情操教育の場としても最適であろう乗務員スペース、この反対側にある車掌さん専用のスペースも開放されています。戸閉めスイッチなどは動かないように設定されていますが、それでもこういう機械をみるというのはたまらんものがあります

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こういう展示をすると聞いた朝日放送さんが早速当日取材に来られていました。以前は夕方の「ニュースゆうプラス」でしたが、今回は早朝の「おはようコール」さんとのこと。若い女性レポーターさんがインタビューを始める度に猛烈な音を立てて電車が通り抜けていたので、果たして本当に撮影できたかどうかはわかりませんが、これはこれでいい宣伝になるのではないでしょうか。(個人的には「す・またん」の斉藤雪乃さんがレポートした方がいい感じになると思うんですけどねぇ)

このミュージアムトレインは7月17日・24日・31日、8月1日、8日、11日、12日、15日、22日、29日に中之島駅で展示されるそうです。もしお時間がありましたらお越しくださいませ。コレは本当に一見の価値ありです。

 

 

 

<オマケ>

Rw153 (キミすごい姿勢でVTRチェックしてるなぁ)

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2010年7月10日 (土)

広告の100年、この一面にあり。

京阪電車が開業して100年、本日から中之島駅で京阪電車の歴史を紹介した「ミュージアムトレイン」が展示されるそうです。100年の歴史を18メートルの車体5両に収めきれたかどうかちょっと楽しみだったりします。時間が空けばちょっと見に行こうかと考えてますので、当ブログを読んでおられる方で私を会場で見かけたら石でも岩でも溶岩でもいいので投げつけてやってください。

その中之島駅でのイベントには鉄道アーティストの「小倉沙耶」さんも来場され、関係者と共にテープカットもされるそうです。撮り鉄が多いのか沙耶さんの追っかけが多いのかある意味楽しみだったりします。

しかし、京阪電車といえばこの方を忘れてはいけません。

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「誰?」とお思いになった方は多分関西以外にお住まいではないかと思います。この方の名前は「若一光司」。関西の情報番組で何故かよく御見かけする作家さんです。

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京阪電車には、京阪沿線の風景と若一さんの随筆が共に書かれている車内広告が時々掲示されています。この広告のおかげで普段何気なく接している街の姿がまるで美しい映画の一シーンのように感じます。

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その広告も季節ごとに次々と生み出されていきます。その軌跡が現在京阪の京橋駅構内にて閲覧することが出来ます。

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横にユニクロとドラッグストア、両端に喫茶店と立飲み屋という絶妙な位置に作られた特設ギャラリー。確かにこの位置はギャラリーとして最適な場所と言えるでしょう。

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昭和63年から始まったポスターが100枚展示されているそうです。20年以上も続いているこの広告、一部ではありますが感銘を受けたところを御紹介します。

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朝日に照らされた宇治川をバックに若一さん。コレはちょっとかっこいい姿です。宇治川は普段の姿も素晴らしいのですが、この一瞬の時間を切り取ったというのもなかなかです。

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しかし、数回やっていくとカメラマンさんも若一さんで少々遊びだします。寒々とした大原の山中、しかも周囲が雪化粧をしている中でセーターとマフラー。しかも文面には「独り耐える」。 本当に寒かったのではないでしょうか。

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「独り耐える」といえばこの疏水もそうでしょう。歴史的な建造物であるのは確かですが、普通こういうところで撮影するのか?と疑問に感じるようなところで独り考え事をする若一さん。「寡黙なまでの水の流れ」と自己を重ね合わせているのでしょうか。

多少疑問に感じ始めた若一さん。しかし、カメラマンは建造物と若一さん、風景と若一さんという組み合わせにもうひとつ「大きさ」という価値観を組み込み始めました。

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京都から離れ、「琵琶湖」を紹介するシリーズでは若一さんで雄大な自然や勇壮な建築物を比較するという組み合わせが急に増えました。滋賀県の懐の大きさを示すにはこのやり方がベストだとカメラマンも考えたのでしょう。

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しかし、その広告はどう見ても「ナンちゃんを探せ」。

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雄大すぎる風景が多い琵琶湖が悪いのか、それともこういうフレームにしたカメラマンが悪いのか。最終的にこのシリーズ広告には……

 

 

 

 

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まさかの若一さん不在。

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流石にコレはダメだと新シリーズでは若一さんが同一フレームに佇むものとなりました。銘木と共に映るのは幾年かの年輪を重ねた若一さん。

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しかし名木となると大きいものが増えてしまい、その大きさを伝えるにはどうしても引きの絵にならざるを得ません。若一さんも納得されたのでしょうか。

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この撮影をしていて、カメラマンはふとした事に気付いたのでしょう。木の傍らで佇む若一さんを見て、これはアレに使えるのではないか。そしてその考えは次の新シリーズで開花します。

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名木の次は造形美。自然なものではなく、人間が作り出したものをモチーフに若一さんの感性を加えた今までとは少し視点が違うシリーズとなっています。また「ナンちゃんを探せ」になるのかと思いきや……

 

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若一さん驚愕の物差し代わり。

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人が作り出した巨大建造物を一目でわかりやすくする。若一さんの素晴らしい感性に挑戦するかのような見た目のインパクト。若一さんと歴史的建造物との対峙を導いたこの一枚は「よくぞこのフレームを切り取った!素晴らしい!」とカメラマンに対して伝えたくなります。

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次のシリーズではどのような切り取り方をするのか、若一さんとカメラマンとの戦いはどのように変化していくのか気になるところ。ココから全く違う展開となってしまいます。それは……

 

 

 

 

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万策尽きての「別撮り」。

……テーマが「建築」になってしまったので、一角度だけではもったいないとカメラマンも考えたのでしょう。それはそれでいいのかもしれませんが、若一さんとカメラマンのある意味バトルは終わってしまいました。

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ちなみに現在は京阪沿線の塔を紹介する広告になっております。

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流石に歴史的建造物であり、尚且つ宗教施設だということもあって同じフレーム内に佇むということが出来なくなったようです。 少し残念だなぁと思う反面、また若一さんが何処にいるのか探してみたい私がそこにいます。

 

この特設ギャラリーの近くには喫茶店やスイーツを販売している店もあります。「ミュージアムトレイン」を見に行く際や見た帰りに、京橋駅で途中下車してこの展示を見るというのも一興ではないでしょうか。

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ただし、いたずらはいけませんよ!

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広告の100年、この一面にあり。

京阪電車が開業して100年、本日から中之島駅で京阪電車の歴史を紹介した「ミュージアムトレイン」が展示されるそうです。100年の歴史を18メートルの車体5両に収めきれたかどうかちょっと楽しみだったりします。時間が空けばちょっと見に行こうかと考えてますので、当ブログを読んでおられる方で私を会場で見かけたら石でも岩でも溶岩でもいいので投げつけてやってください。

その中之島駅でのイベントには鉄道アーティストの「小倉沙耶」さんも来場され、関係者と共にテープカットもされるそうです。撮り鉄が多いのか沙耶さんの追っかけが多いのかある意味楽しみだったりします。

しかし、京阪電車といえばこの方を忘れてはいけません。

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「誰?」とお思いになった方は多分関西以外にお住まいではないかと思います。この方の名前は「若一光司」。関西の情報番組で何故かよく御見かけする作家さんです。

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京阪電車には、京阪沿線の風景と若一さんの随筆が共に書かれている車内広告が時々掲示されています。この広告のおかげで普段何気なく接している街の姿がまるで美しい映画の一シーンのように感じます。

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その広告も季節ごとに次々と生み出されていきます。その軌跡が現在京阪の京橋駅構内にて閲覧することが出来ます。

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横にユニクロとドラッグストア、両端に喫茶店と立飲み屋という絶妙な位置に作られた特設ギャラリー。確かにこの位置はギャラリーとして最適な場所と言えるでしょう。

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昭和63年から始まったポスターが100枚展示されているそうです。20年以上も続いているこの広告、一部ではありますが感銘を受けたところを御紹介します。

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朝日に照らされた宇治川をバックに若一さん。コレはちょっとかっこいい姿です。宇治川は普段の姿も素晴らしいのですが、この一瞬の時間を切り取ったというのもなかなかです。

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しかし、数回やっていくとカメラマンさんも若一さんで少々遊びだします。寒々とした大原の山中、しかも周囲が雪化粧をしている中でセーターとマフラー。しかも文面には「独り耐える」。 本当に寒かったのではないでしょうか。

Rw097 Rw098

「独り耐える」といえばこの疏水もそうでしょう。歴史的な建造物であるのは確かですが、普通こういうところで撮影するのか?と疑問に感じるようなところで独り考え事をする若一さん。「寡黙なまでの水の流れ」と自己を重ね合わせているのでしょうか。

多少疑問に感じ始めた若一さん。しかし、カメラマンは建造物と若一さん、風景と若一さんという組み合わせにもうひとつ「大きさ」という価値観を組み込み始めました。

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京都から離れ、「琵琶湖」を紹介するシリーズでは若一さんで雄大な自然や勇壮な建築物を比較するという組み合わせが急に増えました。滋賀県の懐の大きさを示すにはこのやり方がベストだとカメラマンも考えたのでしょう。

Rw099 Rw100

しかし、その広告はどう見ても「ナンちゃんを探せ」。

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雄大すぎる風景が多い琵琶湖が悪いのか、それともこういうフレームにしたカメラマンが悪いのか。最終的にこのシリーズ広告には……

 

 

 

 

Rw101

まさかの若一さん不在。

Rw108 Rw110

流石にコレはダメだと新シリーズでは若一さんが同一フレームに佇むものとなりました。銘木と共に映るのは幾年かの年輪を重ねた若一さん。

Rw109 Rw109a

しかし名木となると大きいものが増えてしまい、その大きさを伝えるにはどうしても引きの絵にならざるを得ません。若一さんも納得されたのでしょうか。

Rw111 Rw111a

この撮影をしていて、カメラマンはふとした事に気付いたのでしょう。木の傍らで佇む若一さんを見て、これはアレに使えるのではないか。そしてその考えは次の新シリーズで開花します。

Rw112 Rw114

名木の次は造形美。自然なものではなく、人間が作り出したものをモチーフに若一さんの感性を加えた今までとは少し視点が違うシリーズとなっています。また「ナンちゃんを探せ」になるのかと思いきや……

 

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若一さん驚愕の物差し代わり。

Rw115

人が作り出した巨大建造物を一目でわかりやすくする。若一さんの素晴らしい感性に挑戦するかのような見た目のインパクト。若一さんと歴史的建造物との対峙を導いたこの一枚は「よくぞこのフレームを切り取った!素晴らしい!」とカメラマンに対して伝えたくなります。

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次のシリーズではどのような切り取り方をするのか、若一さんとカメラマンとの戦いはどのように変化していくのか気になるところ。ココから全く違う展開となってしまいます。それは……

 

 

 

 

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万策尽きての「別撮り」。

……テーマが「建築」になってしまったので、一角度だけではもったいないとカメラマンも考えたのでしょう。それはそれでいいのかもしれませんが、若一さんとカメラマンのある意味バトルは終わってしまいました。

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ちなみに現在は京阪沿線の塔を紹介する広告になっております。

Rw120

流石に歴史的建造物であり、尚且つ宗教施設だということもあって同じフレーム内に佇むということが出来なくなったようです。 少し残念だなぁと思う反面、また若一さんが何処にいるのか探してみたい私がそこにいます。

 

この特設ギャラリーの近くには喫茶店やスイーツを販売している店もあります。「ミュージアムトレイン」を見に行く際や見た帰りに、京橋駅で途中下車してこの展示を見るというのも一興ではないでしょうか。

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ただし、いたずらはいけませんよ!

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2010年5月12日 (水)

スルッとピタパ「ノーラッチ」の旅・急

 

 

 

……まず、結果から申し上げましょう。

「んなものムリ。」

今回この旅を思いついた際、本当にそれが成功するかどうか「ピタパ」のコールセンターさんに連絡をし、果たして実情はどうなのか質問しました。

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まずピタパは「基本的に2社間の乗り入れは対応している」とのこと。3社以上の乗り入れに関してはその鉄道会社間の取り決めによるそうです。

具体的な例を言えば「山陽~神戸高速~阪神本線(阪急神戸本線)」はピタパの開始当時から対応、今回の「阪神なんば線」の開業に合わせて「山陽電車から神戸高速と阪神なんば線を介した近鉄線への乗り入れ」に関しても基本的には対応しているとのこと。

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今回の場合どう考えても想定の範囲外でしたので、当然改札機から外には出ることができません。そのため機械は甲高い音を立て、私の行動を遮断。人がいる改札口まで移動する事を促します。

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改札口でピタパを手渡し、事務所内にあるパソコンで記録されている入場記録を調べてもらいます。その合間に今回のルートをたどたどしく説明し、正規のルート出来た旨を伝えます。流石にややこしいルートですし、こんな事を実行に移す人間はいないと思いますので、事前にパソコンで計算した運賃表を出そうとしたところ……

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そこは流石「おけいはん」。関西一円の駅から浜大津駅までどれくらいの料金がかかるか計算したファイルが出てきたではありませんか!。係員さんの説明によると、京津線のピタパ専用自動改札機は京都市営地下鉄からの乗り入れ客にだけ対応しており、それ以外の清算に関してはこの表から導き出して計算するとのこと。

通常近鉄線からの乗客に対して開かれるであろうそのファイル、今回は「絶対使うこと無いだろう」という「神戸市営地下鉄」と書かれた項目から料金を導きました。

通常の切符であればここで清算するだけでいいのですが、ピタパは出場や入場の記録をカードに記憶させておかないと次回使えないことになっています。また入場の記録は書き込めても出場の記録は(色々とややこしいことがありましたので)改札機で対応しなければいけないようです。

今回の場合、京都市営地下鉄の竹田駅から浜大津駅までの料金(510円)はピタパへ竹田駅の入場データを書き込んでから改札機で処理し、神戸市営地下鉄の三宮駅から竹田駅までの運賃(2340円)は現金で清算することとなりました。

ちなみに駅員さん曰く、「こういうルートで来るお客様は初めて」だったそうです。よかったね、こういうレアケースを体験できて。

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(レアケースといえばこういう特殊な電車にも遭遇しました)

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(というわけで無事改札を出ることが出来ました)

今回あえて長い時間を使って検証する事により、鉄道のネットワークの偉大さや便利さ、そしてエリアの大きさを確認する事が出来ました。下手すれば「キセル」と言われても仕方ありませんが、もし時間とお金があれば今度は「逆打ち」でやってみたいと思います。その時はどうぞ皆様生温かい視線でご支援ください。

Rw074 (応援コメント待ってるよ!)

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