2009年12月12日 (土)

こだまでトクになるのか

 ここ数日間程レルコンの更新をしておりませんでした。簡単に言っちゃえばちょっとダウンしておりました。色々あったんですよ、奥さん。

 さて、その数日間に何故か使ったのが「山陽新幹線」。ETCの割引などの影響によって今年8月の利用者数が91%(昨年度比)となったそうですが、実際に人が減っているのかどうかはこの目で見ない事にはわかりません。そこで今回はETC割引に対抗して作られた「こだま指定席往復割引きっぷ」を使って、確かめてみる事にしました。

利用するにはまずは購入しない事には始まりません。今回はほとんど「急遽」という事情でしたのでJR西日本の電話予約のサービスを使って見ることにしました。

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(C制なのは前日急に変更しろと言われたからさ)

この割引きっぷの記事を以前当ブログでも御紹介した事がありますが、なかなかルールが分かりにくいきっぷではないか…と説明を聞いていて感じました。何せ行き(今回は新大阪から福山間)の新幹線は「ひかり」と「こだま」の乗り継ぎ。これの説明がまぁ長いのなんの。説明責任を果たすという意味合いからすると、この長い説明は必要だろうとは思うのですが、ある程度ルールを知っている人間からするとまぁ面倒で面倒で。

しかもこの「こだま往復割引きっぷ」は、「企画券」という扱いで発券されています。ですのでJR東海ツアーズさんが発売している「ぷらっとこだま」とは違って、乗り遅れたとしても「乗車券」としての効力があるようです。…うーん、ここまでするんだったら「ぷらっとこだま」のような扱い方でもいいんじゃないかと思うんですが。

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(JR東海所属の300系でした

さて実際に乗車したレポートへとまいりましょう。今回最初に利用した時間帯には新大阪駅発の博多方面へ向かう「こだま」は運行されていません。ただし代替手段として岡山まで各駅に停車する「ひかり」に乗車することが出来ます。実際に乗車しましたが、この「ひかり」に乗車している時は何故か心の中に

「オレ、こだま専用の切符でひかりに乗ってるよ」

と心のどこかで罪悪感が生まれてしまいました。「ひかり」とはいえそこは各駅停車です。新神戸駅を過ぎると一気にガランガラン。ちょっとコレ大丈夫か?と言いたくなる程です。

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(岡山駅の改札内コンコースは岡山らしいものがあまりない)

岡山駅には定刻通り約1時間で到着。まさかの岡山駅途中下車となります。「途中下車」と書きましたが、この「こだま往復割引きっぷ」では改札外に出ることができません。つまりコンコースの中で次の「こだま」が到着するのを待つことになります。

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(ここだけ見たら駅だとは思えない位にデザインが洗練されている)

昨今岡山駅が改装した影響なのでしょうか、コンコース内には小さな待合室がひとつあるだけ。喫茶スペースなどもある事はあるのですが、ファミリー層の人が使うとなるとちょっと寂しいかなぁ…といったところ。個人的にはこのコンコース内にあるお土産物屋さんで四国の銘菓やお茶なんぞを買って、ここから先のトンネル多発地帯に備えたいところ。

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待つ事およそ25分。トイレ等の所用を済ましてホームに駆け上がると、そこにはリニューアルされた100系新幹線。16両という登場当時と比べ、4両とあまりにも短くなった姿で現在も山陽新幹線区間で活躍しています。ここから福山駅までは約30分。元グリーン車で使用されていた座席でゆったりとしながらの旅路です。

…ここまでが「行き」の区間。途中の乗り継ぎという制約がありましたが、思った以上に長い時間乗車した気分になっていないというのが率直な感想です。途中で外の空気を感じることで長旅であるという意識にならなかったのが良かったのではないかと思います。

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一方の帰り。こちらは先程紹介した「100系」で運行している「こだま」でした。新大阪まで各駅に停車するために所用時間はまるまる3時間。途中幾度となく通過していく列車を見ていると「長い間拘束されている」というちょっと辛い感情が湧いてきましたが、逆に(色々ややこしい事があった)法事終了後ということもあって、私にとっては「ちょうどいい休憩時間」となりました。

使いようによってはこの「こだま往復割引きっぷ」も使えるきっぷではないでしょうか。ただJR西日本さんに申し上げたい。切符を売るのもいいかもしれませんが、もう少し自社の商品に対して愛情を持って頂きたい。

私、今年の夏に見たんです。「こだま」を利用した際に乗った100系の車体。

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こんな車体でお客様を迎えるというのはどういう魂胆なんでしょう。鉄道会社にとって鉄道車両というのは「商品」です。それなのに車体の端々には汚れだけでなく錆が浮いています。物を大事にするという考えは大事ですが、こんな状態を続けるのはどうでしょうか。しかも…

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ここまで落ちたんだったら早急にメンテナンスをした方がいいですよ。 いくら走行に影響は無いとはいえ、こんな状態だと乗る方だって滅入ります。

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2009年11月 7日 (土)

ばぁ!ばぁ!ばぁ!(会計編)

 先々週に公開した「ばぁ!ばぁ!ばぁ!」を読まれた方から御意見を頂きました。

「お値段は左程高いものではないと言っているが、それは嘘じゃないのか?」

…まぁ確かにそうです。下町の立ち飲み屋では1000円あったらベロベロに酔うことが出来ます。私の場合、新世界の向こう側(具体的には言わない)だったら多分500円でヘベレケになれる自信があります

ソレとシティホテルのバーを比較するというのは多少酷な事ではないかと思うのですが、まぁ実際にどれだけのお値段か見て頂いた方が比較しやすいのではないかと。まずはシェラトン都ホテル大阪さんから。

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(一部個人情報らしき場所は隠しております)

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…ビールとカクテルを頼んだだけで2100円。確かに「せんべろ」から比べると高いです。でもあの雰囲気です。

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こういう洗練された空間を楽しんだという「御代」だとしたら、結構安く仕上がっているのではないでしょうか。「空間の料金」を含めた金額としては若干安い方だと思います。ただしどうでもいい話ですがここ最近都ホテルさんこのブログ見すぎです

…続きましてはJR西日本系列の「ホテルグランヴィア大阪」さん。

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こちらは「コンビニのレシートか!」と思わず叫びたくなるような感熱記録紙で作られた「遊びのない」領収書となっています。きちんとチャージ代も請求されており、そこら辺は「俺達も本気だぜ」という熱意を感じます。

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例のカクテルは1850円と若干高め。まぁ女の子を口説き落とすにはお手軽な御値段ではないかと。それでも若干高いなぁと思われる方は少し早めに入ると割引になるクーポンを利用するか、もしくはJR西日本ホテルズが展開しているポイントカードに入会するといいかもしれません。ちなみに私は広島で入会したために、広島のイベント情報が季節ごとに送られてきます。…っていうか、オレ大阪だから大阪のを送ってよ。

最後に大阪最高級といわれる「ザ・リッツ・カールトン大阪」さん。

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…どうでしょうか、総合計が6045円!まぁこの金額にはラウンジで演奏している方へのカバーチャージや、本編に登場しなかったジン系統のカクテル、外資系なのに何故か13%という不吉な数字を用いたサービス料が転嫁されていたりするからです。

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しかしながらオリジナルカクテルは「グランヴィア大阪」さんよりもお安い1600円!これで1600円はなかなかです。…ただ残念なことにリッツさんの場合、コレが「正規の値段」かどうかわからないんですよねぇ。そこが若干難しいところではあります。

何を基準に「高い」のか「安い」のか、それは個人の考え方なので深くは申し上げませんが、少なくとも今回のカクテルは値打ちがあると私は判断しました。もしよろしければ選択肢の一つとして「シティホテルのバー」というのを加えてみては如何でしょうか。

…それにしても、鉄道とは全く関係ない話が続きました。来週は何とか鉄道に関連したお話が出来ればいいなぁと思っております。それでは。

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2009年10月26日 (月)

ばぁ!ばぁ!ばぁ!~祝辞編~

 10月です。些細なことではありますが、またひとつ歳を取りました。

<「誕生日」熊木杏里・関西地域では出産記念の歌>

まぁ当ブログを長い間読まれている方は御存知だろうとは思いますが、私残念なことに「ともだち」と呼べる人が全くおりません。時々「友達」と言って家に電話をかけてくる人はいますが、何故か私の声を聞いても私だと気付いてくれません。いいですね、こんな人生。

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(こういう写真もすべて一人で撮影。)

そんな私をお祝いしたい。だって今日は誕生日…ということなので、普段の私では行かないようなところに行ってみました。それは「ホテルのバー」です。

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(左:ヒルトン大阪さんと大阪第一ホテルさん、右:リーガロイヤルホテルさん)

所謂シティホテルと呼ばれるところには、必ずと言っていいほど「ホームバー」が設置されています。しかも自ら「高級」と謳っているシティホテルであればある程バーは数多く設置されています。

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元からあまりアルコールに強くない私ではありますが、親戚一同集まると一晩で一升瓶が1ダース空になる恐ろしい一族です。多分私の中にも酒豪の血が流れているのでしょう。人生何事もチャレンジです。

Tsubame49 (リサーチしている画像を調べたらこれしかなかった)

そうなるとリサーチするのに時間はかかりません。パソコンでテケテケと大阪市内にあるホテルのホームページにアクセスし、その中で「ここ、ええ感じやん?」と思ったところに目星をつけ、後はノコノコと行くだけです。

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とはいえ当ブログはあくまで「鉄道」を主軸としています。そうである以上、「鉄道の系列ホテル」で揃えるのが必然でしょう。そこで今回訪れたのは次の3つ。

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(左:上本町駅近くにある特徴的な建物、右:エントランスに入ると滝。すげえ)

まずは近鉄大阪上本町駅すぐにある「シェラトン都ホテル大阪」さん。御存知日本最大の私鉄「近畿日本鉄道」略して近鉄さんのホテルであります。近年はスターウッド・ホテル&リゾートと提携し、なかなかのラグジュアリーホテルへと進化したと聞きます。いったいどのような進化を遂げたのか、これは一度体験してみなければいけません。

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(左:増床中のアクティ大阪、右:グランヴィアさんへの入口は意外と小さい)

次は現在リフォームの真っただ中、JR大阪駅に直結する「ホテルグランヴィア大阪」さん。広島駅の「グランヴィア広島」さんには朝食バイキングで幾度となく訪れていますが、今回は夜の大阪です。何があるかわかりません。

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(それにしてもリッツの画像、いくつこのブログにあるんだろう)

最後はもちろん大阪のホテル界では最高峰と言われている「ザ・リッツ・カールトン大阪」さん。過去当ブログでは何かあるたびにネタにさせて頂いている超高級シティホテルですが、もちろん今回もネタにさせていただきます。クレドが織りなす最高級のサービスとはいったいどういうものなのか…。ある意味楽しみです。

…ただこのままだと「バーに行ったぜ!ヤホホーイ!」で終わりそうなので、ちょっとだけ変化球を付けてみようかと。今回訪れるホテルは「鉄道系列」というのもあり、鉄道に対してもそれなりに思い入れもあるでしょう。そこで今回は少し無茶なお願いをしてみました

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ばぁ!ばぁ!ばぁ!~祝宴編~

「親会社さんのイメージで、カクテルを作ってもらえませんか?」

 『バーにメニューは置いていない、何故ならメニューはお客様の心の中にある』

Rc666s(結構前に買ってたことを思い出しました)

…どこかのバーを舞台にした漫画で、バーテンダーさんがそう語っていたシーンが私の頭の片隅にありました。バーというところは通常、居酒屋さんやレストランのようにビールやワイン、シャンパン等のストレートで飲むお酒だけでなく、に作り方や水の分量、そして混ぜ合わせるお酒や果実、香辛料の類で無限に広がる「カクテル」がラインナップとして用意されています。

そう、言い方を変えるならば「バー」という空間は無限に広がる宇宙であり、バーテンダーさんは無限に広がる宇宙からお客様の心の中にある欲しいものを導き、見出す創造主なのです。そういう難しいことを平然とやれるのですから、私の「注文」何ぞ赤子の手をひねるようなものです。

この私の注文に対して、各ホテルのバーテンダーさんはどのようなカクテルを提供するのか…。それでは答え合わせに参りましょう。まずは「シェラトン都ホテル大阪」さんの「バー eu(ゆう)」

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今回カクテルを作って頂くのは齋藤さんというバーテンダーさん。飲んでいる際には全然気づいていなかったのですが、この方「第22回 hba/mhd共催カクテルコンペティション」の「タンカレー・ナンバーテン部門」で大賞を受賞された方なんだそうです。タンカレーとかナンバーテンとかよくわかりませんが、とにかく凄い人には違いありません。

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当日はそんな事はつゆ知らず、無茶な難題に付き合って頂きました。

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作って頂いたのはその名もズバリ「バッファローズスペシャル」。そう、昔近鉄が所有していた「近鉄バッファローズ」をイメージとしたカクテルです。鮮やかな赤とカクテルを混ぜ合わせた時に出来る細かな氷の白が見事。

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「バッファローズ」だということで口の中でアルコール度数の高いお酒が猛牛の如く暴れるのか…と構えていたら、思ったほど辛くありません。どちらかといえばスイスイと飲むことが出来る「芳醇」タイプのカクテルでした。

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次に訪れたのが「ホテルグランヴィア大阪」さんの「バー サンドバンク」

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ホテルが入居している「アクティ大阪」のレストラン街としての役割だけでなく、ホテルの宴会部門と喫茶・飲食部門、そしてホームバーの機能を見事にバランス良く配置した構造となっています。初めてこのフロアに来た時、ちょっとだけ躊躇するのではないでしょうか。

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言うのをすっかり忘れておりましたが、今回カクテルを頼む前にビールを一杯頼んでおります。どうしてバーで飲むビールは旨いんでしょう。…そんなことはさておきカクテルです。元々このホテルはJR西日本系列。このままではテーマの範囲が広すぎるということもあり、今回はあえて「特急列車」をイメージして作って頂きました。それがコチラ。

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静寂を表す白い液体が注がれたショートグラスの底には青く輝く一つの光。バーテンダーさん曰く「関空特急はるか」をイメージしたとのこと。液体の上に浮かんでいるのはグレープフルーツで作られた簪(かんざし)なのでしょう。

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「白い液体」で「カクテル」故に甘ったるいものなのかと思いきや、新鮮なグレープフルーツジュースやジンを使っているためにスッキリとした風味が口の中に広がります。甘さも左程しつこくなく、女の子が喜びそうなカクテルに仕上がりました。

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(隣に座っていた方が「誕生日祝いに」とシャンパンを御馳走してくれました。温かいなぁ)

後で聞いてみるとこのカクテル、「コムデギャルソン」というカクテルなんだそうで。まぁオリジナルとなるとある意味難しかったのでしょう。しかしながら、特急列車のイメージを崩すことなく、的確にこのカクテルを導き出したのは天晴!としか言いようがありません。

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最後に登場するのは「ザ・リッツ・カールトン大阪」さんの「ザ・バー」。

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「リッツカールトン大阪」に関しては、もう何度も当ブログでは紹介しているので詳しい説明は省きます。あの「ミシュラン京都・大阪版」で「最高のホテル」と紹介された、これだけで何となくどういうホテルかはわかるかと。

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平たく申し上げると、この時点で相当酔っ払っています。それでもやっぱり「オリジナルカクテル」を頼まないといけません。男ならば最後までやり遂げないと!「ザ・バー」のバーテンダーさんも御多分に漏れずお困りの様子。

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ですがそこはやはり「リッツ・カールトン」の従業員。クレドの信条が沁み込んでいます。待つことおよそ15分、館内に流れる生演奏の曲が終わると同時に出てきたのが…

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なんということでしょう!男が飲むようなカクテルではありません!

このカクテルは見てもお分かりのようにストローが2本付いています。このストローがあるということは「カップル専用」…というのではなく、このカクテルが「フローズンカクテル」という趣向で作られていることです。

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(ライムの皮で細かすぎる装飾が施されているこのフローズンカクテル。「山崎12年」「パイナップルジュース」「マリブリキュール」「マンゴヤンリキュール」「生クリーム」で構成されている。当然オリジナル…らしい。)

フローズンカクテルは作るのに時間がかかります。時間に追われたバーテンダーさんはミキサーを使ってあっさりと作り上げますが、このカクテルを作っている際に機械的な音は一切流れていませんでした。…ということは、彼はひたすらに氷を細かく砕いていたということになります。

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バーテンダーさん曰くイメージしたのは「甲子園」ということですが、私が感じたのは「ミックスジュース」。阪神百貨店のスナックパークで売られているミックスジュースを、そのままカクテルにしたカンジです。例えるなら「やんちゃな心を隠し持つ大人の昼下がり」。お酒に飲まれつつある私にとって嬉しいカクテルとなりました。

 

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…今回3つのホテル内にあるバーを巡りました。シティホテルだから高いんじゃないか?と思われた方も多いのではないかと思うのですが、実際のところ、お値段は左程高いものではありません。こういう場所で一人でカクテルを飲むというのもたまには面白いのではないでしょうか。それに今回の場所はシティホテルです。酔い潰れたら酔いつぶれたで…

 

 

 

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泊まればいいんです泊まれば。(ただしベラボーに高いですが)

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2009年8月25日 (火)

京阪の自販機からみえたもの

 世間ではまもなく「第45回衆議院議員総選挙」。選挙カーから流れる候補者の名前が、今年は何だか大人しい気がします。誰もが気になる国民的関心事とは違い、意外と気にならないのが駅のアレ。

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そう、自販機です。前回の「こころまち、探そう」という項目で京阪電車さんの京阪線(京阪本線・鴨東線・中之島線・宇治線・交野線・男山ケーブル)の全駅に下車した際、ホームの片隅に置かれている自販機を何気なく見たのです。

通常こういった自販機は各飲料メーカーさんが独占して携わっているケースが多いのですが、何故か京阪さんの場合特定の会社が入っていないケースが殆ど。

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(左:キリンの自販機、右:京阪が独自で調達している自販機)

特定の会社さんと提携していないということは、この自販機は京阪さんが「個人の意思」で商品を調達し、販売しているということになります。しかも2・3駅調べた段階であまりにも商品の陳列が違っていたことが分かりました。

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…そう、おわかりですね。気になるとトコトンまで気になるのが私の性分。全駅下車する「ついで」とばかりに自販機の写真も押さえ、どの商品が京阪電車さんの駅の自販機で一番売られているかどうか調査してみることにしました。

(写真で説明すると長いので映像にまとめました)

 

 

 

 

…いかがでしたか?まさか「オロナミンC」だとは思わなかったでしょう?自動販売機がある駅には必ずと言っていいほど「オロナミンC」、小さな巨人の「オロナミンC」が売られています。だから京阪さんを利用している方は皆「元気ハツラツぅ~」なのでしょう。

この他気になる(であろう)20位までの商品は以下の通りです。

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(よく見ると間違いが一か所あります)

数え終えた際まず気が付いたのがメーカーの割合。「あるメーカーに偏っているんだろう」と思っていましたが、トップの項目に関して言えば会社間のバランスがほぼ均衡となっているのは驚きました。

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(左:藤森駅、右:滝井駅)

表には記載しませんでしたが、京都側にはキリンの「生茶(500ml)」が販売されていましたが、逆に大阪側ではサントリーの「伊右衛門(500ml)」が多く販売されていました。やはりコレはサントリーの本社が堂島にあるからでしょうか。

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(左:守口市駅、右:宇治駅)

また面白いのが数多くの清涼飲料水を抑え16位にノミネートした大正製薬「リポビタンD」。指定医薬部外品が駅構内にある自販機でこれだけ売られているのは珍しいのではないでしょうか。

続きまして自販機全商品の本数とその割合です。

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やはり通常でもよく見かける「コカコーラ」がトップに躍り出ています。ついでサントリー、アサヒ飲料、大塚製薬、キリンビバレッジとなっています。仮にこれが国政選挙だとすると、街中第一党のコカコーラだけで政権を取ることは不可能に近く、このままでは混迷を極めて行くことになりそうです。

ただ「エビアン」「ボルヴィック」つながり(日本では「ダノンウォーターズオブジャパン」がエビアンなどを輸入)としてキリンと伊藤園、「エビアン」を販売している「ダノングループ」つながりでカルピス…。サントリーとキリンが合併するという話もあるので、政権を奪取するのであればこの4社が連立政権を目指すのではないでしょうか。

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そして各々の会社がどの種別の商品を納入しているか見て参りましょう。注目すべきはやはりUCCでしょう。元々コーヒーを専門に取り扱っている会社なので、缶コーヒーだけでしか取り扱っていません。それで全体の11%をシェアしているのはUCCのコーヒーが如何に支持されているかという裏付けではないでしょうか。

 最後に京阪電車さんの自販機で売られていたちょっと変わった商品をご紹介します。

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(左:天満橋駅2・3番線ホーム、右:天満橋駅4番線ホーム)

京阪本線と中之島線が混じり合う交通の要所、天満橋駅には「ふるさとジュース」と銘打った自販機があります。沖縄の「ルイボスティー」、青森産の「りんごジュース」、大阪の「みっくちゅじゅーちゅ」、

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(なぜか紅茶だけアニメ仕様)

そして何故か猛烈プッシュの「鬼太郎シリーズ」。鳥取の名物ともなりつつある「ゲゲゲの鬼太郎」がどうしてこの場所にあるのか、それは元々京阪電車さん自体が古くから鳥取に「大山レークホテル」というリゾートホテルを運営しているところからではないか…と私は推測します。

…普段何気なく利用している駅の自販機。調査して感じたのは「ラインナップはこだわっていないようで結構こだわっている」ということでしょうか。これからも時間と体力に余裕があれば色々な駅や路線で調査していきたいです。

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2009年8月16日 (日)

こころまち、探そう。

 ちょっと冷めた目線で話してしまいますが、鉄道会社というのは基本的に「いきあたればったれ」だと思っています。

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新線開業時に需要予測として何万人…という数値が出てきますが、地方のローカル線等はそれ以下になっているケースが多く、必然的に「これは必要だったのか?」という揶揄の対象となってしまいます。まぁその時は「作ってしまえばこっちのもの」とか思っているのでしょう。

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(新線開業で劇的に需要が伸びた阪神なんば線・近鉄奈良線、JR東西線)

逆に作った規模以上の需要が生まれてしまうケースも都市部では生まれています。地上や高架の駅ではホームを延伸するが容易に可能ではありますが、地下になるとこれまたややこしい。ホームを増設するにも他の建物の事を考えなければいけませんし、作るにしても時間や手間が思いっきりかかってしまいます。

まぁそれだけ需要というのを予測するのが如何に難しいか…ということになるのですが、今回はそういう話ではございません。それ以外の「インフラ部分」とは全く関係ない部分でも「いきあたればったれ」を貫き通している部分があります。それは駅の顔ともいえる「駅名標」です。

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各鉄道会社の色合いが色濃く出るのがこの「駅名標」。元々は白地に黒の文字が入っていただけのものが一般的でしたが、国鉄が民営化してからイメージチェンジを図るために書くJRさんはデザインを組み込んだ独自のものへ変化しました。それに追随するように各私鉄さんも変えるところが増えました。

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イメージチェンジもさることながら、近鉄さんの場合はこの駅名標に使う電気代を節約したいという理由で新たなデザインに変更したそうです。結果エコに繋がるのですからこれはある意味立派な商人の考え。

その「駅名標」を最近新しいデザインに変えたのが御存知「京阪電車」さん。

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藍色の中に薄い青をストライプで取り込み、中央に駅名がドーン。駅名標は蛍光灯で照らしているためにどうしても端の部分が暗くなりがちになるのですが、それをうまくデザインの中に組み込んでいます。夜見ても「きれいだなぁ」と思える駅名標となりました。

しかし残念なことにこの駅名標には2パターン存在しています。

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中央の「京阪」の部分、淀屋橋駅は漢字表記なのに三条駅は制定されたロゴになっています。…おわかりですね?どうも京阪さんはこの新しい駅名標を始めた後に改めてロゴを制定してしまっているようです。

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本来ならばすぐに変えればよかったのですが、従来の駅名標には広告が添付されており、その広告の契約が終わるまで駅名標は変更できなかったようです。ソレが終わってから「じゃあ新しいロゴを入れて駅名標を入れよう…」と考えるのが普通ですが、そこはやっぱり京阪さん。

「ええい、いてまえ!」

とばかりに新しい駅名標に古いロゴを入れちゃったんですね。その結果駅名標には新しいロゴが添付されたものと古いロゴが入ったものの2パターンあるようになってしまいました。さしずめ新しいロゴが入った駅は「こころまち」駅なのでしょうか。

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で、おりしも季節は夏。京阪さんでは「夏休みフリーチケット」という名前の格安チケットが発売されており、調査するには絶好の機会であります。そこで今回は京阪電車の全ての駅に下車し、駅名標はどうなっているのか調査してみました。「こころまち駅」は一体何駅あるのでしょう。それは映像をご覧になってお確かめ下さい。

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2009年7月26日 (日)

見どころ一杯浜寺公園駅

(注:更新の設定を間違えてしまいました。27日に更新しています)

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今回ご紹介するのは南海電車さんの「浜寺公園駅」です。

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(赤い屋根が夏空に映えます。☆☆☆)

日本銀行や東京駅、奈良ホテル等の設計を手掛けた辰野金吾氏作の洋風駅舎で、私鉄の木造駅舎として現存するものとしては最古。そのことから国の登録文化財建築物として指定されている…というのはあまりに有名です。

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…そうなると注目されるのは駅舎ばかり。確かに趣があるいい駅舎ですから鑑賞しているだけでも楽しいひと時を過ごすことができます。

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セクシーなフォルムの柱、直線と曲線を組み合わせた装飾、駅のスペースを改築したステーションギャラリー。駅舎の雰囲気を邪魔するどころか極限にまで高める懐かしい郵便ポスト。全てが被写体となりえる素晴らしい造形美です。

…ただ、当ブログではこれ以外の「見どころ」もご紹介します。まずはやっぱりこちらでしょう。

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(レール柱と待合室、それを白色で統一している。この風情がイイ。☆☆☆☆)

…どうですか、この待合室。和歌山方面のホームにあるどこの駅にでもありそうな待合室も、古いレールで作られたホームの屋根と趣を合わせるかの如く、駅舎と同じ造形美を構成して作られています。

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大正モダンな窓枠で構成された待合室の中には、白熱電球型の蛍光灯と空調。現代と過去が織りなす豊かな空間が構築されています。長椅子だったところにも間仕切りを加え、一人一人の空間を確立。それは新たなアクセントとなっています。

…え?待合室だけかって?もちろんここも紹介しましょう。

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(鉄道ファンなら誰もが知っているであろう特殊な駅舎の構造。☆☆☆☆☆)

そう、浜寺公園駅の大阪方面ホームです。本来折り返し列車が入線していた切り欠きホームを退避線として整備。土地を新たに取得することなく現代に蘇らせています。

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ただその構造故、大阪方面へ向かう列車は同一ホームであっても北と南に別れて停車することになります。

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近年はダイヤ改正などによって北側の4番線はラッシュの時間帯のみ使用されるようです。実際に昼間は全て駅舎横の3番線に電車が止まります。

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よく見るとこの切り欠いたホーム、どうやらもう一つ線路を敷設できるような構造になっていたようで、現在マンションが建設された場所にもホームらしき構造物が残されています。これも浜寺公園が大阪府民のレジャースポットだった名残。

昔は現在の阪和線と浜寺公園へ向かう海水浴客に利用してもらうために壮絶な利用客誘致合戦が繰り広げられていたそうです。それが今となっては懐かしい思い出。

…で、ここで終わってはレルコンらしくありません。私が今回訪れて一番「いいねぇ」と思ったのがこの施設!

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(めちゃくちゃたまりません。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

写真を見て『何だコレ?』とお思いの方も多いかと思われますが、これも立派な浜寺公園駅の施設「構内踏切」でございます。

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鉄道黎明期に建てられた駅の場合、駅舎は大抵一つしか設置されませんでした。しかし駅を中心に町が発展していくと、改札口が一か所しかないと色々と不便になってしまいます。浜寺公園駅の場合、新設した改札口とホームを結ぶ導線部分を「構内踏切」という形で作ったようです。

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こういった「構内踏切」は地方の私鉄でも見かけることはあまりありません。それを大阪府内で見ることができるとは…。ちなみに私はこの「構内踏切」だけで大興奮してしまいました。

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ただ残念なことにこの浜寺公園駅は立体交差事業によって高架駅へと変貌を遂げるそうです。確かに「構内踏切」は危険ですし、時間帯によってホームの場所が変わってしまうような駅は不便でしょう。あの浜寺公園の駅舎は高架になった後も残るそうですが、この「構内踏切」や「切り欠きホームの退避線」は思い出となるようです。

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歴史ある駅舎には建物だけでなく、いたるところに歴史が隠されています。夏休み、ちょっとお時間がありましたら浜寺公園駅へお立ち寄りくださいませ。

 

 

 

<オマケ>

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ちょっと画像をセピア色にしたらいい感じだったので思い出っぽくしてみました。

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2009年7月19日 (日)

駅から自然を散策

 右足が蜂窩織炎に罹りそれが治ったなぁと思っていた矢先、今度はずっこけて左足の膝を強打してしまいました。強打してから2週間、痛みは湿布や温泉、パルス電流などの治療を経て改善しつつありますが、今度は湿布が原因となって汗疹が出てきてます。いやあ凄いな大殺界は。

その怪我をするちょっと前、私は久しぶりに神戸へ訪れました。

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神戸に来たのは久しぶり。以前はムンクさんを連れて観光スポットを歩いたりしていましたが、今回は単純に1人。阪急三宮駅に降り立ち、向かう先は海の手…ではなく山の手のあの場所です。

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そう、新神戸駅。

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久しぶりに訪れたのですが、コンコース部分が劇的にリフォームされています。ホームの椅子も革張っぽく変更されており、ちょっとしたホテルのよう。

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新神戸駅は同じ新幹線の新大阪駅や京都駅、広島駅や小倉駅と比較するとかなり地味目な印象があります。在来線と直結していないことや、繁華街から離れた場所にある等の理由がありますが一番の理由は何といってもコレ。

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自然が豊かなことでしょうか。

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駅の下には美しいせせらぎがあり、これからの時期は涼を求めて市民が大勢集まる憩いの場になります。新幹線という文明を代表するものの真横が大自然。いいですなぁ。

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しかも新神戸駅の案内板には地下鉄やバスの他に「布引の滝」という項目まで書かれています。これだけ「布引の滝」をプッシュするということは気軽に行けるのでしょう…。そう考えた私は新幹線に乗る前に移動してみました。

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高架下のほの暗い空間を抜けると、都会の喧騒が嘘のような風景。木々の緑と小鳥のさえずりが私たちを歓迎しています。

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道中にある看板には「気軽に行ける散策コース」と書かれているのに、何故か道中本格的な装備でハイキングを楽しむ方々と多数遭遇します。

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途中には杖を多数置いて営業している方も。おや?と思うのもつかの間、目の前に広がったのは…

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想像を絶する角度の階段でした。

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挑戦しようかと思いましたが、どう考えても山を舐めているような姿。そして乗り込む新幹線の時間も迫ってきているということで断念。祐樹ある撤退をすることになりました。

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普通の方ならば気軽に行ける…とは思うのですが、もし滝へ行くのであればそれなりの準備と時間の余裕を持って移動した方がいいみたいです。新幹線の乗車までの暇つぶしとしては無理でした。

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(そのうち坂東英二さんが中継で歩いたりして)

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2009年7月 5日 (日)

迷札巡り

Pict004501(改札出たら即ブックオフ・鶴橋駅にて)

過去当ブログでは「駅中ビジネス」というタイトルで一風変わった改札口を取り上げたことがあります。

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(大抵の改札口は人が大勢行きかっている・写真は天王寺駅)

従来人が行きかう「改札口」なのに一切感じさせない雰囲気と、侘しく動く自動改札機で構成された謎の空間。明らかに鉄道事業者も存在意義に迷っている改札口を私は「迷札(めいさつ)」と命名しました。

今回は普段気にしてみることのない「迷札」を巡りつつ、「迷札」とは一体どういう経緯で出来上がっていくのかをご説明してまいりましょう。

ひとつのパターンは「グループ会社への支援」。

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(左:大阪駅GARE口、右:天王寺駅Mio口)

関西圏では大阪駅の「GARE(ギャレ)」や天王寺駅の「Mio(ミオ)」といったJR西日本さんの系列専門店街が有名ですが、これらの施設には改札口が設置されていることは意外と知られていません。

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(左:大阪駅GARE口、右:天王寺駅Mio口)

私鉄や新たにできる大型商業施設では「商業施設への集客」を目的としたコンコースを設計していますが、これらの駅では旧態依然の改札を活用することなく、新たに改札口を取り付けています。改札口を設置してそちらから利用者を誘導しようという考えです。

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(左:改札だとアピールする看板。右:券売機より利用されているガラス戸奥のATM)

ただ新たにできた改札口より元々の改札口から移動した方が便利なケースが大半で、商業施設側だけでなく鉄道事業者側も存在をそれほど熱心にアピールしていない場合が殆どです。結果「知る人ぞ知る」施設となり、「迷札」へと変化していきます。

もうひとつのパターンが「駅の構造」。

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(左:京阪淀屋橋駅東1号改札口付近、右:改札口とホームの位置)

これは京阪電車さんの淀屋橋駅のように「駅のホームから駆け上がると即自由通路に繋がる」というケースが大半を占めています。淀屋橋駅は駅構内が細長い構造となっていますので、法律的に避難経路を確保しなくてはいけません。避難経路を常時使用するとなると必然的に改札口を設置せざるを得ない状態となります。

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尚、このケースでは平日と休日の利用目的や利用者数が違うケースが多いようです。実際に同じ構造の阪急電車さんの河原町駅では階段そのものを非常用としてですので平日以外利用しない改札口は必然的にきっぷ売り場が無い等の簡素化が進み、「迷札」へと変化していきます。

この説明で「迷札」がどのようなものであるかとお分かりいただけましたでしょうか。それ意外にも「迷札」は日本中いたるところに見かけることが可能です。それではしばし「迷札」を巡っていきましょう。

最初に紹介するのはJR西日本さんの天王寺駅です。

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先程「風雲!コネタ城」にて「天王寺駅の天女は束縛されている」と採用された天王寺駅。大阪のコアな色合いが強いこの駅には先程の「Mio口」だけでなく、かなり趣のある「迷札」がひっそりと皆さんをお待ちしています。

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(どどーん。)

天王寺駅には「Mio」以外に「ステーションプラザてんのうじ」という商業施設が併設されています。その「ステーションプラザてんのうじ」から阪和線ホームへダイレクトに移動するために設置されているのがこの「ステーションプラザ改札口」です。

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(左:アクセントとして光るのは三色のポールサイン、右:無人を証明する注意書き)

「迷札」ゆえ無人、そして「ステーションプラザ」に移動できるのにどことなく漂う不安な空気。写真の左側に不自然な形で増築された係員スペースと、無人化のために設置された改札機。これぞ「迷札」の基本形といったところ。

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改札を出ると食料品売り場とファッション用品売り場へ向かう階段が行く手を遮ります。階段も「迷札」の味わいを上げる最高の調味料。改札口に設置されている自動券売機は通常とは違ったまるで社員食堂の食券を売るようなタイプ。最近流行のICカードを差し込む場所すらありません。このステーションプラザ改札口は我々に「迷札」の基本とはどういうものかを教えてくれています。素晴らしい。

 

続いては新幹線駅の「迷札」です。

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(そろそろ新大阪駅だけで写真集が作れそうだ)

レルコンでは幾度となく取り上げている新大阪駅です。今回取り上げるのは在来線を管轄する「JR西日本」さんの改札。ひっきりなしに人が行きかうこの新大阪駅に、あまりにもひっそりと鎮座している「迷札」があります。

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その名は「地下鉄連絡口」。実際に新大阪駅には大阪市営地下鉄の御堂筋線が乗り入れており、道案内にはどの場所に行っても「こちらですよ」と行き先を示してくれています。この看板もそれなのか…と思いきや

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(どどーん。)

どうでしょう。この部分だけ見るとまるでどこかの地方駅を思わせる佇まい。新大阪という関西地域を代表する駅の改札口とは思えません。

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新幹線との乗り換え口の真横に「地下鉄連絡口」があります。「地下鉄連絡口」と言っておきながら、誰も地下鉄に乗り換えるために使用することはなく、ほぼ新大阪駅で働いている方々だけが業務量の連絡口として使用しているようです。

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「迷札」の要素である「無人」もきっちり兼ね備えています。しかもこの改札口にはステーションプラザ口では置いてあった券売機すら置いていません。

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この改札口に至るまでは結構な長さの階段を歩かなくてはいけません。エスカレーターなどの文明の利器が一切無いところも「迷札」の雰囲気を向上させています。ちなみにこの地下鉄連絡口はJRおでかけネットによると「段差なしで移動できる改札口」とのこと。

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階下ではしつこい位に「きっぷのお持ちでない方」への注意喚起を促しています。それはまるで来る人を拒む結界のようです。それならばいっそのこと閉鎖すればいいのでは?と思われるかもしれませんが、どうもこの「地下鉄連絡口」は淀屋橋駅の「迷札」同様駅構内の構造上どうしても配置しておかなくてはいけない改札口ではないかと考えられます。

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こちらの改札口を降りたところには「メディオ新大阪」という名前のショッピングセンターがあります。このショッピングセンターは高架下という条件下に設置されたため、かなり入り組んだ構造となっています。日常ではあまり活躍できない改札口も、何らかの災害が発生した場合の避難経路として使用する…、そんな構造になっているみたいです。

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(こういう風に撮影すると、ものすごく寂しい場所に見えるのは気のせいでしょうか)

 

最後にご紹介するのは「京都駅」にある「迷札」です。

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(左:京都駅西口、右:烏丸口の提灯。祇園祭の鉾や山の名前が書かれている)

新幹線が行き交い、在来線の特急も頻発している人と人との交流地点である京都駅、時期が時期だけに祇園祭の装飾も施され、近未来の駅舎の中にどこか日本情緒を漂わせているこの駅舎にも「迷札」が潜んでいます。

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(ど、どーん?)

それがこの「地下中央口」です。京都駅は新大阪駅同様幾度となくレルコンに登場していますが、この地下中央口は「京都駅のメジャーでないところ巡り」で一度登場しています。

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(過去の写真から再掲 左:京都駅地下中央口、右:デリバリーサービス窓口)

ただそれはあくまで改札外、しかも利用する際のおトクな情報として取り上げただけで、今回は改札がメインテーマ。早速ご覧戴きましょう。

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…あれ?どこにも「迷札」の雰囲気は感じ取れないじゃないか!と疑問符が皆様の頭の上にぽっかりと浮かんだのではないでしょうか。「迷札」の雰囲気が全く無い普通のどこにでもありそうな改札口です。しかしこれは悲しき出来事の後に「迷札」へと変わってしまった特異的な例なのです。

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(左:何も映らないLEDのパタパタ、右:中央改札口を改札外から)

元々この場所には「京都シティエアターミナル」という名前の施設がありました。関西空港開港直後に「駅で航空機にチェックインできる」という施設として大々的にアピールされていたものです。

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(左:長く暗い廊下、右:改札口には上下エスカレーターがある)

9・11のテロをきっかけに航空機の保安基準が変わり、機内に預ける荷物を空港以外で検査することができなくなったこと、そして折からの関空利用客数の低迷などがあり、「京都シティエアターミナル」は閉鎖。結果人がなかなか訪れることのない改札口、「迷札」と化してしまいました。

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(一応山陰線ホームには出口の案内がある。しかしあまり使用されていない)

現在も稼働はしていますが、「迷札」ですので改札口に人は常駐していません。ただ要人の移動にはよく使用されているようで、ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんは奥さんをこの改札口で迎えています。人気のなさが役に立った一例ではないでしょうか。

まだまだ「迷札」はたくさんあります。これからも暇を見つけては訪ね、その趣を感じてまいります。

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2009年5月25日 (月)

Electrical KEIHAN Parade

 京阪電車さんが一風変わったイベントを仕掛けてきました。

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そのイベントの名前は『走る!踊る!五月のダンストレイン』。普段何気なく利用している京阪電車の車内でプロのダンサーさんがダンスをする…というもの。しかもそのダンスを見終わった後、我々が感じた事を表現する…。

文字に認めてみてもどういうイベントなのかよくわかりません。わからない時はこの目で確かめる。立ち止まるヒマも考える余裕なんかもありません。というわけで見てきました。

(どうでもいい話ですが今回の更新、写真が多過ぎです)

 

 

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開催日は平成21年5月10日、初夏の麗かな日曜日の午後。場所は御存知京阪電車さんフリーク御用達(?)の枚方市駅。

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私が駅のコンコースに到着したころには既に黒いジャンバーを着たイベント関係者の皆さんが参加者を誘導しておりました。遅れてはならないとばかりに私も列へ。

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コンコースには変わったイベントを取材しようと「報道」の腕章を付けたカメラマンの方、鉄道を使ったイベントを記録しようと一眼レフを持った駅員さんの姿が。このイベントの注目度が高いことが伺えます。

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参加料の2000円を支払い、手渡されたのはイベント用の乗車券とちょっと変わった形をしたイベント参加パス。このパスの形状は後々イベントで使うとのこと。

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(あまりに堂々としている鳩を被写体に即席写真撮影会勃発)

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待つことおよそ10分弱。期待と興奮が最高潮に達したころに移動の合図が。わらわらと自動改札機をくぐりぬけ、ホームへと駆け上がります。

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(貸し切り列車が入線する5番線ホームに辿り着くと、既に鉄な人々が鈴なり)

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使用される列車は普段一般的に使用されている2600系。正面に「団体」という種別板が付けられているだけなのにこの人の多さ。貸し切り列車がほぼ皆無の京阪電車、今回のイベントの注目度が高い事を伺わせます。

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舞台は本当にいつもの京阪電車。広告もそのままです。「踊り子さんには手を触れませぬように」というストリップ劇場のようなアナウンスが車内に流れ、ダンサーの方も次々と乗車。いよいよイベント開始です。

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今回のイベントで大活躍するのがこの変わった形をした参加パス。電車の中で繰り広げられるダンスを、中央が切り取られているこのパスを通して見ます。

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簡単に言えばこれがフレームとなるわけです。繰り広げられるダンスをこの枠で網膜や脳内に焼きつけ、印象に残った場面を後で我々が表現していく…とのこと。

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(電車の中のイベントなので楽屋が無い。手荷物は全て網棚に置いた)

さて、肝心かなめの「列車内のダンス」。編集していたら「結構な分量」になりましたので、詳細はコチラをご覧頂くとして、ここではダイジェトでお送りしましょう。

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…ダンスに見えますでしょうか。これが車内で行われた「ダンス」です。

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一般的に思われるような音楽に合わせるものではなく、どちらかといえば窓の外を過ぎ去る風景やレールの繋ぎ目の音に照準を合わせたような「ダンス」。かと思いきや…

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突如猛烈に走り去る舞妓。車中の参加者は「この後何が起こるんだろう」という意識が先に来てしまって結構真剣な表情で見ていました。ただこのイベントを客観的に見るとこういう感じでしょうか。

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途中停車した駅のホームで「たまたま見た人」にとって、この車内の光景は「稀有(けう:意味は「滅多にないこと」)」そのものだったのでしょう。芸術というのは「紙一重」な部分があります。その為にどうしても「芸術」という色眼鏡で見てしまうことも多々あります。しかし実は身近な所に芸術というのは潜んでいる、今回のダンスパフォーマンスはそういったことも教えてくれた…ような気がします。

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(左:分かりにくいですが京橋駅を通過、右:フィナーレの体制)

ダンス列車が京橋駅を出た頃、車内の舞台はいよいよフィナーレとなりました。劇場では緞帳がおりますが、ここでは地下へと続く天満橋駅の闇が緞帳代わり。

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列車がなにわ橋駅へ到着するとダンサーの方々も表現者の仮面を脱ぎ棄て、安堵の表情を浮かべます。列車は配線の都合上、ダンサーを乗せて一旦中之島駅まで移動していきます。

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なにわ橋駅の改札口を出て、駅の構内にあるアートエリアB1へと移動。いよいよ第二部の始まりです。

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この場所で先程特製パスを通して網膜に焼き付けたあの踊りを紙の上で表現する。これが第二部のメインテーマです。普段「表現」を故意に行っていない人が「表現」を受けて「表現」する立場に立つ、そこで起こりうる表現の波紋を楽しもう…というのがこの企画の狙いなのでしょうか。

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用意されたクレパスに最初参加者の方々は戸惑いを感じていましたが、徐々に楽しさが広がっていい雰囲気に。紙も通常なら「白」を用意するところ、あえてそれ以外の色も用意されているところがニクいです。参加された方々には芸術に日頃関心を持たれている方が多く、みな童心に帰って書いています。

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もちろん私も芸大出身の身、ある程度「表現すること」に関しては覚えがあります。以前の企画では小さくまとまり過ぎてしまいましたが、今回はあえて大胆な手法でガシガシと一心不乱に「表現」することにしました。

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どぉーだい?アバンギャルドだろ?

…失礼いたしました。左の方は「通常の世界に組み込まれる稀有な動作(ダンス)」を表現し、右の方は「仕組みの中でもがくダンサーの熱意」をぶつけてみました。

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描かれた作品は次々とアートエリアB1の柱に張られていきます。技法はどうであれ同じダンスを同じ空間で感じ取れる様はなかなかいいものです。張り出され始めた頃にちょうどダンサーの方もアートエリアB1に到着、張り出された絵を興味深く見ております。

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その表現に閃きを感じたのか、ダンサーの方々が次々と新たなダンスを披露し始めました。列車という日常の空間から生み出したダンスを受け、紙に書き写した参加者の表現を受けてのダンス、「表現」が広がる様はまるで池に広がる波紋の如く。

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最初このイベントを開催すると聞いた時、正直「どうなることか」と思っていました。ヘタすれば「芸術バカだけが称賛する敷居の高すぎるイベント」になるのではないか…。しかし実際に見るとコレはコレで面白いイベントではないかと。列車という日常とダンスの非日常の感、まれに見る稀有な空間を作り出した今回のイベントはなかなか有意義なものでありました。

これ、意外とくせになりますぞ。

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<オマケ>

お気づきかと思いますが、途中からカメラがデジカメから携帯に変わっています。書くことに熱中しすぎてデジカメの電池が切れちゃったんです。残念。

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