2009年11月 7日 (土)

ばぁ!ばぁ!ばぁ!(会計編)

 先々週に公開した「ばぁ!ばぁ!ばぁ!」を読まれた方から御意見を頂きました。

「お値段は左程高いものではないと言っているが、それは嘘じゃないのか?」

…まぁ確かにそうです。下町の立ち飲み屋では1000円あったらベロベロに酔うことが出来ます。私の場合、新世界の向こう側(具体的には言わない)だったら多分500円でヘベレケになれる自信があります

ソレとシティホテルのバーを比較するというのは多少酷な事ではないかと思うのですが、まぁ実際にどれだけのお値段か見て頂いた方が比較しやすいのではないかと。まずはシェラトン都ホテル大阪さんから。

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(一部個人情報らしき場所は隠しております)

Rc677(←税サ別で1039円)

…ビールとカクテルを頼んだだけで2100円。確かに「せんべろ」から比べると高いです。でもあの雰囲気です。

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こういう洗練された空間を楽しんだという「御代」だとしたら、結構安く仕上がっているのではないでしょうか。「空間の料金」を含めた金額としては若干安い方だと思います。ただしどうでもいい話ですがここ最近都ホテルさんこのブログ見すぎです

…続きましてはJR西日本系列の「ホテルグランヴィア大阪」さん。

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こちらは「コンビニのレシートか!」と思わず叫びたくなるような感熱記録紙で作られた「遊びのない」領収書となっています。きちんとチャージ代も請求されており、そこら辺は「俺達も本気だぜ」という熱意を感じます。

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例のカクテルは1850円と若干高め。まぁ女の子を口説き落とすにはお手軽な御値段ではないかと。それでも若干高いなぁと思われる方は少し早めに入ると割引になるクーポンを利用するか、もしくはJR西日本ホテルズが展開しているポイントカードに入会するといいかもしれません。ちなみに私は広島で入会したために、広島のイベント情報が季節ごとに送られてきます。…っていうか、オレ大阪だから大阪のを送ってよ。

最後に大阪最高級といわれる「ザ・リッツ・カールトン大阪」さん。

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…どうでしょうか、総合計が6045円!まぁこの金額にはラウンジで演奏している方へのカバーチャージや、本編に登場しなかったジン系統のカクテル、外資系なのに何故か13%という不吉な数字を用いたサービス料が転嫁されていたりするからです。

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しかしながらオリジナルカクテルは「グランヴィア大阪」さんよりもお安い1600円!これで1600円はなかなかです。…ただ残念なことにリッツさんの場合、コレが「正規の値段」かどうかわからないんですよねぇ。そこが若干難しいところではあります。

何を基準に「高い」のか「安い」のか、それは個人の考え方なので深くは申し上げませんが、少なくとも今回のカクテルは値打ちがあると私は判断しました。もしよろしければ選択肢の一つとして「シティホテルのバー」というのを加えてみては如何でしょうか。

…それにしても、鉄道とは全く関係ない話が続きました。来週は何とか鉄道に関連したお話が出来ればいいなぁと思っております。それでは。

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2009年10月26日 (月)

ばぁ!ばぁ!ばぁ!~祝辞編~

 10月です。些細なことではありますが、またひとつ歳を取りました。

<「誕生日」熊木杏里・関西地域では出産記念の歌>

まぁ当ブログを長い間読まれている方は御存知だろうとは思いますが、私残念なことに「ともだち」と呼べる人が全くおりません。時々「友達」と言って家に電話をかけてくる人はいますが、何故か私の声を聞いても私だと気付いてくれません。いいですね、こんな人生。

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(こういう写真もすべて一人で撮影。)

そんな私をお祝いしたい。だって今日は誕生日…ということなので、普段の私では行かないようなところに行ってみました。それは「ホテルのバー」です。

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(左:ヒルトン大阪さんと大阪第一ホテルさん、右:リーガロイヤルホテルさん)

所謂シティホテルと呼ばれるところには、必ずと言っていいほど「ホームバー」が設置されています。しかも自ら「高級」と謳っているシティホテルであればある程バーは数多く設置されています。

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元からあまりアルコールに強くない私ではありますが、親戚一同集まると一晩で一升瓶が1ダース空になる恐ろしい一族です。多分私の中にも酒豪の血が流れているのでしょう。人生何事もチャレンジです。

Tsubame49 (リサーチしている画像を調べたらこれしかなかった)

そうなるとリサーチするのに時間はかかりません。パソコンでテケテケと大阪市内にあるホテルのホームページにアクセスし、その中で「ここ、ええ感じやん?」と思ったところに目星をつけ、後はノコノコと行くだけです。

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とはいえ当ブログはあくまで「鉄道」を主軸としています。そうである以上、「鉄道の系列ホテル」で揃えるのが必然でしょう。そこで今回訪れたのは次の3つ。

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(左:上本町駅近くにある特徴的な建物、右:エントランスに入ると滝。すげえ)

まずは近鉄大阪上本町駅すぐにある「シェラトン都ホテル大阪」さん。御存知日本最大の私鉄「近畿日本鉄道」略して近鉄さんのホテルであります。近年はスターウッド・ホテル&リゾートと提携し、なかなかのラグジュアリーホテルへと進化したと聞きます。いったいどのような進化を遂げたのか、これは一度体験してみなければいけません。

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(左:増床中のアクティ大阪、右:グランヴィアさんへの入口は意外と小さい)

次は現在リフォームの真っただ中、JR大阪駅に直結する「ホテルグランヴィア大阪」さん。広島駅の「グランヴィア広島」さんには朝食バイキングで幾度となく訪れていますが、今回は夜の大阪です。何があるかわかりません。

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(それにしてもリッツの画像、いくつこのブログにあるんだろう)

最後はもちろん大阪のホテル界では最高峰と言われている「ザ・リッツ・カールトン大阪」さん。過去当ブログでは何かあるたびにネタにさせて頂いている超高級シティホテルですが、もちろん今回もネタにさせていただきます。クレドが織りなす最高級のサービスとはいったいどういうものなのか…。ある意味楽しみです。

…ただこのままだと「バーに行ったぜ!ヤホホーイ!」で終わりそうなので、ちょっとだけ変化球を付けてみようかと。今回訪れるホテルは「鉄道系列」というのもあり、鉄道に対してもそれなりに思い入れもあるでしょう。そこで今回は少し無茶なお願いをしてみました

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ばぁ!ばぁ!ばぁ!~祝宴編~

「親会社さんのイメージで、カクテルを作ってもらえませんか?」

 『バーにメニューは置いていない、何故ならメニューはお客様の心の中にある』

Rc666s(結構前に買ってたことを思い出しました)

…どこかのバーを舞台にした漫画で、バーテンダーさんがそう語っていたシーンが私の頭の片隅にありました。バーというところは通常、居酒屋さんやレストランのようにビールやワイン、シャンパン等のストレートで飲むお酒だけでなく、に作り方や水の分量、そして混ぜ合わせるお酒や果実、香辛料の類で無限に広がる「カクテル」がラインナップとして用意されています。

そう、言い方を変えるならば「バー」という空間は無限に広がる宇宙であり、バーテンダーさんは無限に広がる宇宙からお客様の心の中にある欲しいものを導き、見出す創造主なのです。そういう難しいことを平然とやれるのですから、私の「注文」何ぞ赤子の手をひねるようなものです。

この私の注文に対して、各ホテルのバーテンダーさんはどのようなカクテルを提供するのか…。それでは答え合わせに参りましょう。まずは「シェラトン都ホテル大阪」さんの「バー eu(ゆう)」

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今回カクテルを作って頂くのは齋藤さんというバーテンダーさん。飲んでいる際には全然気づいていなかったのですが、この方「第22回 hba/mhd共催カクテルコンペティション」の「タンカレー・ナンバーテン部門」で大賞を受賞された方なんだそうです。タンカレーとかナンバーテンとかよくわかりませんが、とにかく凄い人には違いありません。

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当日はそんな事はつゆ知らず、無茶な難題に付き合って頂きました。

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作って頂いたのはその名もズバリ「バッファローズスペシャル」。そう、昔近鉄が所有していた「近鉄バッファローズ」をイメージとしたカクテルです。鮮やかな赤とカクテルを混ぜ合わせた時に出来る細かな氷の白が見事。

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「バッファローズ」だということで口の中でアルコール度数の高いお酒が猛牛の如く暴れるのか…と構えていたら、思ったほど辛くありません。どちらかといえばスイスイと飲むことが出来る「芳醇」タイプのカクテルでした。

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次に訪れたのが「ホテルグランヴィア大阪」さんの「バー サンドバンク」

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ホテルが入居している「アクティ大阪」のレストラン街としての役割だけでなく、ホテルの宴会部門と喫茶・飲食部門、そしてホームバーの機能を見事にバランス良く配置した構造となっています。初めてこのフロアに来た時、ちょっとだけ躊躇するのではないでしょうか。

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言うのをすっかり忘れておりましたが、今回カクテルを頼む前にビールを一杯頼んでおります。どうしてバーで飲むビールは旨いんでしょう。…そんなことはさておきカクテルです。元々このホテルはJR西日本系列。このままではテーマの範囲が広すぎるということもあり、今回はあえて「特急列車」をイメージして作って頂きました。それがコチラ。

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静寂を表す白い液体が注がれたショートグラスの底には青く輝く一つの光。バーテンダーさん曰く「関空特急はるか」をイメージしたとのこと。液体の上に浮かんでいるのはグレープフルーツで作られた簪(かんざし)なのでしょう。

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「白い液体」で「カクテル」故に甘ったるいものなのかと思いきや、新鮮なグレープフルーツジュースやジンを使っているためにスッキリとした風味が口の中に広がります。甘さも左程しつこくなく、女の子が喜びそうなカクテルに仕上がりました。

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(隣に座っていた方が「誕生日祝いに」とシャンパンを御馳走してくれました。温かいなぁ)

後で聞いてみるとこのカクテル、「コムデギャルソン」というカクテルなんだそうで。まぁオリジナルとなるとある意味難しかったのでしょう。しかしながら、特急列車のイメージを崩すことなく、的確にこのカクテルを導き出したのは天晴!としか言いようがありません。

Rc686 (飲み始めて2時間経過)

最後に登場するのは「ザ・リッツ・カールトン大阪」さんの「ザ・バー」。

Rc687 (画像がぶれまくり)

「リッツカールトン大阪」に関しては、もう何度も当ブログでは紹介しているので詳しい説明は省きます。あの「ミシュラン京都・大阪版」で「最高のホテル」と紹介された、これだけで何となくどういうホテルかはわかるかと。

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平たく申し上げると、この時点で相当酔っ払っています。それでもやっぱり「オリジナルカクテル」を頼まないといけません。男ならば最後までやり遂げないと!「ザ・バー」のバーテンダーさんも御多分に漏れずお困りの様子。

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ですがそこはやはり「リッツ・カールトン」の従業員。クレドの信条が沁み込んでいます。待つことおよそ15分、館内に流れる生演奏の曲が終わると同時に出てきたのが…

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なんということでしょう!男が飲むようなカクテルではありません!

このカクテルは見てもお分かりのようにストローが2本付いています。このストローがあるということは「カップル専用」…というのではなく、このカクテルが「フローズンカクテル」という趣向で作られていることです。

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(ライムの皮で細かすぎる装飾が施されているこのフローズンカクテル。「山崎12年」「パイナップルジュース」「マリブリキュール」「マンゴヤンリキュール」「生クリーム」で構成されている。当然オリジナル…らしい。)

フローズンカクテルは作るのに時間がかかります。時間に追われたバーテンダーさんはミキサーを使ってあっさりと作り上げますが、このカクテルを作っている際に機械的な音は一切流れていませんでした。…ということは、彼はひたすらに氷を細かく砕いていたということになります。

Rc693(冷たいカクテルなのに、心が温かくなっていきます。) 

バーテンダーさん曰くイメージしたのは「甲子園」ということですが、私が感じたのは「ミックスジュース」。阪神百貨店のスナックパークで売られているミックスジュースを、そのままカクテルにしたカンジです。例えるなら「やんちゃな心を隠し持つ大人の昼下がり」。お酒に飲まれつつある私にとって嬉しいカクテルとなりました。

 

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…今回3つのホテル内にあるバーを巡りました。シティホテルだから高いんじゃないか?と思われた方も多いのではないかと思うのですが、実際のところ、お値段は左程高いものではありません。こういう場所で一人でカクテルを飲むというのもたまには面白いのではないでしょうか。それに今回の場所はシティホテルです。酔い潰れたら酔いつぶれたで…

 

 

 

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泊まればいいんです泊まれば。(ただしベラボーに高いですが)

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2009年8月25日 (火)

京阪の自販機からみえたもの

 世間ではまもなく「第45回衆議院議員総選挙」。選挙カーから流れる候補者の名前が、今年は何だか大人しい気がします。誰もが気になる国民的関心事とは違い、意外と気にならないのが駅のアレ。

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そう、自販機です。前回の「こころまち、探そう」という項目で京阪電車さんの京阪線(京阪本線・鴨東線・中之島線・宇治線・交野線・男山ケーブル)の全駅に下車した際、ホームの片隅に置かれている自販機を何気なく見たのです。

通常こういった自販機は各飲料メーカーさんが独占して携わっているケースが多いのですが、何故か京阪さんの場合特定の会社が入っていないケースが殆ど。

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(左:キリンの自販機、右:京阪が独自で調達している自販機)

特定の会社さんと提携していないということは、この自販機は京阪さんが「個人の意思」で商品を調達し、販売しているということになります。しかも2・3駅調べた段階であまりにも商品の陳列が違っていたことが分かりました。

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…そう、おわかりですね。気になるとトコトンまで気になるのが私の性分。全駅下車する「ついで」とばかりに自販機の写真も押さえ、どの商品が京阪電車さんの駅の自販機で一番売られているかどうか調査してみることにしました。

(写真で説明すると長いので映像にまとめました)

 

 

 

 

…いかがでしたか?まさか「オロナミンC」だとは思わなかったでしょう?自動販売機がある駅には必ずと言っていいほど「オロナミンC」、小さな巨人の「オロナミンC」が売られています。だから京阪さんを利用している方は皆「元気ハツラツぅ~」なのでしょう。

この他気になる(であろう)20位までの商品は以下の通りです。

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(よく見ると間違いが一か所あります)

数え終えた際まず気が付いたのがメーカーの割合。「あるメーカーに偏っているんだろう」と思っていましたが、トップの項目に関して言えば会社間のバランスがほぼ均衡となっているのは驚きました。

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(左:藤森駅、右:滝井駅)

表には記載しませんでしたが、京都側にはキリンの「生茶(500ml)」が販売されていましたが、逆に大阪側ではサントリーの「伊右衛門(500ml)」が多く販売されていました。やはりコレはサントリーの本社が堂島にあるからでしょうか。

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(左:守口市駅、右:宇治駅)

また面白いのが数多くの清涼飲料水を抑え16位にノミネートした大正製薬「リポビタンD」。指定医薬部外品が駅構内にある自販機でこれだけ売られているのは珍しいのではないでしょうか。

続きまして自販機全商品の本数とその割合です。

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やはり通常でもよく見かける「コカコーラ」がトップに躍り出ています。ついでサントリー、アサヒ飲料、大塚製薬、キリンビバレッジとなっています。仮にこれが国政選挙だとすると、街中第一党のコカコーラだけで政権を取ることは不可能に近く、このままでは混迷を極めて行くことになりそうです。

ただ「エビアン」「ボルヴィック」つながり(日本では「ダノンウォーターズオブジャパン」がエビアンなどを輸入)としてキリンと伊藤園、「エビアン」を販売している「ダノングループ」つながりでカルピス…。サントリーとキリンが合併するという話もあるので、政権を奪取するのであればこの4社が連立政権を目指すのではないでしょうか。

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そして各々の会社がどの種別の商品を納入しているか見て参りましょう。注目すべきはやはりUCCでしょう。元々コーヒーを専門に取り扱っている会社なので、缶コーヒーだけでしか取り扱っていません。それで全体の11%をシェアしているのはUCCのコーヒーが如何に支持されているかという裏付けではないでしょうか。

 最後に京阪電車さんの自販機で売られていたちょっと変わった商品をご紹介します。

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(左:天満橋駅2・3番線ホーム、右:天満橋駅4番線ホーム)

京阪本線と中之島線が混じり合う交通の要所、天満橋駅には「ふるさとジュース」と銘打った自販機があります。沖縄の「ルイボスティー」、青森産の「りんごジュース」、大阪の「みっくちゅじゅーちゅ」、

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(なぜか紅茶だけアニメ仕様)

そして何故か猛烈プッシュの「鬼太郎シリーズ」。鳥取の名物ともなりつつある「ゲゲゲの鬼太郎」がどうしてこの場所にあるのか、それは元々京阪電車さん自体が古くから鳥取に「大山レークホテル」というリゾートホテルを運営しているところからではないか…と私は推測します。

…普段何気なく利用している駅の自販機。調査して感じたのは「ラインナップはこだわっていないようで結構こだわっている」ということでしょうか。これからも時間と体力に余裕があれば色々な駅や路線で調査していきたいです。

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2009年8月16日 (日)

こころまち、探そう。

 ちょっと冷めた目線で話してしまいますが、鉄道会社というのは基本的に「いきあたればったれ」だと思っています。

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新線開業時に需要予測として何万人…という数値が出てきますが、地方のローカル線等はそれ以下になっているケースが多く、必然的に「これは必要だったのか?」という揶揄の対象となってしまいます。まぁその時は「作ってしまえばこっちのもの」とか思っているのでしょう。

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(新線開業で劇的に需要が伸びた阪神なんば線・近鉄奈良線、JR東西線)

逆に作った規模以上の需要が生まれてしまうケースも都市部では生まれています。地上や高架の駅ではホームを延伸するが容易に可能ではありますが、地下になるとこれまたややこしい。ホームを増設するにも他の建物の事を考えなければいけませんし、作るにしても時間や手間が思いっきりかかってしまいます。

まぁそれだけ需要というのを予測するのが如何に難しいか…ということになるのですが、今回はそういう話ではございません。それ以外の「インフラ部分」とは全く関係ない部分でも「いきあたればったれ」を貫き通している部分があります。それは駅の顔ともいえる「駅名標」です。

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各鉄道会社の色合いが色濃く出るのがこの「駅名標」。元々は白地に黒の文字が入っていただけのものが一般的でしたが、国鉄が民営化してからイメージチェンジを図るために書くJRさんはデザインを組み込んだ独自のものへ変化しました。それに追随するように各私鉄さんも変えるところが増えました。

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イメージチェンジもさることながら、近鉄さんの場合はこの駅名標に使う電気代を節約したいという理由で新たなデザインに変更したそうです。結果エコに繋がるのですからこれはある意味立派な商人の考え。

その「駅名標」を最近新しいデザインに変えたのが御存知「京阪電車」さん。

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藍色の中に薄い青をストライプで取り込み、中央に駅名がドーン。駅名標は蛍光灯で照らしているためにどうしても端の部分が暗くなりがちになるのですが、それをうまくデザインの中に組み込んでいます。夜見ても「きれいだなぁ」と思える駅名標となりました。

しかし残念なことにこの駅名標には2パターン存在しています。

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中央の「京阪」の部分、淀屋橋駅は漢字表記なのに三条駅は制定されたロゴになっています。…おわかりですね?どうも京阪さんはこの新しい駅名標を始めた後に改めてロゴを制定してしまっているようです。

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本来ならばすぐに変えればよかったのですが、従来の駅名標には広告が添付されており、その広告の契約が終わるまで駅名標は変更できなかったようです。ソレが終わってから「じゃあ新しいロゴを入れて駅名標を入れよう…」と考えるのが普通ですが、そこはやっぱり京阪さん。

「ええい、いてまえ!」

とばかりに新しい駅名標に古いロゴを入れちゃったんですね。その結果駅名標には新しいロゴが添付されたものと古いロゴが入ったものの2パターンあるようになってしまいました。さしずめ新しいロゴが入った駅は「こころまち」駅なのでしょうか。

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で、おりしも季節は夏。京阪さんでは「夏休みフリーチケット」という名前の格安チケットが発売されており、調査するには絶好の機会であります。そこで今回は京阪電車の全ての駅に下車し、駅名標はどうなっているのか調査してみました。「こころまち駅」は一体何駅あるのでしょう。それは映像をご覧になってお確かめ下さい。

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2009年7月26日 (日)

見どころ一杯浜寺公園駅

(注:更新の設定を間違えてしまいました。27日に更新しています)

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今回ご紹介するのは南海電車さんの「浜寺公園駅」です。

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(赤い屋根が夏空に映えます。☆☆☆)

日本銀行や東京駅、奈良ホテル等の設計を手掛けた辰野金吾氏作の洋風駅舎で、私鉄の木造駅舎として現存するものとしては最古。そのことから国の登録文化財建築物として指定されている…というのはあまりに有名です。

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…そうなると注目されるのは駅舎ばかり。確かに趣があるいい駅舎ですから鑑賞しているだけでも楽しいひと時を過ごすことができます。

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セクシーなフォルムの柱、直線と曲線を組み合わせた装飾、駅のスペースを改築したステーションギャラリー。駅舎の雰囲気を邪魔するどころか極限にまで高める懐かしい郵便ポスト。全てが被写体となりえる素晴らしい造形美です。

…ただ、当ブログではこれ以外の「見どころ」もご紹介します。まずはやっぱりこちらでしょう。

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(レール柱と待合室、それを白色で統一している。この風情がイイ。☆☆☆☆)

…どうですか、この待合室。和歌山方面のホームにあるどこの駅にでもありそうな待合室も、古いレールで作られたホームの屋根と趣を合わせるかの如く、駅舎と同じ造形美を構成して作られています。

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大正モダンな窓枠で構成された待合室の中には、白熱電球型の蛍光灯と空調。現代と過去が織りなす豊かな空間が構築されています。長椅子だったところにも間仕切りを加え、一人一人の空間を確立。それは新たなアクセントとなっています。

…え?待合室だけかって?もちろんここも紹介しましょう。

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(鉄道ファンなら誰もが知っているであろう特殊な駅舎の構造。☆☆☆☆☆)

そう、浜寺公園駅の大阪方面ホームです。本来折り返し列車が入線していた切り欠きホームを退避線として整備。土地を新たに取得することなく現代に蘇らせています。

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ただその構造故、大阪方面へ向かう列車は同一ホームであっても北と南に別れて停車することになります。

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近年はダイヤ改正などによって北側の4番線はラッシュの時間帯のみ使用されるようです。実際に昼間は全て駅舎横の3番線に電車が止まります。

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よく見るとこの切り欠いたホーム、どうやらもう一つ線路を敷設できるような構造になっていたようで、現在マンションが建設された場所にもホームらしき構造物が残されています。これも浜寺公園が大阪府民のレジャースポットだった名残。

昔は現在の阪和線と浜寺公園へ向かう海水浴客に利用してもらうために壮絶な利用客誘致合戦が繰り広げられていたそうです。それが今となっては懐かしい思い出。

…で、ここで終わってはレルコンらしくありません。私が今回訪れて一番「いいねぇ」と思ったのがこの施設!

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(めちゃくちゃたまりません。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆)

写真を見て『何だコレ?』とお思いの方も多いかと思われますが、これも立派な浜寺公園駅の施設「構内踏切」でございます。

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鉄道黎明期に建てられた駅の場合、駅舎は大抵一つしか設置されませんでした。しかし駅を中心に町が発展していくと、改札口が一か所しかないと色々と不便になってしまいます。浜寺公園駅の場合、新設した改札口とホームを結ぶ導線部分を「構内踏切」という形で作ったようです。

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こういった「構内踏切」は地方の私鉄でも見かけることはあまりありません。それを大阪府内で見ることができるとは…。ちなみに私はこの「構内踏切」だけで大興奮してしまいました。

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ただ残念なことにこの浜寺公園駅は立体交差事業によって高架駅へと変貌を遂げるそうです。確かに「構内踏切」は危険ですし、時間帯によってホームの場所が変わってしまうような駅は不便でしょう。あの浜寺公園の駅舎は高架になった後も残るそうですが、この「構内踏切」や「切り欠きホームの退避線」は思い出となるようです。

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歴史ある駅舎には建物だけでなく、いたるところに歴史が隠されています。夏休み、ちょっとお時間がありましたら浜寺公園駅へお立ち寄りくださいませ。

 

 

 

<オマケ>

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ちょっと画像をセピア色にしたらいい感じだったので思い出っぽくしてみました。

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2009年7月19日 (日)

駅から自然を散策

 右足が蜂窩織炎に罹りそれが治ったなぁと思っていた矢先、今度はずっこけて左足の膝を強打してしまいました。強打してから2週間、痛みは湿布や温泉、パルス電流などの治療を経て改善しつつありますが、今度は湿布が原因となって汗疹が出てきてます。いやあ凄いな大殺界は。

その怪我をするちょっと前、私は久しぶりに神戸へ訪れました。

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神戸に来たのは久しぶり。以前はムンクさんを連れて観光スポットを歩いたりしていましたが、今回は単純に1人。阪急三宮駅に降り立ち、向かう先は海の手…ではなく山の手のあの場所です。

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そう、新神戸駅。

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久しぶりに訪れたのですが、コンコース部分が劇的にリフォームされています。ホームの椅子も革張っぽく変更されており、ちょっとしたホテルのよう。

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新神戸駅は同じ新幹線の新大阪駅や京都駅、広島駅や小倉駅と比較するとかなり地味目な印象があります。在来線と直結していないことや、繁華街から離れた場所にある等の理由がありますが一番の理由は何といってもコレ。

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自然が豊かなことでしょうか。

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駅の下には美しいせせらぎがあり、これからの時期は涼を求めて市民が大勢集まる憩いの場になります。新幹線という文明を代表するものの真横が大自然。いいですなぁ。

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しかも新神戸駅の案内板には地下鉄やバスの他に「布引の滝」という項目まで書かれています。これだけ「布引の滝」をプッシュするということは気軽に行けるのでしょう…。そう考えた私は新幹線に乗る前に移動してみました。

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高架下のほの暗い空間を抜けると、都会の喧騒が嘘のような風景。木々の緑と小鳥のさえずりが私たちを歓迎しています。

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道中にある看板には「気軽に行ける散策コース」と書かれているのに、何故か道中本格的な装備でハイキングを楽しむ方々と多数遭遇します。

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途中には杖を多数置いて営業している方も。おや?と思うのもつかの間、目の前に広がったのは…

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想像を絶する角度の階段でした。

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挑戦しようかと思いましたが、どう考えても山を舐めているような姿。そして乗り込む新幹線の時間も迫ってきているということで断念。祐樹ある撤退をすることになりました。

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普通の方ならば気軽に行ける…とは思うのですが、もし滝へ行くのであればそれなりの準備と時間の余裕を持って移動した方がいいみたいです。新幹線の乗車までの暇つぶしとしては無理でした。

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(そのうち坂東英二さんが中継で歩いたりして)

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2009年7月 5日 (日)

迷札巡り

Pict004501(改札出たら即ブックオフ・鶴橋駅にて)

過去当ブログでは「駅中ビジネス」というタイトルで一風変わった改札口を取り上げたことがあります。

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(大抵の改札口は人が大勢行きかっている・写真は天王寺駅)

従来人が行きかう「改札口」なのに一切感じさせない雰囲気と、侘しく動く自動改札機で構成された謎の空間。明らかに鉄道事業者も存在意義に迷っている改札口を私は「迷札(めいさつ)」と命名しました。

今回は普段気にしてみることのない「迷札」を巡りつつ、「迷札」とは一体どういう経緯で出来上がっていくのかをご説明してまいりましょう。

ひとつのパターンは「グループ会社への支援」。

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(左:大阪駅GARE口、右:天王寺駅Mio口)

関西圏では大阪駅の「GARE(ギャレ)」や天王寺駅の「Mio(ミオ)」といったJR西日本さんの系列専門店街が有名ですが、これらの施設には改札口が設置されていることは意外と知られていません。

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(左:大阪駅GARE口、右:天王寺駅Mio口)

私鉄や新たにできる大型商業施設では「商業施設への集客」を目的としたコンコースを設計していますが、これらの駅では旧態依然の改札を活用することなく、新たに改札口を取り付けています。改札口を設置してそちらから利用者を誘導しようという考えです。

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(左:改札だとアピールする看板。右:券売機より利用されているガラス戸奥のATM)

ただ新たにできた改札口より元々の改札口から移動した方が便利なケースが大半で、商業施設側だけでなく鉄道事業者側も存在をそれほど熱心にアピールしていない場合が殆どです。結果「知る人ぞ知る」施設となり、「迷札」へと変化していきます。

もうひとつのパターンが「駅の構造」。

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(左:京阪淀屋橋駅東1号改札口付近、右:改札口とホームの位置)

これは京阪電車さんの淀屋橋駅のように「駅のホームから駆け上がると即自由通路に繋がる」というケースが大半を占めています。淀屋橋駅は駅構内が細長い構造となっていますので、法律的に避難経路を確保しなくてはいけません。避難経路を常時使用するとなると必然的に改札口を設置せざるを得ない状態となります。

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尚、このケースでは平日と休日の利用目的や利用者数が違うケースが多いようです。実際に同じ構造の阪急電車さんの河原町駅では階段そのものを非常用としてですので平日以外利用しない改札口は必然的にきっぷ売り場が無い等の簡素化が進み、「迷札」へと変化していきます。

この説明で「迷札」がどのようなものであるかとお分かりいただけましたでしょうか。それ意外にも「迷札」は日本中いたるところに見かけることが可能です。それではしばし「迷札」を巡っていきましょう。

最初に紹介するのはJR西日本さんの天王寺駅です。

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先程「風雲!コネタ城」にて「天王寺駅の天女は束縛されている」と採用された天王寺駅。大阪のコアな色合いが強いこの駅には先程の「Mio口」だけでなく、かなり趣のある「迷札」がひっそりと皆さんをお待ちしています。

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(どどーん。)

天王寺駅には「Mio」以外に「ステーションプラザてんのうじ」という商業施設が併設されています。その「ステーションプラザてんのうじ」から阪和線ホームへダイレクトに移動するために設置されているのがこの「ステーションプラザ改札口」です。

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(左:アクセントとして光るのは三色のポールサイン、右:無人を証明する注意書き)

「迷札」ゆえ無人、そして「ステーションプラザ」に移動できるのにどことなく漂う不安な空気。写真の左側に不自然な形で増築された係員スペースと、無人化のために設置された改札機。これぞ「迷札」の基本形といったところ。

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改札を出ると食料品売り場とファッション用品売り場へ向かう階段が行く手を遮ります。階段も「迷札」の味わいを上げる最高の調味料。改札口に設置されている自動券売機は通常とは違ったまるで社員食堂の食券を売るようなタイプ。最近流行のICカードを差し込む場所すらありません。このステーションプラザ改札口は我々に「迷札」の基本とはどういうものかを教えてくれています。素晴らしい。

 

続いては新幹線駅の「迷札」です。

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(そろそろ新大阪駅だけで写真集が作れそうだ)

レルコンでは幾度となく取り上げている新大阪駅です。今回取り上げるのは在来線を管轄する「JR西日本」さんの改札。ひっきりなしに人が行きかうこの新大阪駅に、あまりにもひっそりと鎮座している「迷札」があります。

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その名は「地下鉄連絡口」。実際に新大阪駅には大阪市営地下鉄の御堂筋線が乗り入れており、道案内にはどの場所に行っても「こちらですよ」と行き先を示してくれています。この看板もそれなのか…と思いきや

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(どどーん。)

どうでしょう。この部分だけ見るとまるでどこかの地方駅を思わせる佇まい。新大阪という関西地域を代表する駅の改札口とは思えません。

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新幹線との乗り換え口の真横に「地下鉄連絡口」があります。「地下鉄連絡口」と言っておきながら、誰も地下鉄に乗り換えるために使用することはなく、ほぼ新大阪駅で働いている方々だけが業務量の連絡口として使用しているようです。

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「迷札」の要素である「無人」もきっちり兼ね備えています。しかもこの改札口にはステーションプラザ口では置いてあった券売機すら置いていません。

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この改札口に至るまでは結構な長さの階段を歩かなくてはいけません。エスカレーターなどの文明の利器が一切無いところも「迷札」の雰囲気を向上させています。ちなみにこの地下鉄連絡口はJRおでかけネットによると「段差なしで移動できる改札口」とのこと。

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階下ではしつこい位に「きっぷのお持ちでない方」への注意喚起を促しています。それはまるで来る人を拒む結界のようです。それならばいっそのこと閉鎖すればいいのでは?と思われるかもしれませんが、どうもこの「地下鉄連絡口」は淀屋橋駅の「迷札」同様駅構内の構造上どうしても配置しておかなくてはいけない改札口ではないかと考えられます。

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こちらの改札口を降りたところには「メディオ新大阪」という名前のショッピングセンターがあります。このショッピングセンターは高架下という条件下に設置されたため、かなり入り組んだ構造となっています。日常ではあまり活躍できない改札口も、何らかの災害が発生した場合の避難経路として使用する…、そんな構造になっているみたいです。

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(こういう風に撮影すると、ものすごく寂しい場所に見えるのは気のせいでしょうか)

 

最後にご紹介するのは「京都駅」にある「迷札」です。

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(左:京都駅西口、右:烏丸口の提灯。祇園祭の鉾や山の名前が書かれている)

新幹線が行き交い、在来線の特急も頻発している人と人との交流地点である京都駅、時期が時期だけに祇園祭の装飾も施され、近未来の駅舎の中にどこか日本情緒を漂わせているこの駅舎にも「迷札」が潜んでいます。

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(ど、どーん?)

それがこの「地下中央口」です。京都駅は新大阪駅同様幾度となくレルコンに登場していますが、この地下中央口は「京都駅のメジャーでないところ巡り」で一度登場しています。

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(過去の写真から再掲 左:京都駅地下中央口、右:デリバリーサービス窓口)

ただそれはあくまで改札外、しかも利用する際のおトクな情報として取り上げただけで、今回は改札がメインテーマ。早速ご覧戴きましょう。

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…あれ?どこにも「迷札」の雰囲気は感じ取れないじゃないか!と疑問符が皆様の頭の上にぽっかりと浮かんだのではないでしょうか。「迷札」の雰囲気が全く無い普通のどこにでもありそうな改札口です。しかしこれは悲しき出来事の後に「迷札」へと変わってしまった特異的な例なのです。

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(左:何も映らないLEDのパタパタ、右:中央改札口を改札外から)

元々この場所には「京都シティエアターミナル」という名前の施設がありました。関西空港開港直後に「駅で航空機にチェックインできる」という施設として大々的にアピールされていたものです。

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(左:長く暗い廊下、右:改札口には上下エスカレーターがある)

9・11のテロをきっかけに航空機の保安基準が変わり、機内に預ける荷物を空港以外で検査することができなくなったこと、そして折からの関空利用客数の低迷などがあり、「京都シティエアターミナル」は閉鎖。結果人がなかなか訪れることのない改札口、「迷札」と化してしまいました。

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(一応山陰線ホームには出口の案内がある。しかしあまり使用されていない)

現在も稼働はしていますが、「迷札」ですので改札口に人は常駐していません。ただ要人の移動にはよく使用されているようで、ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんは奥さんをこの改札口で迎えています。人気のなさが役に立った一例ではないでしょうか。

まだまだ「迷札」はたくさんあります。これからも暇を見つけては訪ね、その趣を感じてまいります。

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2009年5月25日 (月)

Electrical KEIHAN Parade

 京阪電車さんが一風変わったイベントを仕掛けてきました。

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そのイベントの名前は『走る!踊る!五月のダンストレイン』。普段何気なく利用している京阪電車の車内でプロのダンサーさんがダンスをする…というもの。しかもそのダンスを見終わった後、我々が感じた事を表現する…。

文字に認めてみてもどういうイベントなのかよくわかりません。わからない時はこの目で確かめる。立ち止まるヒマも考える余裕なんかもありません。というわけで見てきました。

(どうでもいい話ですが今回の更新、写真が多過ぎです)

 

 

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開催日は平成21年5月10日、初夏の麗かな日曜日の午後。場所は御存知京阪電車さんフリーク御用達(?)の枚方市駅。

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私が駅のコンコースに到着したころには既に黒いジャンバーを着たイベント関係者の皆さんが参加者を誘導しておりました。遅れてはならないとばかりに私も列へ。

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コンコースには変わったイベントを取材しようと「報道」の腕章を付けたカメラマンの方、鉄道を使ったイベントを記録しようと一眼レフを持った駅員さんの姿が。このイベントの注目度が高いことが伺えます。

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参加料の2000円を支払い、手渡されたのはイベント用の乗車券とちょっと変わった形をしたイベント参加パス。このパスの形状は後々イベントで使うとのこと。

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(あまりに堂々としている鳩を被写体に即席写真撮影会勃発)

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待つことおよそ10分弱。期待と興奮が最高潮に達したころに移動の合図が。わらわらと自動改札機をくぐりぬけ、ホームへと駆け上がります。

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(貸し切り列車が入線する5番線ホームに辿り着くと、既に鉄な人々が鈴なり)

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使用される列車は普段一般的に使用されている2600系。正面に「団体」という種別板が付けられているだけなのにこの人の多さ。貸し切り列車がほぼ皆無の京阪電車、今回のイベントの注目度が高い事を伺わせます。

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舞台は本当にいつもの京阪電車。広告もそのままです。「踊り子さんには手を触れませぬように」というストリップ劇場のようなアナウンスが車内に流れ、ダンサーの方も次々と乗車。いよいよイベント開始です。

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今回のイベントで大活躍するのがこの変わった形をした参加パス。電車の中で繰り広げられるダンスを、中央が切り取られているこのパスを通して見ます。

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簡単に言えばこれがフレームとなるわけです。繰り広げられるダンスをこの枠で網膜や脳内に焼きつけ、印象に残った場面を後で我々が表現していく…とのこと。

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(電車の中のイベントなので楽屋が無い。手荷物は全て網棚に置いた)

さて、肝心かなめの「列車内のダンス」。編集していたら「結構な分量」になりましたので、詳細はコチラをご覧頂くとして、ここではダイジェトでお送りしましょう。

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…ダンスに見えますでしょうか。これが車内で行われた「ダンス」です。

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一般的に思われるような音楽に合わせるものではなく、どちらかといえば窓の外を過ぎ去る風景やレールの繋ぎ目の音に照準を合わせたような「ダンス」。かと思いきや…

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突如猛烈に走り去る舞妓。車中の参加者は「この後何が起こるんだろう」という意識が先に来てしまって結構真剣な表情で見ていました。ただこのイベントを客観的に見るとこういう感じでしょうか。

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途中停車した駅のホームで「たまたま見た人」にとって、この車内の光景は「稀有(けう:意味は「滅多にないこと」)」そのものだったのでしょう。芸術というのは「紙一重」な部分があります。その為にどうしても「芸術」という色眼鏡で見てしまうことも多々あります。しかし実は身近な所に芸術というのは潜んでいる、今回のダンスパフォーマンスはそういったことも教えてくれた…ような気がします。

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(左:分かりにくいですが京橋駅を通過、右:フィナーレの体制)

ダンス列車が京橋駅を出た頃、車内の舞台はいよいよフィナーレとなりました。劇場では緞帳がおりますが、ここでは地下へと続く天満橋駅の闇が緞帳代わり。

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列車がなにわ橋駅へ到着するとダンサーの方々も表現者の仮面を脱ぎ棄て、安堵の表情を浮かべます。列車は配線の都合上、ダンサーを乗せて一旦中之島駅まで移動していきます。

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なにわ橋駅の改札口を出て、駅の構内にあるアートエリアB1へと移動。いよいよ第二部の始まりです。

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この場所で先程特製パスを通して網膜に焼き付けたあの踊りを紙の上で表現する。これが第二部のメインテーマです。普段「表現」を故意に行っていない人が「表現」を受けて「表現」する立場に立つ、そこで起こりうる表現の波紋を楽しもう…というのがこの企画の狙いなのでしょうか。

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用意されたクレパスに最初参加者の方々は戸惑いを感じていましたが、徐々に楽しさが広がっていい雰囲気に。紙も通常なら「白」を用意するところ、あえてそれ以外の色も用意されているところがニクいです。参加された方々には芸術に日頃関心を持たれている方が多く、みな童心に帰って書いています。

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もちろん私も芸大出身の身、ある程度「表現すること」に関しては覚えがあります。以前の企画では小さくまとまり過ぎてしまいましたが、今回はあえて大胆な手法でガシガシと一心不乱に「表現」することにしました。

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どぉーだい?アバンギャルドだろ?

…失礼いたしました。左の方は「通常の世界に組み込まれる稀有な動作(ダンス)」を表現し、右の方は「仕組みの中でもがくダンサーの熱意」をぶつけてみました。

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描かれた作品は次々とアートエリアB1の柱に張られていきます。技法はどうであれ同じダンスを同じ空間で感じ取れる様はなかなかいいものです。張り出され始めた頃にちょうどダンサーの方もアートエリアB1に到着、張り出された絵を興味深く見ております。

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その表現に閃きを感じたのか、ダンサーの方々が次々と新たなダンスを披露し始めました。列車という日常の空間から生み出したダンスを受け、紙に書き写した参加者の表現を受けてのダンス、「表現」が広がる様はまるで池に広がる波紋の如く。

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最初このイベントを開催すると聞いた時、正直「どうなることか」と思っていました。ヘタすれば「芸術バカだけが称賛する敷居の高すぎるイベント」になるのではないか…。しかし実際に見るとコレはコレで面白いイベントではないかと。列車という日常とダンスの非日常の感、まれに見る稀有な空間を作り出した今回のイベントはなかなか有意義なものでありました。

これ、意外とくせになりますぞ。

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<オマケ>

お気づきかと思いますが、途中からカメラがデジカメから携帯に変わっています。書くことに熱中しすぎてデジカメの電池が切れちゃったんです。残念。

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Electrical KEIHAN Parade (イベントの写真)

2009年5月10日に開催された「走る!踊る!五月のダンストレイン」、その車内で展開されたダンスの模様をご紹介します。車内には70年代のキャバレーで演奏されていたであろうムード満載の音楽と、音曲さんが奏でる生演奏が常に流れておりました。

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ここからは写真と合わせて私が感じた感想を連ねておきます。私が感じた戸惑いを追体験して頂ければ幸いです。それではどうぞ。

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私が乗車した車両ではダンスユニットのセレノグラフィカのご両人が電車内での恋愛をモチーフとしたダンスを披露。…ただ問題はこれがダンスという概念からかけ離れたものになっていました。

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一般的なダンスというのは音楽に合わせて動きを付けるというものですが、その概念を取り払った動きが展開されています。こんな状態だと笑うしかないでしょ。

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(いーとーまきまき、おもむろにびろーん、さぁそこの貴方もこの糸を持って)

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(びろーん)

ダンスという概念を。

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(ままぁー、あの人電車で何してんの?)(いいから黙って笑っとけ。)

特急の通過待ちで停車した香里園駅での一コマ。普段とは全く違った列車なのですからそりゃあ好奇の視線で見てしまいますよねぇ。

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香里園駅を出たところで全く違うダンサーさんが登場。さぁこれからどんな展開が繰り広げられるか…と思ったところで、

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(しゅたたたたた)

白塗りの着物女性爆走。アメージングという言葉はココで使うのでしょう。

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萱島からの複々線区間では「普通」のダンス。先程と比べると落ち着いて観賞することができたのですが、ソコはやはりアートエリアB1。京橋駅に近づくと猛烈な情熱が。

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(京橋駅通過!終着駅のなにわ橋駅まで残された時間はわずか!どうなる!?)

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(突然隣の車両から最初に踊っていたセレノグラフィカさんが登場)

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「2人のこの手が真赤に燃える!幸せつかめと轟き叫ぶ!」

…って違いますよ。

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(ちゅどーん)

…こうしてダンスイベントは終わったのでした。

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2009年5月10日 (日)

昭和町の詩

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4月29日は「昭和の日」です。

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祝日、ゴールデンウィークの初日だというのに何でしょう、この無常観は。テレビを付けると芸人さんが「笑われて」赤い絨毯の上を左から右へ移動、新聞を見るとウイルスだ、事故だ、横領だと悲しいニュースばかりが飛び込んできます。

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「昭和の日」。私が生まれたのはまだ元号が昭和でした。未来には希望があると言われていたあの時代、歌の文句ではありませんがあの頃の未来はどこに行ったのでしょう。今や平成生まれが成人式を迎えようとしている昨今、何故か昭和という言葉にノスタルジィ以上の懐かしさを感じてしまうのは私だけでしょうか。

…そうだ、昭和に行こう。

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(移動前に気合を入れてファイト一発!)

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そうと決まれば後は行動に移すのみ。私は即座に大阪環状線、御堂筋線と軽やかなステップで乗り込み、あの駅を目指しました。

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今回のお目当ての場所はその名もズバリ「昭和町駅」。

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ちなみに「昭和町」という駅は大阪市営地下鉄さんの他にJR四国さんの高徳線、名古屋臨海鉄道さんにもあります。ただしJR四国さんは無人駅、かたや名古屋臨海鉄道さんは工場の中にある貨物駅で現在定期ダイヤで設定されている貨物列車はありません。

大阪市営地下鉄さんの「昭和町駅」は、天王寺駅から一駅なかもず駅側に移動した場所にあります。ここならば昭和を思う存分感じられるに違いありません。

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昭和26年に開業したこの駅は、大阪市営地下鉄の駅構造としては簡略化されたものになっています。大きなコンコースやきっぷ売り場は併設されておらず、どことなく大手私鉄の各駅停車しか止まらない駅っぽい雰囲気。

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駅構内にはその狭さから後に付けられた設備のパイプがむき出し。これも昭和の雰囲気を漂わせる重要なアイテムとなっています。

…どうでもいい話ですが、こういう「町の散策」をする場合私は下調べを一切しません。新鮮な驚きを大事にしたい…。まぁ簡単に言えば「面倒」なんですが、とにかく行ってみることで何とかなる。それが私のやり方です。

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改札口から階段を出ると目の前にはあびこ筋と松虫通の交差点。このあびこ筋の下を御堂筋線が走っています。聞くところによると一時期このあびこ筋は道路が無く、地下鉄が側溝の中を走っているような感じだったとか。

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その昭和町駅から一歩路地に入ろうとすると、何やら賑やかな声が聞こえます。

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やはりというのか意外というのか、「昭和の日」にちなんで昭和町一帯で「どっぷり昭和町」なるイベントが開催されていました。そのイベントの中心となっていたのが「寺西長屋」と呼ばれる建物。

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昭和8年に建てられたこの長屋は、日本初の重要文化財の長屋として登録されているそうで、現在住居ではなく飲食店などの店舗として活用されています。その場所の2階からライブハウスのような演奏が聞こえ、建物の前にある路地にはその演奏を楽しもうと鈴なりの人だかりが。

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そうか、これが昭和か。

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でも、それは昭和よりも前じゃないのか。

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雅楽だぞ、雅楽。

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…しかしながら混沌としたムーブメントを組み込んでいったのも平成ではなく昭和。これはコレでアリでしょう。しかもその音楽を聴いている人たちの目がすごく輝いている。いいなぁ、コレ。

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(イベントは町内一帯で行われていた)

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寺西長屋から少し西へ移動した先にある小さな公園。ここも今回の昭和町のイベントに活用されていました。

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公園の中には紙芝居、そして近くの路地では楽団が出て演奏を始めています。

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曲目は「カントリー・ロード」。決して上手いとは言えない歌声が奏でるいくつかのフレーズが、何度も何度も繰り返し路地に響いていきます。

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「カントリー・ロード」の原詞と日本語訳の詞が全く違う表現をしている、時に日本語訳は悲しすぎるという意見も見受けられます。

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でもこの昭和町で聞く限りだとソレでいいのかもしれません。昨日見た故郷は今日見た故郷とどこか違う。たとえ地名や番地、時間や天候、人や空気が同じであっても、故郷はどこか気づかない場所で変化しています。

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「あの頃」の未来は確かにありました。それも「あの頃」にです。思っていた未来と違うように、過去も私の記憶の中でどこか違うものになっているのではないか…。

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昭和町は私に「昔」の考え方を教えてくれました。ありがとう、昭和町。

<オマケ>

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今回のイベントを開催してくれた人から「ブログに乗せるのならリンクしてくださいよ」と言われました。コチラからどうぞ。

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2009年4月28日 (火)

えきそばノスタルヂア

 大阪に姫路名物の「えきそば」が進出してきたそうです。早速食べてきました。

…このところ「鉄道」よりも「グルメ」がメインになろうとしていますが、そんなことは一切気にせずいきましょうか。まず「えきそば」がどういう食べ物なのかご説明いたします。名前だけ聞いたら単なる「駅の立ち食いそば」というイメージが強いのですが、実際はそうではありません。

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かん水を使用した細麺と関西風のうどんだし…、一言で言えば「和風ラーメン」と言ったらいいでしょうか。元々は「麺の保存状態をよくするため」に試行錯誤した結果辿り着いたものなのですが、「どうみてもうどんの出汁にラーメンです。ありがとうございました」と言われてしまいそうな料理になってしまいました。姫路駅ではこの黄色い麺が「えきそば」として食べられています。

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(阪神百貨店前の陸橋ではよくテレビニュースのインタビューを撮影しています)

 その「えきそば」を食べられるのは大阪駅前の「阪神百貨店梅田店」。阪神百貨店と言えば関西に住んでいる人は誰もが「いか焼き」と答える位に食品関係に強い百貨店で、支店を作らないということでも有名だった百貨店でした。現在は三ノ宮と西宮、そして熊本市内に店舗を構えています。

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ちなみに場所を平たく言えば阪神梅田駅の真上にあります。そこら辺はやっぱり電鉄系の百貨店です。その阪神百貨店梅田店の中でも有名なのは「スナックパーク」と呼ばれる軽食街です。

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大阪の観光ガイドブックでも数多く取り上げられているこの場所は、立地条件の良さから観光客だけでなく「時間の無い時に手早く食べたい」という地元の人にもよく利用されています。…私もこのスナックパークをよく利用しております。

早速この間「デイリー道場」で道場主様から頂いたアドバイスを生かし、「えきそば」を食べる姿を自分撮りしようと思ったものの…

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残念ながら撮影できませんでした。阪神百貨店のみならず大抵の百貨店は館内撮影禁止です。(以前館内を撮影した記事がありました。その際は阪神百貨店様に多大なるご迷惑をおかけしました)

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(写真は赤矢印がある場所から撮影しました)

場所はここ。以前うどんやそばが売られていた場所に姫路駅で「えきそば」を販売している「まねき食堂」さんが入居しています。

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「えきそば」を姫路駅以外で食べる。私にとっては初めての試みです。実際には姫路駅のスタンドでお土産用の「えきそば」が発売されていますから、地元で食べようと思えば食べることは可能です。しかしながらやっぱり人に作ってもらうのがいいじゃないですかぁ。

…美味いかどうか?そりゃあ美味いに決まってます。コシがあるようで無さそうでウッフンな麺、具材があるようで無さそうでアッハンな天ぷら、そして関西のうどんだしからすると多少辛いかもしれないお出汁。

…しかしなにか違っていたんですね。

しっかりと食べ終えた後、ちょっと考えました。そこで導き出されたのが「えきそば」を食べる時というのは単に腹の虫を収めるという意味合いの他に、旅に出た時のワクワク感、帰ってきて食べる安堵感も一緒に食べていたのではないか…ということ。姫路駅のホームに漂う空気と列車の音、ベコベコのプラスチック容器に入った「えきそば」…。

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(梅田の歩道橋から姫路の方角を望む)

食べ終えた後、あの空気を今一度感じたくて姫路に行きたくなってしまう「えきそば」。まさに恐るべし食べ物であります。

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ちなみに同じ「スナックパーク」には明石名産の「明石焼き」、姫路発祥の「御座候」もあります。ますます播州色が強くなる「スナックパーク」に皆さんも一度訪れてみてはいかがでしょうか。

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2009年4月21日 (火)

青春を乗り継ぐ大垣駅 ~ダッシュの後に~

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青春18きっぷの季節になると、JR東海さんの大垣駅では他の駅では見られない光景を見ることができます。それは俗に「大垣ダッシュ」と呼ばれる乗客たちの座席争奪戦です。

まずはYoutubeにあったこちらの映像をご覧戴きましょう。この映像は現在臨時列車として運行されている夜行快速「ムーンライトながら」に乗車している映像です。映像の開始直後では夜行列車特有のけだるい空気が車内を包んでいましたが、大垣駅に列車が到着するや否や状況は一転。乗客の方々は一目散に駅の階段を駆け上がり、そして違うホームに入線している列車へと駆け込んでいきます。

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あらかじめ…と断りを入れなくとも、駅構内を全力で走ることは厳禁です。…ただダッシュしてしまうような状況を作り出すというのもある意味問題ではないかと思います。

<グーグルマップ>

元々この大垣駅と米原駅間には岐阜県と滋賀県の県境があり、鉄道では結ばれているものの「文化」や「商業」といった人の流れに関しては通常の時はあまり見受けられません。そのため東海道本線という名称でありながら1時間に2本程度という運行頻度で運行されています。

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しかし大垣駅から東や米原駅から西は双方とも新快速が運行されている「花形路線」。こちらは多くの車両を連結した列車が常時運行されています。

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普段は人の流れが緩やかですが、これが青春18きっぷの季節になると一転。東京や大阪へ格安で移動しようという人たちがワンサカ現れ、大混雑が発生します。しかも少ない車輛の中にある座席を狙おうと、皆一目散に列車へと走り出すのです。

JRさんはちょうど先月ダイヤ改正が行われたばかり。その点はきちんと解決されたのかどうかこの目で確かめてきました。

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というわけで大垣駅です。大垣駅はJR東海さんだけでなく、樽見鉄道さんや近鉄電車さんから分社化した養老鉄道さんも乗り入れている結構大きな駅。

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(2007年当時駅構内にこういう注意書きがいたるところに張られていた)

以前(2007年)と比較すると、駅の構内にあった「制限時速10キロ」等の標識が見当たらなくなりました。もしや大垣駅さんは「駅構内のトライアスロンを解禁したのか?」と思ったのですが、実際はそうではありません。秘密を解く鍵は駅構内にあった時刻表です。

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「大垣ダッシュ」が行われる原因、それは東京方面からやってきた列車と米原方面へ向かう列車が「違うホーム」に停車することでした。

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<あまりにも簡単な図でごめんなさい>

駅の構内図を見ると「2番線に到着させればいいんじゃねぇか」と思われるかもしれませんが、実はこの2番線は「本線」と呼ばれる最も重要な線路。特急や貨物列車等の優等列車がこの線路を多用します。同様に4番線も「本線」ですので、この線路からはなかなか折り返すことはしないようになっています。

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今回のダイヤ改正では東京方面からやってきた新快速と米原方面へ向かう列車を同じ1番線、つまり同一ホームで乗継させる設定にしています。これにより、乗継をする人はホームに残り、それ以外の人は改札へと向かうようになりました。

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(大垣駅の3番線。ここがまた遠いんだ)

以前はこの大垣~米原間はたった2両で運行していたこともあり、2番線と4番線の間にある2両編成専用の3番線まで移動していました。この両数の少なさと駅のホームの距離が「大垣ダッシュ」を加速させてしまったのです。

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それが現在では同じホームで乗り換え可能。よく考えられていますが、米原方面へ向かう列車は米原方面から来た列車。だから乗継する人は以前と同様にコンコースへ一旦上がってホームを移動することになります。

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ここからは6両編成の列車が運行されていることもあり、以前の殺伐とした状態から比べるとかなりゆったりしています。しかも接続する新快速に乗らなくとも15分後にはほぼ同じ停車駅の快速があり、場所と用途によっては一本乗り遅れても何とかなる状態。結構便利になっています。

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ちなみに私が確認した際大垣駅から米原駅へ向かう列車は4両編成でした。過去2両編成で使用されていた頃からするとかなり改善されているのではないか…と私は考えます。

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青春18きっぷの季節は終わり、大垣駅はあの騒ぎがウソのように普段の様相へと戻ります。また今年の夏もあの騒ぎが起こってしまうのでしょうか。実際に青春18きっぷで移動する際、どうしても乗り継ぎというのは発生してしまいます。雑誌やサイト等では豊橋駅からは新快速ではなく快速に乗って大垣駅で乗り継ぐ(このやり方だとやはり大垣駅でホーム間の移動がある)というプランを紹介しているところもありますが、どちらかといえばゆったりと移動した方がいいのではないか…と私は思います。

まぁ、本当に急ぎたかったらお金使わないとねぇ。

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2009年4月14日 (火)

桜のバルコニーで待ってて

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 今年も私の住んでいる地域に桜前線が舞い降りました。咲き始めた直後に寒波が訪れたので、今年の桜は満開になるまでかなりの日数を要しました。その分長い間桜を愛でることができました。散りゆく桜吹雪の風景が春のクライマックスを告げているかのようです。

 昨年「レールウェイコンシェルジュ」では三重県と愛知県の「桜駅」に出向き、その駅に咲いている桜を愛でました。今年はちょっと近場の駅で桜をお楽しみ頂きましょう。

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…というわけで訪れたのが阪神電車さんの香櫨園(こうろえん)駅。阪神西宮駅からひとつ神戸寄りにある駅です。

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平日の朝ラッシュ時には「区間特急」という優等列車が停車しますが、それ以外は各駅停車しか止まらない「普段着の駅」。駅構内も関西の私鉄によく見られるシンプルな2面2線の構造。

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そんな香櫨園駅、現在は高架駅舎となっていますがちょっと昔はこんな駅でした。

 

 

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…そう、この駅も阪神武庫川駅や阪神芦屋駅と同様に川を跨いでいる阪神電車特有の駅なのです。香櫨園駅の下には依然「桜に包まれて」でご紹介した夙川が流れています。

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このあたりの河原は「夙川公園」と言う名前で整備されており、阪神間では桜の名所として知らない人はいない名物スポットとなっています。川の両岸には桜並木、その袂でお弁当を広げ、桜を愛でながら春を満喫している人々が多数。ヒノキの花粉が飛んでいなければ私も桜の香りを思いっきり楽しみたいところです。

さて、そんな夙川の桜をもう一つ違った視点で楽しみたいというのが今回の趣向でございます。先程ご紹介しました香櫨園駅、実は駅舎にある施設が併設されています。

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そう、バルコニーであります。駅のホームに直結する形でバルコニーが設置されています。

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 渚ではなく夙川にかかる部分に設置されたバルコニーから見えるのは春の息吹。桜色に包まれた夙川でした。電車を利用するきっぷさえあればこのバルコニーには誰でも無料で入ることができます。

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バルコニー自体は決して大きくありません。待ち合わせや小休止の為に座って待つような椅子も用意されていませんが、目の前には先程見たあの夙川の桜が広がっています。

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…優雅です。ちょうど私が見たのは「満開」の頃でしたので、一部の気の早い桜からは花びらがひらひらと舞い降り始めていました。それが川面を揺らし、時に花筏となって夙川の緩やかな流れに彩りを与えています。

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土手から見る桜もいいのですが、こうやって視点を変えて上から眺める桜というのもなかなか。いい感じだなぁ、と思いつつ電車が近付いてきたのでホームへ行こうとすると…

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ホームとバルコニーを隔てる窓ガラスに満開の桜が映りこんでいるではありませんか。そのぼんやりとした桜の儚げな色合いをもう少し眺めていたい、私は思わず電車を一本遅らせることにしました。

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駅の敷地内や線路沿いに桜が植えられている場所は探すと色々とあるようです。前へ進むことも大切ではありますが、たまには立ち止まって桜を愛でる余裕を持ちたいものです。いやあ、それにしても今年の桜はよかったなぁ。

 

<オマケ>

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香櫨園駅の傍には関西で有名なラブホテルチェーンがあります。角度によっては駅舎がラブホテルに見えるのはココだけの話。

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2009年3月29日 (日)

広島の名物を食らう

「なんですかそれ…。初めて聞きました。」

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(ホテルの名前は言えないので避難経路で想像してください)

私はその日、広島の某シティホテルに宿泊していました。シティホテルといえば「コンシェルジュ」。時にベルキャプテンさんがその役割を行うこともありますが、一般的に気合を入れて宿泊する様なお値段のホテルには、私の様な勢いだけで名乗っていない本当のコンシェルジュさんがいらっしゃいます。その方に私はこう聞いてみたのです。

「広島のローカルフードで『ホルモン天ぷら』っていうのがあるって聞いたんですけど」

その問いかけに対して続いたのが冒頭の言葉。…どうも私は広島県民が知らないものを所望したようです。ちなみにそのホテルのコンシェルジュさんは「定休日だった広島風つけ麺の店」を紹介してくれた人だったりします。まぁ人間得手不得手があるので一概に文句を言うのはアレですが、地元の事なんだから色々と調べておいた方がいいんじゃないかと。

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(こういう風景が一番広島らしいと私は思うのですが如何でしょうか)

早速お店の名前や場所を調べて頂き、移動を開始。最寄りの広電さんの電停から移動することにします。

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(紙屋町といえばデオデオさん。この中に吉本の劇場もあります。)

どうでもいい話ではありますが、泊まったホテルがあるのは「紙屋町」という場所。原爆ドームがある「平和公園」に昨年まで熱戦を繰り広げられていた広島市民球場、広島市内最大級の百貨店「そごう」さん、広島随一の繁華街「流川」、広島バスセンターにアストラムという新交通システムの駅等々色々な施設が集積している便利な場所だったりします。

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(いつの間にやら電停に3色LEDのパタパタが設置されていた)

そこからチンチン電車に揺られること約10分。「観音町」という電停に到着します。ちなみにこの「観音町」、読み方は「かんのんちょう」ではなく「かんおんちょう」。

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一つ手前の天満町電停は電停が道路にラインを引いただけ、観音町は辛うじて電停が配置されています。配置されていることはありがたいのですが、結構この電停で待つのは勇気が必要です。

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その観音町電停から歩くこと数分、細い路地の向こう側に赤いテントが見えてきます。そのお店こそ今回ご紹介する「ホルモン天ぷら」を提供してくれる「たかま」さんです。

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店内は小さなカウンターと座敷のみ。メニューも簡素というところから、このお店が地元に愛されていることがよくわかります。注文を聞いてくれるのは店員さんではなく地元の常連さん。この「おおらかさ」というのが何ともいい感じです。待つこと数分、天ぷらの揚がるいい香りが広がったかと思うと目の前に…!

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これが噂の「ホルモン天ぷら」です。今回は部位の特定をせずに店員さんの「おまかせ」で揚げて頂きました。ちょっと前はこの「ホルモン天ぷら」をお客さんが用意されている包丁で切り分けていたそうですが、様々な事情が重なり店員さんが切り分けているようです。

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実はここだけの話、私「ホルモン」が苦手。匂いもダメならば容姿もダメ、何故にあんなものを食さねばならないのか!と焼き肉屋で隙あらば高らかに宣言していたものです。しかしながらこの「ホルモン天ぷら」、高温でさっと火を通すので匂いもあまり発生しない上に天ぷらの衣がグロテスクな容姿を隠しています。私にとってはものすごく好都合な調理法です。

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(一味唐辛子をたっぷりと入れたポン酢を付けて頂きます)

…これがまた絶品。サクサクとした衣の中にあるジューシーなホルモンが、幾度となく口腔内で舌鼓を打ち続けます。短時間で加熱しているのでホルモン自体はそれほど堅くなっていないので「今までのホルモンはいったい何だったのか」と自問自答したくなるほど。否、ヘタしたらホルモンじゃないと勘違いする位美味い天ぷらです。

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(様々な部位が入っているホルモン汁。お椀自体が相当熱いので注意)

これだけ美味いホルモンならば、もっと別のホルモンを食べてみたくなるのは世の常。最初に勧められた「ホルモン汁」を追加で注文。これがまたベラボーに美味いでやんの!スープにはホルモン特有の匂いもなく、そこには濃厚な旨味がぎっちり。

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(スープも濁っていない。これは相当新鮮な証拠)

一服の清涼剤の如く柚子がお椀の底に。その存在は、月夜の晩にひっそりと草原に咲く「月見草」を連想させます。奥ゆかしさの中に柚子としての主張があり、そしてその主張を答えるかのごとくホルモンが抱き寄せています。…表現がおかしいかもしれませんがこれがとにかく美味い!

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この日、お腹一杯(ホルモン天ぷら・レンコン天ぷら・ホルモン汁・中ごはん)食べて1500円ちょっと。「たかま」さんはお財布にも心にもありがたいお店でした。広島名物数あれど、この「ホルモン天ぷら」はこれから猛烈に日本を席捲するのではないかと感じています。いやあ、ありがたいなぁ。

 


大きな地図で見る

「天ぷらたかま」さんはこちらです。

…それにしても、これほどいいものをコンシェルジュさんはどうして知らなかったんでしょうねぇ。

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2009年3月 7日 (土)

駅ナカの小僧、スジを試みる。

 山陽・九州新幹線の名前が「さくら」になるそうです。以前当レルコンでは「新しい新幹線の名前を妄想してみた」や「空想浪漫鉄道(逆走編)」で幾度となく「さくら」という名前を出しておりました。

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(こういうのを何も考えずに書いてましたなぁ)

「妄想」が「現実」になる。「ヤッタ!オレが名付け親だ!!」と叫んだ方がイタくていい感じなんでしょうけれども、実際問題ネタとして書いていた以上ある意味気持ち悪いものです。ハァ。まぁいいや。

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(中之島線利用促進策実行中・京阪電車京橋駅にて)

さて、そろそろ本題に行きましょうか。先週時間に追われつつ書いてしまった「京阪電車のダイヤ」の本題へまいります。どうでもいいですが「ややこしいネタを振ったなぁ」と反省しております。新しいダイヤグラムを提唱する前にとりあえず現実のダイヤはどういうものなのでしょうか。

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そこで登場するのが「京阪電車時刻表」です。インターネットが社会を席捲して10年以上、今や携帯電話からでも乗換案内を利用する世の中となりました。日本全国津々浦々如何なる山村離島まで移動するにはJRの大判時刻表が必要ですが「大阪」と「京都」、しかも京阪電車というかなり限定されたエリアを移動する際にはハッキリ言って必要ではありません。

…でも何故か買っちゃうんですよねぇ。これが悲しきテツの性。

さて、時刻表があるということなので例によって例の如くスジを引いてみる作業をするのが定番ですが、そこはソレ。グラフとボールペンを多用したあの項目から幾分か離れ、「文明の力」を多用させて頂きます。っていうか、あんな「行」はしたくありません。

そこで今回は「OuDia」という鉄道のダイヤを作成するフリーソフトを使ってスジを再現してみます。…というか、してくれていたデータがありました。ソレを最大限に利用し、不足する情報は時刻表から読み取りまして、私の妄想を構築してまいります。あらかじめ申し上げておきますが、今回の内容は全て「妄想」ですので、

「淀屋橋駅や中之島駅構内の配線を無視しているぞ!」

「車両や編成を考慮していない!」

「現実に即していない!不便だ!」

ということが多々見受けられるかと思います。どうぞそこら辺は生温かい目でご覧頂ければ幸いです。

  

さて今回の空想ダイヤ。だいたいダイヤ改正(改定)ともなると何らかの目玉が必要になってきます。中之島線開業時は中之島線の開業と共に新種別「快速急行」の登場が話題となりましたが、今回の妄想はどちらかと言えばこのダイヤの手直しというカンジになるかと。

一番の目玉は「昼間30分ヘッド」から「疑似20分ヘッド」への変更です。

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(左:淀屋橋駅の時刻表、右:三条駅の時刻表)

「30分ヘッド」というのは簡単に言えば「30分置きに同じダイヤグラムで運行します」ということです。現在のダイヤグラムはパッと見ると「10分置きに特急がやってくる」ので10分ヘッドだと思われてしまいますが、京橋駅から枚方市駅までの間は「快速急行」や「区間急行」が30分に一本のペースで運行されていますので、「30分ヘッド」と認識することができます。

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(17時台まで30分ごとに同じ列車が運行されている)

そこを20分間隔に縮めます。今まで30分に1本だった快速急行を20分に1本、中之島線における京都方面への利便性をコレで向上させます。

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(淀屋橋駅の時刻表。17時台から20分ごとに快速特急が設定されている)

コレにはもちろん根拠があります。現在夕方の帰宅ラッシュは「30分ヘッド」ではなく「20分ヘッド」。このパターンを昼間にも採用することで、現行のダイヤグラム以上に効率性を追求できます。

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(渡辺橋駅の時刻表・左の平日ダイヤは区間急行の運行本数が多い)

ただ現在のダイヤを踏襲すると中之島線は1時間当たり6本の区間急行が運行されています。これでは供給量があまりにも多すぎるのでコレを半分の3本へ。時間帯によってバラバラだった行先をすべて「樟葉」駅へと統一します。この区間急行と快速急行を等間隔で運行することで中之島線の「わかりやすさ」を追及します。

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…ただ問題なのが快速急行を担当している「3000系」。新しく導入されたこの車両も京阪電車の面白い伝統を引き継いで編成数が結構ギリギリ。しかも平日の夕方ラッシュ時には全編成が出場していることもあるそうです。

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快速急行に使用されている車両のやりくりも大変なので、中之島駅から増発された快速急行3本のうち1本を途中の枚方市駅までとします。専用車両を使わないことで「この列車は途中の枚方市までしか行かない」と乗客の皆様に分かって頂けるかと思います。この途中までの列車を1時間に一本組み込むことで疑似的に枚方市駅から先を20分ヘッドに設定し、途中駅の利便性を向上させてみることにしました。

ちなみにこの妄想ダイヤは現行のダイヤと比較すると幾分か運行距離数が増えるようになりますが、運行本数自体は減少することができます。

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…うーん、ここまで文字が連続するとなんのこっちゃ分からないと思われている方も多いかと思います。そこで空想ダイヤのデータをアップしておきます。本来ならば夕方のラッシュ時や朝の通勤ダイヤなんかも考えようかと思ったのですが、どうもここら辺が私の限界みたいです。どうぞご照覧頂ければ幸いです。

「keihanmouso.oud」をダウンロード ・要OuDia>

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2009年2月21日 (土)

駅前の小僧、スジを思う。

 先々週「とまれコレクション」がある意味「不本意な形」でデイリー道場さんに採用されたこともあり、暴発的なアクセス数を記録しました。面白いことに多くのアクセス数を頂いた一ヶ月間は何故か普段よりも一般的なアクセス数が少なくなります。多分今週来週と少なくなると思いますので、思いっきり趣味的なネタを3週に分けてやっていこうかと思っております。

 さて、今回取り上げるのは「妄想浪漫鉄道・ふたたび」の項目でも行いました京阪電車さんのダイヤグラムです。またぁ?と思われるかもしれませんが、今しばらくお付き合いの程を。

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昨年のちょうど今頃、私は開業前の京阪電車さんのダイヤに関していくつか妄想していました。その内容は面白いぐらいに当たっていませんでしたが、それ以上に京阪電車さんは実に興味深いダイヤグラムを形成して下さいました。

ひとつが快速急行等の新たな列車種別の登場です。主としては「快速急行」」という従来の特急停車駅に大阪方面の急行停車駅をいくつか組み込んだ実に「ちゅーとはんぱ」な種別を創設しました。この他に通勤時間帯の準急や快速急行に「通勤快速急行」「通勤準急」、夕方ラッシュ時には従来の「K特急」を「快速特急」に改称したり、最終の急行に至っては「深夜急行」という小説のタイトルかと思えるような種別を登場させました。

快速急行の設定によって不便が生じるであろう淀屋橋方面に対して、枚方市止まりの特急を新設したり、中之島駅から樟葉駅という長距離間を走行する区間急行を設定するなど、これだけ見ても突っ込みどころだらけ。

そこで今回は改めて京阪電車さんのダイヤを私の偏見で勝手にいくつか妄想してみたいと思います。前回同様実に突っ込みどころは満載ではありますが、しばらくお付き合いください。

妄想する前に京阪電車さんの現在使われているダイヤを検証してみます。趣味的なスジならば誰だって引けますが、ある程度現実に則したものでないと面白くありません。創造する場合、障害を与えることは可能性を阻害してしまいますが、妄想する場合はある程度制限を加えないと単なるヨタ話になってしまいます。今のダイヤの問題点を妄想であってもできる限り解決していかないといけません。そこでなんとなく思い浮かべたのが次の*点です。

1:中之島線の乗降客数が少ないのに平日昼ダイヤでは毎時8本の列車が運行されている。

…乗車の機会が多いというのは便利ですので大丈夫ですが、鉄道を運行して利益を得るにはある一定以上の乗客数が必要となります。ローカル線ではよく言われることですが、都市部であってもそれは同じです。

2:意外と分かりづらいダイヤ設定。

…現在のダイヤグラムは中之島線開業以前の10分ヘッドのように見えて実際は30分ヘッドとなっています。それは快速急行が運行される時間を見ると明らかです。以前の3扉特急のダイヤを樟葉からの京都寄りで再利用し、大阪寄りでは新たなダイヤを引いています。そこを今回はちょこっとだけいじろうかと思っています。

3:乗って見ると便利なダイヤ設定を生かす。

…今まではケチを付けたような状態になっていますが、実際利用してみるとこの新しいダイヤは意外と便利だったりします。緩急接続が絶妙で、これだけよく考えられたなぁとしみじみ思ったりします。妄想する際もその意思をきちんと受け継ぎ、できる限り分かりやすいダイヤグラムを設定していこうかと思っております。

さて、どう変えていきますか。それは次回のお楽しみに。

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2009年2月14日 (土)

ART驚く為五郎

 出会いがしらの衝突と言った方がいいのかもしれませんが、先週更新しました『とまれコレクション』がデイリー道場さんで採用されました。これでまたどこかのサイトで叱咤されるかと思うと個人的にワクワクしております。叱咤されることも激励されることも全ては「印象が強かった」ということが元です。いやあ、よかったよかった。

 そんな最中に私、母校の大阪芸大に行ってまいりました。

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(過去の芸大の写真を再利用しています)

毎年学園祭をネタにしておりますが、今回は春。花粉症が出かかっている最中に訪れた理由はただ一つ。「卒業論文」の発表会であります。

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…論文と申しましても、私の母校は芸術大学。どちらかと言えば論述しながら問題を解きほぐしていくようなものではなく、自ら持つ個性をドカーンとぶち当ててワーイ!…みたいなものが大変多いワケです。

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特に今年の場合は『レベルの高いもの』が多く、これがどうして学科賞にならないのか?と思えるものばかり。特にデザイン学科の見せ方には惚れ惚れしてしまうほどだったりします。

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(特にデザイン学科は産学連動しているので「売りものじゃん」というものばかり)

ちなみにこの卒業・修了作品展は2009年2月20日から26日までの間、大阪天保山のサントリーミュージアムさんで開催されるそうです。普段「芸術大学って何をやってるんだ!?」と思われた方は是非ともお越しいただければ幸いです。

 さて、そんな状態なので今回は少しばかり芸術なお話を一席。

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京阪電車の中之島線にある「なにわ橋駅」、この駅の中には「アートエリアB1」という一風変わった施設があります。名前から連想できるように芸術や知的なイベントを開催されているちょっとしたオープンスペースです。

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個人的には「居酒屋とかショップとか入れようと思ったんだけど、周囲が講演や美術館だから採算性あわねぇし、無駄に空けておくのもアレだから周囲の環境に応じた自由なスペース作っちゃおう」という空気が満載している気がするのですが、そんなことは邪推の一つ。

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(諸般の事情で顔はお見せできませんが、向谷さんです)

開業日には京阪さんの発車メロディを作曲した向谷実さんが記念のライブを開催して華やかな空気に包まれていましたが、それ以降の「アートエリアB1」はコレといって目立つイベントがありませんでした。地味にいいイベントをやっていたのだろうとは思うのですが、何せ「哲学」ですもん。これが「鉄学」だったら結構な数の人が利用していたのではないでしょうか。

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閑話休題。その「アートエリアB1」で、ここ最近「パラモデリック・グラフティ」という展示イベントが開催されていると聞き、ようやく暇を見つけて本日行ってまいりました。

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青い線に沿って階段を上がると、そこに広がるのは今まで体験したことのない風景でした。

 

 

 

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無数の青い線が天井や壁、床一面に張り巡らせてあります。

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この青い線の正体は「プラレール」。タカラトミーさんが発売し、昨今では緊急時の訓練としてJR東海さんも使っているあの幼児用玩具です。このおもちゃが芸術作品の元となっているのです。

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(木の幹や葉っぱに見えなくもない)

一見すると単なる子供の遊び場になっています。単純に張り巡らせたように見えなくもありませんが、コレには色々と深い意味合いがあるのではないかと考えさせられます。

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窓から改札口を見ると、屋根のあるスペースにもプラレールが。しかも鉄道の駅名のに飛行機。芸が細かいのかどうか実に微妙なところであります。

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(その一角には新しい京阪電車がアクセントとして置かれている)

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(本当にいたるところにプラレールが)

…ただこういう形態の芸術活動を見ていると、どうしても意地の悪い突っ込みを入れたくなるのが私(芸術大学卒)。昔、マルセル・デュシャンという作家が発表した「泉」という作品に小便をするという「不届き」な輩がいましたが、その人と同じように私はこの作品群に対して無数の模型電車を配置させ、一斉に走らせてみたらどうなるんだろう…と考えてしまいます。作者の意図をぶち壊してしまうのか、それとも面白がってくれるのか。

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このイベントのおかげでようやく「アートエリアB1」がどういうスペースなのか理解できた人も多いのではないでしょうか。いまいち分かりづらい場所でしたが、これからどういう方向性で突き進んでいけるのか。今から少しだけ楽しみです。

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2009年2月 7日 (土)

とまれコレクション

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 電車でGO!をやっている人ならお分かりだと思いますが、電車は急に止まりません。急にブレーキをかけたとしても、平気で滑走していきます。電車を高速走行の状態から定位置で止めるとなると相当の訓練が必要となります。今回はその止まる目標、「停止標識」のお話です。

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停止標識、これの正式名称は「停止位置目標」だそうです。よくホームの屋根の下や端に置かれているバツ印の標識がコレにあたります。

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JRの場合、ひし形にバツ印を電車や気動車の様に自立して運行できる車両用、四角形にバツ印を客車などをけん引する機関車用として使われています。

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両数や車種によって停車位置が異なる場合、標識の中に両数が書かれ、その標識はどの車種用なのか補足する看板が追加されています。

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(新幹線の場合、形式によって運転席の場所が違うので標識の場所も変わります。ちなみにVは「V編成」、500系の8両編成用停車位置)

…まぁこれだけ見ると単純だなぁと言う感じがしますが、そこはやっぱり私鉄王国関西。関西の大手私鉄5社は各々の考え方があるからか、この停車標識にも千差万別実に多彩な形状を施しています。それではさっそく見て参りましょう。

1:阪急電車さん

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白い看板がホームと反対側に設置。編成によって停車位置が違う場合、その両数を記載して対応。

2:阪神電車さん

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看板というより棒。こちらも編成によって停車位置が異なるため数字が添付されている。

3:南海電車さん

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阪急電車さんと同じスタイルだが、共通する停車位置の場合バツ印が添付されている。両数も車種も多様ではあるが、すべて同じ形状の中に記載されている。

4:近鉄電車さん

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レール中央に真っ赤な板を配置。停車位置が共通する場合は何も書かれていないが、個別に分かれている場合は数字が記載されている。

5:京阪電車さん

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原則としてホームと反対側に阪神さんと同じような棒状の板が。停車位置が共通の場合はバツ印がその場所に書かれている。

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…さて、これだけだとアレなのでちょっと変わったものをいくつか紹介します。まずは頭端式ホームの場合。

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関東では上野駅に代表される「ターミナル」を代表するような形状の場合、線路の両脇が既にホームとなっていますのでその場所に設置すると運転手側からは見えにくい状態になってしまいます。このような場合は関西地域だと近鉄電車さんのように線路中央に標識を置いているケースが大半を占めています。

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ただしJR西日本さんの場合はどちらでも見やすいように屋根から標識をぶら下げて対処しています。結構親切です。この他にJR西日本さんは停車位置に結構バリエーションを持たせています。JR東西線の停車位置は停止する確実性を高めたデザインとなっています。

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停車位置を知らせる看板があることはあるのですが、実際運転席から最終的に確認することは難しい位置にあります。そこで壁に数字を書き込むことで運転席の扉から確認できるようになっています。

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(試行錯誤の末、数字ではなく色彩と図形だけで表現している個所も)

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この他に地上部分でも運転手さんに見やすく分かりやすい位置にまで棒を伸ばし、停止位置をアピールするものもあります。

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…これだけ色々と種類があるわけですから、そりゃあ相互乗り入れは簡単に行えるものではありません。そして、こんなもので終わると「なんだそれ」と言われてしまうのが世の常です。そこで今回はアド街風の映像を作ってみました。どうぞご覧下さいませ。

…まぁこんな映像を作っているから更新が遅れるんですな。

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2009年1月17日 (土)

神戸を見てきた

 大空を瞬く星の意味を私は未だに理解できない。どこに北極星があるのか、どこにオリオン座が煌めいているのか、どこに明星が輝くのか。地上の星は燕に聞けばわかるかもしれない。プラネタリウムに行けば親切な学芸員さんからオリオン座の位置も意味も教えてもらえるかもしれない。ただその時は「素敵だね。」と横にいる女の子に言いながら聞きたいとは思うけれど。

 あのころの未来に立っているとも思えない。全てが思うほど上手くいくとは思っていないし、思っている以上に上手くいったらそれはそれで問題があると思う。上手くいく人間がいる一方で、上手くいかない人間もいる。まぁ、所詮人間なんてそういうもんだ。

 そのうち、私にも永久に目を開けない時が来る。その時まで私は一生懸命生きようと思う。その時が50年後なのか100年後なのか、それとも明日かもわからない。…先ほどからよくわからない文章が続いているが、今日はそういうことを考える日だ。

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 今日は多分ニュースで色々と神戸の話を取り上げられるだろう。でも、それは関西圏以外の人からすれば単なる季節の風物詩でしかないと思う。関西圏在住の私からすれば「新潟県中越地震」も「奥尻島の津波」も、「そういうことがあったんだねぇ」というレベルになってしまった。

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そのうち忘れてしまい、ワイドショーで何となく取り上げられた内容を見て「へぇ」と言う位になってしまう。人間の記憶というのは忘れるように作られているらしい。本当かどうか分からないけれど。

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 14年前の災害を思い出す1月17日、今日という日を迎えるにあたって、何となく被災現場が今どうなっているのか見てきた。ニュースの被写体として衝撃的に伝えられたあの風景のその後。もちろん個人が撮影してきたものなので期待をしてはいけない。

 まずは伊丹駅。

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関西圏の人には多少馴染みがあるが、それ以外の地域の方はあまり分からないと思うので説明するが、「伊丹」と名前が付いた駅はJRと阪急の2つ存在している。よく震災の写真で登場する倒壊した伊丹駅の駅舎は阪急の方だ。

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元々は阪急の方が栄えていたのだけれど、JRの駅前に大型ショッピングモールができたことと、JR伊丹駅が在籍しているJR宝塚線が民営化以降便利になったので、最近ではJR伊丹駅の方が栄えている印象がある。利便性を向上させたのが遠因となって事故も発生したことは記憶に新しい。

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倒壊前の伊丹駅は高架橋にした際宝塚方面への延伸計画を容易に進めようと支線の駅としては結構立派な2面3線、将来的には追い越しができるようなホームの構造になっていたそうだ。現在はその影もない。

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(1面2線の阪急支線としては標準的な駅舎になった)

路線自体は震災後約2ヶ月経った1995年3月11日に仮駅として再開したものの、崩壊した駅舎自体を撤去し、新たな都市計画の元立て直すため、元の場所に戻るには3年以上の月日を要した。現在は「Reita」というショッピングモールの3階にこじんまりと入居している。

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駅舎の周囲はきちんと都市計画がなされているので、それなりに立派な状態になっているのだけれど、残念なことに震災に関するモニュメント等を私は見つけることができなかった。駅舎自体がモニュメントであるとするならばそれはそれで凄いことだし、単に私が見つけられなかったのかもしれない。

 次に六甲道駅。

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この駅も先程の阪急伊丹駅と同様に高架となっているが、阪急伊丹駅と違って震災から約3ヶ月後の1995年4月1日に開通している。路面や梁を再利用し、高架橋の柱だけを再度作ったそうだ。現に高架橋の部分を見ると、上と下では作られた時期が違うのが一目見ただけでわかる。

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その工事の顛末はたびたびテレビや雑誌で紹介されているので詳しくは説明しないが、とにかく迅速な行動に驚かされた。

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南側の駅前広場へ向かう歩道の傍に小さなモニュメントが設置されている。円筒の中央部分をくりぬき、そこにレールを模した金属の板を渡らせてある。シンプルで力強いそのモニュメント。ただそのモニュメントは風景に溶け込んでしまい、あまりその存在を主張していない。

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(高層マンションが多いのは快速停車駅だからか)

 最後に新長田駅。

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大阪は「くいだおれ」、京都は「着だおれ」、そして神戸は「はきだおれ」と言われることがある。「はき倒れ」と言っても京都で着物の帯をきつく締めすぎた人が大阪で食べすぎて嘔吐する…というのではなく、神戸は昔から靴を作っていた。新長田駅がある長田地区はケミカルシューズを沢山作っていた街で、小さな工場がひしめき合って沢山の靴を作っていた。

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関西のお好み焼屋なら必ず置いている「そばめし」も、この長田地区が発祥の地。食事の際に冷たくなった弁当のご飯を焼きそばと一緒に焼いて食べたのが始まりという。個人的には大好きな「ぼっかけうどん」もこの長田が発祥だ。

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小さな工場がひしめき合っていたということもあって、震災の時この街は焦土と化した。その際この新長田の駅も崩壊した。1995年の3月9日には仮設の駅で営業を再開、現在の駅舎に再建されるのはその日から約1年後の1996年4月3日になる。

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駅の周囲は震災以後に建てられたビルが多く立ち並んでいる。撮影したのはちょうどクリスマスイブ、ビルの中に入居しているショッピングモールからはクリスマスのイベントが開催されており、駅前は華やかなムードに包まれていた。

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新長田の駅の構内には「元気HAKOBEこうのとり」というタイル画がある。全国各地から様々なイラストやメッセージが寄せられており、その中には有名人の名前も沢山ある。ただこの場所も先程の六甲道駅のモニュメントと同じく己の存在を主張していない。

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(目に映る眺めはそう悪くはない)

 

 

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 実はこの記事を書くきっかけになった記事がある。神戸市内のみならず阪神大震災で被災した地域には阪神大震災のモニュメントが150か所以上あるらしい。

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(神戸国際会館の上にもモニュメントがある)

そのどれもが生活に密着したような状態で設置されており、注意して探さないと見つけられない状態になっている。

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(神戸ルミナリエもモニュメントの一つだ。元の目的を忘れて単なるデートイベントになってきたのは喜ぶべきことなのか嘆くべきことなのか。少し複雑な感じがする)

あの年からもう14年、「もう」なのか「まだ」なのかは私は未だに断定することはできないけれど、今一度モニュメントを通じて考えた。災害はそこにある。

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(忘れないから、思い出さない)

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2009年1月14日 (水)

中之島線でダイエット

 京阪中之島線は利用者が少ないらしい。

Rc110(休日になるともっと少ない)

開業後1か月間の利用客数を調べると、1日の利用客数が予想の8万人ではなく3万人程度とのこと。簡単に言えば40%未満ということだ。そりゃあ少ないがこれには色々と理由がある。

一般的な理由としては中之島線の路線。天満橋駅~大江橋駅区間は既存の京阪本線とバッティングする。これはで自社内で利用客のシェアを争う結果となり、必然的に利用客の混乱を招く結果となった。

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次に路線の接続。京阪本線は大阪の大動脈である地下鉄御堂筋線と接続するものの、中之島線は渡辺橋駅で地下鉄四ツ橋線と接続するだけ。これでは乗り換え客も見込めない。将来的には中之島駅と「なにわ筋線」が接続する計画となっているが、あの府知事の事なので果たして実現するかどうか。

Rc111 (中之島界隈は古いビルが多い)

あと理由に挙げるとするならば、中之島沿線が大阪市内の中ではかなり「成熟した場所」だということ。成熟した場所に新たな活力を与えるために新規路線を開業した…と言えば聞こえがいいのだけれど、高度成長期に建てられた古いビルやマンション等が立ち並んだある意味「取り残された地域」。

Rc112 (渡辺橋駅にある再開発のイメージ図)

現在中之島線沿線で大型再開発が進められているものの、完成するまでは乗客増にはつながりにくい。しかも中之島駅界隈は大阪駅から徒歩圏内。京橋や天満橋に出るより大阪駅周辺の百貨店や専門店へ出向いた方が楽だったりする。その点から考えると中之島線は余計に利用されにくい路線になっている。

…そんなアゲインストの風が吹きまくる中、新たに生まれた中之島線の乗客数を増やす方法はないだろうか。前置きが長くなったが、今回のテーマは「中之島線の活性化」だ。

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(中之島線開業直後の飲食店街「ミナモ」)

 一応京阪さんも手をこまねいているワケではない。中之島線の認知度をあげようとテーマソングを作ってみたり、大江橋駅や渡辺橋駅に飲食店街を設けてビジネスマン達への憩いの場となるよう工夫を施している。

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(なにわ橋駅にあるアートエリアB1.こちらも開業時に撮影)

異質なのがなにわ橋駅にある「アートエリアB1」というスペース。ここでは大学と産学が一体となったイベントを開催し、駅から文化を発信させようとしている。

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(だが実際問題それが効果を出しているかどうかは定かではない)

ソレから比べれば私が考えたのはある意味奇特なものだ。それは「中之島線でメタボを解消しよう」というもの。電車とメタボ、あまりにもつながりにくいがよくよく考えれば繋がっていくのだ。

まずは中之島線の駅がどの場所に開設されたのかを再度確認してみよう。

天満橋駅から別れた中之島線は、土佐堀川を潜って中之島へと辿り着く。ただ辿り着くだけでなく、既存の地下鉄に影響しないよう路線は深く潜っている。ということは通常の地下鉄と比べると圧倒的に階段の数が多いということになる。

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(地下の構図はこんな感じ。とにかく深いと思ってください)

必然的に地上に出る際は時間がかかるし正直しんどい。しかし、エレベーターやエスカレーターを使って出るのではなくあえて自らの足を用いて階段で地上へ出向く。そうすれば通勤で毎日往復するだけで相当なカロリー消費となり、自然とダイエットに繋がるということになる。

 

そしてよく見て頂きたいのが中之島駅と渡辺橋駅の立地。よく見ると中之島駅の場合近くに阪神電車の福島駅、JR西日本の福島駅と新福島駅に隣接している。渡辺橋駅も福島駅に比べると若干距離はあるものの、大阪駅への徒歩圏内に立地しているのがよくわかる。大阪駅に行くために歩く。それだけでも十分運動になる。

地図だけ見ても仕方ないので実際に歩いてみよう。

Rc119 (メタリックがまぶしい渡辺橋駅)

渡辺橋駅の周囲は大阪のコアなビジネス街である「四ツ橋筋」。周囲は常にビジネスマンが闊歩している。

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その駅の7番出口から地上に出ると目の前には駅名になった渡辺橋。渡辺橋を渡ると、そこは「堂島」と呼ばれる場所だ。あまり私には縁が無い「北新地」という歓楽街もこの地域にある。ちなみにサントリーの本社があるのもこの「堂島」だ。

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大阪駅から淀屋橋駅までの御堂筋と比べると、大阪駅から渡辺橋駅までの四ツ橋筋はビジネス街という立地だけでなく、大阪駅も近いからかかなり人通りが多い。沿道には堂島ホテルとヒルトンホテル等の有名なシティホテルが建ち並ぶ。途中から地下街も併設されており、どうやら必然的に人が集まるようになっているようだ。

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気がつくと目の前には大阪駅周辺の象徴とも言われる丸ビルの姿、ちなみに私の足で大阪駅まで約15分で到着したので約100キロカロリーは消費したことになる。ビバ渡辺橋。

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そして福島駅から中之島駅も歩いてみよう。大阪環状線の福島駅からだと、中之島駅までの案内はほぼ案内が無いに等しい。しかし駅の改札口に朝日放送と大阪国際会議場への地図が出ている。

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この新しく完成した朝日放送社屋の対岸、そしてグランキューブ大阪の近くに中之島駅がある。この案内に沿ってとりあえずは朝日放送まで移動していく。

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(阪神福島駅の近くにJR東西線の新福島駅もある)

道中大きな交差点に遭遇する。ここが阪神電車の福島駅とJR東西線の新福島駅の場所。連絡する地下道を使って移動することも可能だけれど、どちらかと言えばこの福島界隈の街並みを楽しむことをお勧めする。じゃりン子チエの世界観だけが大阪の下町ではない。

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(前の社屋から比べるとまぁ何と立派になったの>朝日放送さん)

国道2号線を渡ることになるので多少時間はかかるものの、コレはこれで面白い。新福島駅や阪神の福島駅からだともっと時間はかからない。進行方向左手に見えてくる新しくなった朝日放送を見て、橋を渡るとそこがもう中之島駅。距離をそれほど感じることなくアッサリと到着できる。

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中之島駅の階段まで私の足で約10分程度、80キロカロリーの消費。意外と消費している。

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ちょっと運動する。それだけで意外な交通機関と接続できたり繁華街へ移動することもできる。体にいいことだと私は思うので、もしお時間がありましたらみなさんも一度お試しになってはいかがでしょうか。…どうですか?中之島線を使いたくなりましたか?

 

 

<オマケ>

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ちなみに中之島駅から福島駅最寄りの階段(1-D出口)はこれ位あります。

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その階段までは改札口から約5分かかります。ヘトヘトの状態で階段まで移動するとこういう表情が自然と出てきます。

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(そりゃ疲れるって)

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2008年12月23日 (火)

テツにまみれる

(※12月24日23時50分:一部表現を変更しました)

 いつもお世話になっているデイリーポータルZさんの「デイリー道場」で、「今年やり残したことをやる」というお題が出ている。先週私は今年書いた記事を振り返ってみた。そこで思ったのが「鉄道イベント」に参加していないということだ。コレは大変だ、急いで参加しなきゃ。

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鉄道のイベントといえば「車庫の一般開放」「新路線・新車」「さよなら運転・廃線」に分類される。その中で一番盛り上がってしまうのが「さよなら運転・廃線」。つまり明日から見れなくなる、乗れなくなるというものだ。この盛り上がりは一種異様で、鉄道ファンの間ではそのイベントに出る人の事を「葬式鉄」と呼び、軽蔑する人達がいる。

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12月は何故か「お別れ」がキーワードとなるイベントが私の回りで沢山あった。0系新幹線もそのうちのひとつ。当日は0系新幹線よりも大切な人を西方浄土へ送り出すため、見送ることができなかった。ただ新大阪駅に立ち寄ってイベント前のちょっとした風景をこの目で見ることができ、後に親戚宅でその模様をニュースでじっくりと見た。遠くなる姿に私はそっと語りかけた。ありがとう新幹線。

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(当日の新大阪駅はテツだらけで、国賓以上の警備体制だった)

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その日から6日後、レルコンでは高い頻度で登場している「京阪電車」でも同様の「さよなら運転」イベントが開催された。今回はこのイベントに参加している「テツ」になろう。そうだ、私はこれから「テツ」になるんだ。

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さよなら運転の主役は京阪電車の1900系。私がレルコンで最初に書いた「京阪電車・匠の技」でも取り上げた由緒正しい車両だ。実際には京阪中之島線の開通時に運用から外れていたのだけれど、この車両が12月20日をもって正式に引退する。

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(ちょっと過去の写真を探してもこれだけ出てきた)

この1900系は思えば実に京阪らしい車両だった。新しく作られた車両と元からあった車両を同じ系統に、特急型として作られたが一般型へと運用を変更、その際にドアを新しく一つ追加、冷房化する際に車体を補強したら思った以上に費用がかかった…等々、調べれば調べるほど京阪を如実に感じられる面白い車両だ。そんな京阪を代表する1900系がいよいよラストランとなる。

そこで冒頭の写真に戻る。

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少し前に三脚を直そうとして貨物列車と接触した人身事故があった。そのことから安全面を考慮し、駅構内で脚立を利用しての撮影を禁止したのだろう。実際こういう「さよならイベント」の際は脚立がトラブルの火種となる場合が多い。京阪を代表する車両が引退するイベント故、トラブルを避けるためのルールを明示しておくのは有効な手段なのかもしれない。

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実際に枚方市駅へ向かうと、既に「テツ」はホームにいた。到着した時にはもうイベント列車が走りだそうとしていた頃なので、ホームは「何故カメラを抱えた人がこんなにいるんだ」という不思議な空気が漂っていた。これに違和感を感じてはいけない。何故なら私はこれから「テツ」になるからだ。

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(個人的には9000系のリフォームも捨てがたい)

今回はこの枚方市駅だけでなく、京阪電車を撮影する人々、つまり「撮り鉄」な人が集合する駅に移動してみることにする。そこで私は完璧な「テツ」へと変貌を遂げるのだ。

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(車中流れる風景にはどこかに「撮り鉄」がいた)

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まずは大阪市内にある「森小路駅」。

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この駅は京阪の複々線では特異的な配線となっている。他の駅は各駅に停車するタイプが走行する線路(B線)にだけホームが設置されているが、この駅だけは通過列車も走る線路(A線)にもホームが設置されている。

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その為迫力ある写真を間近で撮影することが可能。同様の形状である守口市駅ではホーム端に業務用の施設が設置されていて見栄えが悪い。しかも駅の京都側には速度制限があるため迫力ある写真を押さえるにはこの森小路駅が最適なのだ。

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現に私が森小路駅に辿り着くと、ホームの端寄りには撮影する人がいた。しかし絶好のポイントとはいえ駅の規模が小さいことが遠因となってか思ったほど多くはなかった。流石にきちんと節度を守って行動している。素晴らしきかな「撮り鉄」の皆様。

…しかし、この現場で私が「テツ」になるというのは他の人々に大いなる迷惑がかかる。狭いホームに巨体は邪魔なだけだ。そこで私は出町柳方面へ向かう各駅停車へ乗り込み、一路西三荘駅を目指した。

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森小路駅から引き返し、西三荘駅へ向かう。過去「駅のベンチで彼女にアウディ」という項目で取り上げたこの駅も撮影ポイントとして有名だったりする。駅に到着すると既に「撮り鉄」の皆様が準備の真っ最中。

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西三荘駅は他の駅と違い、ホームの幅に余裕がある設計となっている。しかもこの日は土曜日。最寄にあるパナソニックの本社へやってくる人も多くなく、ファンと駅員さんの間に流れがちな殺伐とした空気も感じられず、鉄道への愛に満ち溢れていた。そうか、これを「アットホーム」というのか。

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(大阪行ホームも「撮り鉄」な方々が満載)

その時私は気になったことがあった。何故か軽い疎外感が私の中にあった。過去幾度となくこういうイベントがあったが、その時よりも疎外感を肌で感じてしまう。西三荘駅ではなく古川橋駅の方がよかったのか。

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(車内から見た古川橋の写真)

どうしてだろう、なんでだろうと思いながら私はラストランを見送った。

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最後の走行を見送った「撮り鉄」な人々は即座に撤収作業を始める。いつも思うことだけど、世間の人達が想像するよりもマナーが良く、そして手早く撤収をする。この潔さをこの目で見て、そして気づいた。私はまだまだ「テツ」としてはひよっ子なのだということ。「鉄道」は一つの趣味ではなく「道」、「剣道」や「柔道」の様に自己を鍛練し、極めて行くものではないのかということ。来年は弛んだ心(および体)を引き締め、精進していこう。そう私は心に決めた。

 

最後に今回のイベントを企画してくださった京阪電車の皆様(しかも最後の列車には登場当時のような化粧を施すという実に芸が細かい!)には心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。

<オマケ>

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最後に私の尊敬する「てっちゃん」の写真を。絶対オレ怒られる。

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2008年11月15日 (土)

23時41分、三原駅にて

 当サイトに設置しているブログパーツのおかげで、毎晩23時41分に0系新幹線が当ブログにやってきます。設置したその日の夜初めて見ましたが、千と千尋のなんとやらみたいにこのブログの文字が次々と0系の中に乗車していく様はある意味面白いものがあります。

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 この23時41分、実際に0系新幹線で運行している『こだま682号』は三原駅に到着します。

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山陽新幹線が開業した際に完成した駅は、国鉄の事情もあってかどの駅も地域性を感じさせない同じような構造のホームとなっています。

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この三原駅は乗降客が少ないということもあってか、国鉄民営化以降に改装された個所が少なく、コンコースには博多延伸時の風情を色濃く残しています。ただこの三原駅は他の駅とはひとつ大きな違いがあります。それはコンコースから見えるこの石垣。

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そう、この三原駅は城跡の上に建てられた(たぶん)日本唯一の駅なのです。

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三原城は瀬戸内海を軍事的に掌握するために建てられたお城なんだそうです。しかしお城でありながらもその象徴でもある「天守閣」は造られず、規模としては若干小さめだったようです。ただお城故に「ちょうどいい広さ」と「絶妙なフラット感」があったので、鉄道を敷設する際その敷地の大半は鉄道施設へと利用されました。

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新幹線が博多まで延伸する際、既存の三原駅と併設するために石垣がさらに削られて現在の形になりました。今から考えれば少しだけもったいないと思うのは私だけでしょうか。

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さて、その城跡には改札外から入ります。私の記憶が正しければ、私が幼少の頃この場所には新幹線のコンコースにある改札口から移動できたと思うのですが。実際その頃は在来線のホームは地上でしたから、利便性も考えて設置されていたのでしょうか。

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(急な階段を上る。城の真横に新幹線のホーム、実に不思議な光景)

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急な階段を上るとそこにはちょっとした公園が。この場所に何らかの施設があり、そしてその施設ではお侍さんが活動していた。この高台から見る景色はどうだったのでしょうか。今、私の目線には緑色に化粧直しされた新幹線しか見えません。新幹線で三原駅を通過する際、一瞬だけ見えるこの公園にはこういう逸話が隠されていたんですねぇ。意外と奥深いものがあります。

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あとどうでもいいですが、三原の名物である「やっさ踊り」「小早川隆景(戦国武将)」「タコ」を組み合わせたキャラクターが在来線のホームに設置されています。どうなんでしょうこのセンスは。

 

<オマケ>

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ところで、この公園からコンコースに降りる際、761と書かれたプレートを見かけました。これって東京からの距離…にしては短すぎますねぇ。なんなんでしょう。

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2008年10月15日 (水)

月光に向かって走るあの列車を見送ろう

  10月です。神無月です。レルコンを長い間ご覧になられている方ならお分かりかと思いますが、また一つ年を取りました。

「おめでとう、オレ」

「ありがとう、オレ」

…というわけで、今年も自分で自分をお祝いします。ええ、ものすごく強がりです。

さてお祝いするとしても何をすればいいのか。私自身物欲や金銭欲、性欲や独占欲といった欲望が殆ど無い人間なのでこういう時どう自分自身を祝えばいいのかが困ってしまいます。ただ今回は違いました。誕生日を迎える数日前に

「寝台特急『富士』『はやぶさ』が来年3月で廃止」

というニュースが飛び込んできました。残念なニュースではありますが、誕生日前にこのニュースが飛び込んできたというのは何かの縁。残り少ない彼らの活躍をこの目に焼き付け、それを今年の誕生日プレゼントしよう。今回はその一部始終をご覧戴きます。

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(これが寝台特急のマーク。デラかっちょいい。)

 その前に「ブルートレイン」をご説明申し上げます。高度成長時の1958年に夜行列車専用車両として製造された20系客車。この客車の車体は青一色に統一され、その姿が美しいところから「夜行列車」=「ブルートレイン」という図式になったようです。

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(ブルートレインの写真を探したら約10年前の写真しかなかった)

私が子供の頃はブルトレブームがあり、鉄道雑誌を見ては「ブルートレイン、かっこいいなぁ」なんて思っていたものです。その後生活様式の変化や車両自体の老朽化等様々な要因が重なり「ブルートレイン」は次々と廃止され、寝台車両のみで構成される夜行列車は10本に満たない状況となりました。

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(左:東へ向かう優等列車の時刻表、右:西へ向かう優等列車の時刻表)

 来年の3月に廃止になる「富士」と「はやぶさ」は東京と大分・熊本を結ぶ通称「九州ブルトレ」であり、現在東京から九州方面へと走る唯一の寝台特急です。20系客車を使った夜行特急が設定された当初は京阪神地区を深夜に通過するダイヤでしたが、現在は九州方面へ向かう列車のみ京都駅と大阪駅に停車しています。

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(23時頃の大阪駅コンコース)

 「富士」と「はやぶさ」が東京駅を発車するのは18時3分。スピードを出せない寝台客車ですので、大阪着が次の日の1時。テレビ業界でいうところの25時、つまりはド深夜になるというわけです。そんな時間だとよい子は眠っているでしょうし、恨みを晴らしたい人はそろそろ五寸釘と藁人形を抱えて神社へ移動を開始していると思われます。自宅から大阪駅は意外と距離があります。私は大阪駅近くの格安ホテルに寝床を確保し、深夜の大阪駅へと出向きました。

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(左:パタパタには夜行列車しか並んでいない。右:桜橋口のバスターミナル)

新幹線の最終も出て、急いで帰宅する人々が多い23時の大阪駅。桜橋口の真横にあるバスターミナルでは各地域に発着する夜行バスが次々と発着していきます。深夜の移動という需要を満たしているのは残念ながら列車よりもバスになってしまいました。…とはいえ夜行列車は数が少なくなっていてもまだまだ運行しています。「富士」と「はやぶさ」を見送る前にホームに上がって見てみましょう。

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(駅構内に入るには入場券が必要なので購入)

まずは北陸方面と新潟を結ぶ急行「きたぐに」。

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(フラッシュ撮影厳禁なので映像からトリミングしました)

夜は寝台、昼は座席に変えることができるという特殊な客室構造を持った583系が「きたぐに」には使用されています。

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(左:寝台をセットした車両。窓の上にある丸は寝台時に使う窓。右:座席状態の車両)

その特殊な構造故に一方には寝台、もう一方には座席という使い方をしています。大阪駅から滋賀県へ向かう最終列車の意味合いもあるのか、シーズンオフなのに結構な乗車率となっています。

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(入場券は発売から約2時間までなので新たに購入)

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(夜行列車が運行しているのでみどりの窓口は営業中。でもモニターの表示は終了)

次にやって来たのが東京へ向かう寝台特急「サンライズ瀬戸・サンライズ出雲」。

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(こちらも映像をトリミングしました)

東京行きの最終列車ということもあってか、結構大阪駅から乗車される方が多いのが印象的です。私も何回か利用させて頂いてますが、寝ころびながら朝早くに東京へ到着できて結構便利です。

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(「サンライズ」は厳密に言うと寝台特急ではありません。編成中央に「ノビノビ座席」というカーペットが敷かれた部屋があるため。運賃+特急指定席料金で乗れるのでここは便利です)

 

サンライズ瀬戸・出雲を見送り、ここからいよいよ本番です。

 

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(誰もいないホーム)

サンライズが出てから約10分後関西地域の最終列車も次々と出発し、駅から人が次々と去っていきます。

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来る列車は全て大阪止まり。降りる乗客は黙々と改札口へと向かいます。

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乗客がいなくなる一方、ホームには大阪駅の改造に伴う工事関係者が次々と現れました。新しい駅ビルの工事も始まり、いよいよ部外者という立場が明確になってきた感じがします。

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コンコースには誰もいなくなりました。普段は人で溢れかえる大阪駅も、こんな時間があったのかと思えるほど。静寂だけが駅に佇んでいます。

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(傍目から見ると猛烈に寂しい人)

大阪駅に私は独りぼっち。はた目から見ると深夜の駅で何をやっているんだろうと怪しさ満載です。そこに追い打ちをかけるアナウンスが構内に響き渡ります。

『本日の運転は終了しました。お降りのお客様は改札口までお越しください。シャッターを閉めます』

深夜とは思えないボリュームでホームに響きます。そして私が見送ろうとしたホームにも改めてアナウンスが。

『間もなくシャッターを閉めます。改札口までお越しください』

明らかにこのアナウンスは私向けのもの。私はその言葉を素直に受け入れ、改札口に向かうことにしました。

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…今回は見送ることを断念せざるを得ない状態となりました。まだ3月まで時間はあることですし、その際は実際に大阪駅から乗って最後のブルトレを味わおうかと考えております。まぁ誕生日の目的としては成立しませんでしたが、それ以上の興奮を味わえただけでもヨシとしますか。

2008yako0b(こういう表示はある意味絶望を表しているよね)

 

 

<オマケ>

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(「シャッターを閉める」と言っていたアナウンスは本当だった。改札口を出て正直焦る)

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2008年10月 6日 (月)

想い出にかわるまで

前回の記事でもお伝えしましたが、先日用事で広島へ行ってきました。

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広島と言えば鉄なら即座に思い浮かぶのが広島電鉄・通商広電。街中を走る路面電車をぼーっと眺めているだけでも至福。まぁこの地域のJRが旧国鉄車両ばかり集合しているからか余計に広電さんが輝いて見えます。その広電に広島駅から乗ること数分、原爆ドーム前に到着します。

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(写真は2006年撮影)

1996年に世界遺産へと登録された人類の過ちを刻むドーム。一瞬のうちに廃墟と化した街を象徴する遺跡の北側に、人々の勇気と希望を刻む場所があります。

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広島市民球場です。1957年に開設され、それ以来広島の代名詞ともなった広島東洋カープの本拠地として利用されてきました。

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(意外と知られていないが市民球場の横には「勝鯉の森」という記念碑が置かれている場所がある。)

本拠地最終戦ではスタンドが真っ赤に包まれ、宇宙戦艦ヤマトのテーマに乗せて日本シリーズをこの場所で!…と歌っておりました。この後の顛末は皆様ご存知の通りです(っていうか、戦艦大和も帰ってこなかったですし)。

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今後広島駅近くにできる新しい市民球場に本拠地が移り、今後この場所はどうなるのかは未だに決まっておりません。平和公園が近いからそういう施設ができるのか、それとも新たな集客施設ができるのかはわかりませんが、もしできるのでしたらこういう場所は必ず作って頂きたい!という場所が大阪にあります。

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大阪は難波、南海なんば駅から直結する新たな集客施設「なんばパークス」さんです。大阪の人ならご存知でしょう。

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この場所は元々大阪球場という南海ホークスが本拠地としていた球場がありました。それが今ではオフィス・レストラン・ショップ・マンションといった浪花版の六本木ヒルズみたいな施設へと変化していきました。

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なんば駅から歩道橋を歩いて行くと、ちょっと目立つ案内板が出てきます。そこを目印に進んでいくとちょっと変わったタイルが見えてきます。

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デザイン的に不思議な床面ですが、それをじーっとよく見るとホームベースとピッチャーマウンドにデザインされています。

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この場所が大阪球場だからこういうのを作っているのかと安易に考えていたら、なんとこの場所に大阪球場のホームベースとピッチャーマウンドがあったそうです。

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つまりこの場所でピッチャーはキャッチャーにボールを投げ、バッターはボールをスタンドへと打ったんでしょう。そう思うと感慨にふけってしまいます。そこで思わず…

 

 

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プレイボール。

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2008年9月 1日 (月)

Have you ever seen the bridge?

 今年の夏、人生で初めて経験する腹痛が私を襲いました。病症は十二指腸炎、石が言うにはほぼストレスが原因じゃないかとのこと。こんな私でもストレスがあるんだとある意味ビックリしながらも、8月前半はずっと布団の上で安静にしておりました。

 その間、私はネット三昧。こういう生活ってどうなんだろうと思いながら色々なホームページやブログを巡っておりました。様々な方が書かれている文章やアップされている写真を見てはどのようにすればレルコンを皆様に喜んで頂けるようになるだろうかと常に考えておりました。ただその最中に「どうでもいいこと」に気づかされたこともあります。今回はそんなお話です。

京阪電車は「橋」が語尾に付く駅がかなりあります。京阪本線・鴨東線・交野線・宇治線の56駅中6駅。約一割の確率で語尾に「橋」が付いています(ちなみにあの広大な路線を持つ日本最大私鉄の近鉄は4駅)。よく利用してはいるものの、駅名の由来となった「橋」を私は見たことがありません。

まず最初に「駅名の命名方法」について知っている範囲で説明します。駅名は「誰でもわかるようにその地域の名前を付ける」ことが大原則となっていることは言うまでもありません。関西地域で言えば「吹田」や「岸和田」という感じで駅のある地域の名前がそのまま駅名になっています。ちょっとややこしいのが駅が地域を跨っている場合。公共交通の場合は「喜連瓜破」のように2つの地名を連名で表記する場合もあるのです。

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しかし、その駅を県地域の中心として呼称したい場合はもっと大まかな駅名となります。例えば梅田地域にあるJRの駅は「大阪」。同じように丸の内にあるJRの駅は「東京」。これらの駅には他の駅と違って「長距離列車」が多く到着し、各地域へと出発していきます。いわゆる「都市間移動」を目的とした列車に乗車する際円滑に移動するための目安として命名されています。

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(左:新橋駅、右:泉岳寺駅の構内)

その一方で駅を比較的短い範囲で設置する私鉄や地下鉄の場合、このような命名の仕方だとアッサリ名称が尽きてしまいます。そこで次に使われるのがその地域のランドマークの名前。有名なところでは「泉岳寺」や「山寺」、「売布神社」などの寺社仏閣、「天神川」や「高麗川」の様な川、そして「鶴橋」や「日本橋」のような「橋」があるわけです。

…本題に戻りまして、京阪電車の「橋」の駅。大阪側から順番に「淀屋橋」「天満橋」「京橋」「古川橋」「丹波橋」「観月橋」。淀川に沿って敷設されているので淀川へと流れる川が多く、その川に橋を架ける橋が多くなり、結果「橋」がランドマークとなって駅名となったのでしょう。しかしこの多さは尋常ではありません。

ランドマークになっているからにはさどかし立派な橋なのでしょう。というわけで、実際にどのような橋なのか見に行ってきました。

 まずは大阪のビジネスの中心地、「淀屋橋」です。

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御堂筋の一部として土佐堀川にかけられているこの橋、江戸時代の豪商「淀屋」が架橋したことが名前の由来だそうです。一昔前の風格漂う橋桁と街灯の意匠が洗練されています。

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駅入口の近くには遊覧船の港も整備。駅名になった橋としてこれならば納得いきます。

 次は中之島線開業に賑わう「天満橋」。

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最近は中之島線の開業に合わせ、駅ビルをリニューアルし観光船の港を駅の真横に移動するなど着実な一歩を踏み出しつつある天満橋駅の傍に天満橋があります。

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大阪市内では珍しい二階建ての構造を採用している天満橋、天神祭の際はこの構造を生かして移動方向を分断しています。ある意味理に適った橋桁です。聞くところによるとこの天満橋、『浪華三大橋』の一つとして数えられているそうです。

 大阪市内最後を飾るのは「京橋」。

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大阪環状線と学研都市線、地下鉄長堀鶴見緑地線が行きかう大人のミドルタウン、大阪人なら誰もが口ずさむレジャービルが駅前にある京橋駅。きちんと由来となった橋も現存しております。それがこちら。

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先ほどの華やかな雰囲気とは一転してしまいました。それもその筈この京橋はどちらかと言えば京橋駅よりも天満橋駅からの方が近いのです。

元々この京橋があるところは「京橋」という地名でした。しかし現在のJR大阪環状線が学研都市線と乗り換えする駅を設置する際に「京橋」と名乗ってしまったのが運のツキ。元々京橋駅周辺の地名である「蒲生(がもう)」を名乗っていた京阪の駅もJR(当時は国鉄)への乗り換え駅だと明確にするため駅名を「京橋」に変更。結果橋の存在は蔑にされ、現在のような状況へとなってしまいました。

このように駅名が街を作ったパターンは散見されています。能勢電車の日生中央駅や神戸電鉄のウッディタウン駅のようなニュータウンに造られた駅もそうですが、意外なところではJR東日本の国立駅もその一つ。国分寺と立川の間に駅を作ったから「国立」という駅名になり、それが市の名前にまでなりました。

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(それにしても暑い)

 このパターンに近いのが次に紹介します「古川橋」。

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古川橋駅は京阪電車名物の複々線に組み込まれた駅なので、私は何となく地味な駅だなぁと思っていました。が、実際は近くに門真運転免許試験場があるので意外と利用客が多く、初めて降りた際には驚いた経験があります。

この駅名の由来となった「古川橋」も実際にはこの駅ではなく京都方の「大和田」という駅から行った方が残念ながら近いのです。

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(上が『新古川橋』、下が『古川橋』の所在地。ちなみにコレは大和田駅の地図)

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しかも「古川橋」そのものの存在が高架橋のおかげでかなり隠された存在となっており、本当にこの橋は古川橋なのかどうなのか一瞬疑問に感じるほどです。

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どうでもいい話ではありますが、この古川橋の近くには「新古川橋」という新しいのか古いのかよくわからない橋もあります。これもかなり地味です。

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(古川橋駅前・8月だからやっぱり暑い)

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(古川橋からいったん淀屋橋駅へ移動。地下は涼しい)

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(淀屋橋から特急で丹波橋駅へ。電車涼しい、サイコー)

 

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(夏らしい写真も乗っけてみました)

 

 さて古川橋から移動して最初に向かうは京都伏見の「丹波橋」。

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近鉄京都線との乗り換え駅として今や特急停車駅にまで格上げとなったこの丹波橋駅。近鉄電車がこの駅を利用して三条方面に乗り入れていたということを知っている人も少なくなってきました。そのお話はまた後日行うことにしまして、とにかく今は橋です。

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駅前の「丹波橋通」を西へ移動します。通りの左右には一般的に思い浮かべるような京の町屋の風景とは違った「普段着の京都」が広がっています。駅からなだらかな坂道を下ること約5分、ひっそりと「丹波橋」はこの場所にかけられていました。

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丹波橋がかけられている旧堀川沿いには酒蔵があります。この一帯が日本酒の一大拠点『伏見』だと自覚させてくれます。江戸時代にはこの旧堀川を使って日本酒を運搬していたのでしょうか。

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(左:丹波橋から見た京阪線、右:大阪も暑いが京都も暑い)

 最後はこれらの橋の中で唯一読み方が違う「観月橋」。

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今までの橋は「はし」と読んでいましたが、この橋は「かんげつきょう」と読みます。今までは京阪本線に駅がありましたが、この観月橋は宇治線という路線に駅があります。

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駅から降りるとすぐそこに観月橋があります。近くの交差点も「観月橋北詰」という名前になっており、この地域のランドマークとして観月橋は作用されているようです。

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(左:橋名は旧書体で書かれている。右:橋上では歩行者と自転車が分離)

しかしながら橋桁自体は一般的な橋に仕上がっています。宇治川の流れ自体が時に激しくなることと、京都における南北間交通の要所という役割が結果的に普遍的なものへと落ち着かせたのでしょう。京都・宇治の風情を目的とするのならば少し味気なかったりします。

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ただこの橋から見える近鉄京都線の橋桁の姿は実に雄大です。

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164.6メートルの日本最長の単純トラス橋、その名を『澱川橋梁』。軍部からの要請により橋脚を作ることを許されず、結果トラス橋という工法で造られました。その歴史的背景からかこの橋脚は有形文化財として登録されているそうです。

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(宇治川を渡る近鉄特急。いい感じです)

何気なく始めた『駅名になった橋を見に行く』という行為。どれもランドマークとして成り立つ橋であることには間違いありません。もしこの駅を利用する時があればこの橋のことを思い出して見に行ってみてはいかがでしょうか。…ただし夏場はきついことだけ申し上げておきます。

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<オマケ>

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丹波橋を見に行く時にあった盆踊りの告知ビラ。こども達が明らかに操られている。

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2008年6月15日 (日)

駅のベンチで彼女にアウディ

 見えているようで見えていない、感じているようで感じていない。知らぬ間に発見することを止め、当たり前だと認識してしまうことがよくあります。今回は駅構内にある重要な器具「ベンチ」にスポットを当ててみましょう。

まず最初に典型的な「駅のベンチ」をご覧戴きましょう。

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球場や競技場の指定席などで多く使われているこのデザイン、破損した際に行われる交換の容易さや部品の調達度、そして座り心地が可もなく不可もなくといった「ちょっとした休息目的のために座る」ベンチです。

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近鉄電車さんのターミナル駅となっている鶴橋駅と難波駅ではこの種類を多様しています。椅子の数を増やすタイプのベンチを導入することで観光客に対応するだけでなく、座る以外の機能を排除した設計ゆえ通勤時間帯の利用客が移動できる空間を生み出しています。

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また待合室でも同じスタイルのものを設置。これはプラスチック素材のメンテナンスのし易さだけでなく、コスト性や座った際の安定感に着目した結果なのでしょうか。その点を重要視しているのは実に近鉄電車さんらしいです。

 次に紹介するのは「あぜ道型」。

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先ほどの汎用的なベンチの部品を取り入れつつ、各利用者の空間を阻害しないよう席と席の間にあぜ道型のテーブルを設置。個人のテリトリーを守りつつ、ちょっとした荷物を置けるようにと工夫されているのがこのタイプではないでしょうか。このスタイルは90年代に回収された駅によく設置されています。

 続いてはちょっと変わった形の「ダークダックス型」。

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椅子の右側だけに手すりが付けられています。この形状から私は歌謡グループ『ダークダックス』が歌う姿を連想してしまいました。「あぜ道型」とは違い、狭い空間でありながらも個人のスペースを確保したい、そういう考えがこのベンチには見受けられます。

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関西でこのタイプは南海のなんば駅で多く使われています。高野山や和歌山経由で四国へと向かう方々だけでなく、関西空港への玄関口としての使命を得た南海なんば駅。

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従来のような「あぜ道型」では利用客へのキャパシティが不足する、かといってスタンダードなものとなると国際的な雰囲気が漂わない…。そこはやはりデザインに拘る南海電車さん、新たなデザインとしてこれらのベンチを導入したのでしょう。

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でも関西空港へ向かう特急ラピート用のホームにある椅子は何故かちょっと豪華なんですが。アレでしょうか、ビジネスクラスの人が使えるラウンジみたいなもんでしょうか。…一度でいいから利用してみたいですなぁ。

 この「ダークダックス型」の欠点はテーブルが無いためにちょっとした小物を置くスペースが無い、一方の「あぜ道型」はテーブルという空間があるものの、「ダークダックス型」のような手すりが無いためお年寄りが席を立つ際支えが見当たらなくてちょっと大変。これらの欠点を補うためにこれらの様式を組み合わせたのが次に紹介する「あぜ道ダックス型」です。

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バリアフリーの要素を「あぜ道型」に組み込んだのか、「ダークダックス型」の欠点を改善したのかはわかりません。意外と座面の幅が広いだけでなく、私のような体型でも難なく座れるように一方の手すりを取り除いた設計。このタイプはJR西日本さんのホームでよく見られます。

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JR西日本さんのベンチの様にあえて不釣り合いな個所を設けるパターンもあれば阪神西九条駅の改装された待合室のベンチみたいに同じパターンを2つ連続したものもあります。こちらの場合は「ダークダックス型」というより「狩人型」「ザ・たっち型」「工藤兄弟型」といった方がいいのかもしれません。

  …さて、ここまでは比較的スタンダードなものを紹介してまいりました。ココでちょっと変わっているバージョンをご紹介しましょう。

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画像に掲載されている駅名をご覧頂ければ一発でお分かりになられるかと思いますが、この写真は阪急電車の高槻市駅に設置されているベンチです。先ほどの分類からするとベンチの形状は「あぜ道型」から派生したものと考えられます。

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形は同じであっても色が違う…そこで止まってはいけません。 よーくベンチの「あぜ道」部分をご覧ください。

 

 

 

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阪急さん、ベンチの広告はすべて清酒白雪さん(正式には小西酒造さん)に統一されているみたいです。調べますと阪急さんと清酒白雪さんは色々とご縁があるようで、そこから広告として出しているみたいです。

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(もちろん待合室の椅子も清酒白雪さん、いやコレいくら広告費払うんだろう)

 

…色々と駅のベンチをご紹介したとはいえ、やはり駅のベンチといえばこういう形状を私は思い浮かべてしまいます。

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そう、仕切りも何もない長い状態。昔ながらのベンチというものです。比較的京阪電車さんにはこの手のベンチが多く残っていますが、それでもやはり風雪に長く耐えるよう塗装されて味気ないものへと変わっています。しかし、比較的新しく作られた駅にはまだ塗装されずに残っている木のベンチがあると聞きます。

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京阪電車の西三荘駅、種別で言えば区間急行と各駅停車のみが停車するというかなりマイナーな駅です。

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しかしながら駅前にあるのは「ナショナル」や「パナソニック」、「水戸黄門」でお馴染みの松下電器の本社。少し前まで到着の案内で「西三荘、松下前です」というキャプションがついていたほどの大企業が駅前にあります。 その西三荘駅のベンチと言えば

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どうですか、この堂々とした木の風合!美しいではありませんか!駅の階段部分に挟まれて設置されたベンチは最低限の改造を受けて待合室に転用されています。

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この待合室に使われているベンチだけでなく、他の屋外に設置されているベンチも長いです。…が、どれだけ長いのか写真だけでは判断しにくいです。何か定規の代わりになるものはないのか…、考えに考え勢いでこんな写真を撮ってみました。

 

 

 

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私を定規の代わりとすると、一つのベンチで大体16人座れます。この長いベンチも京阪らしいといえば京阪らしいです。ベンチにも色々と種類がありますし、ベンチひとつを見るだけで地域の特徴や駅舎が建てられた時の時代背景、そして各鉄道会社の方向性が明確に見えてきます。車両やダイヤだけでなく、近くの駅のベンチも一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

<オマケ>

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タイマー撮影に手間取って急いではいけない。コケるぞ。

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2008年5月25日 (日)

たまと苺と時々おもちゃ

 和歌山電鐡(わかやまでんてつ)貴志駅の「たま駅長」がスーパー駅長に昇進したそうです。ちょうど時間ができたので「たま駅長」の仕事っぷりを確認するために和歌山電鐡の貴志駅へと行ってきました。

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 確認するその前に和歌山電鐡という会社はどのような会社なのかご紹介致します。以前『貴志駅とビートルズの関係』という項目の中でも触れましたが、赤字で廃止寸前だった南海貴志川線の路線を継承するために和歌山電鐡は設立されました。この和歌山電鐡は一時期よく見受けられた「第三セクター」ではなく、純粋な民間企業です。そのため収益を上げるための試みが随所に見受けられます。

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(例えば「貴志川線一日乗車券(一枚650円)」。往復するだけで元が取れる)

 その試みの中でテツ的には和歌山電鐡といえば『いちご電車』。

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(2270系電車、元々高野山へ向かう列車を改造している)

長年住民の足として支えた決して新しいとは言えない車両に新たなる命を吹き込んで仕上げたのがこの『いちご電車』です。JR九州の485系特急車両のリフォームを担当した水戸岡鋭治氏がデザインしています。

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(従来の列車とは違ってかなり存在を主張している)

「日本一心豊かなローカル線になりたい」という目的を達成するために『鉄道の存在を沿線の人々にアピールする』作品と言っても過言ではありません。可愛さは時に大きな武器となります。

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(車内に木材など自然素材を多用している点はJR九州の車両と同じ)

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(すだれと暖簾を設置したところもJR九州の車両と同じ)

 さて、話を「たま駅長」に戻しましょう。貴志川線や和歌山電鐡のことは知らなくてもこの「たま駅長」は結構知られています。鉄道業界初公認の駅長就任、ちび助役の職場放棄(そして復帰)、そしてここ最近では何故か銀幕デビュー…。そんな状況を見てか現在和歌山電鐡さんは「たま駅長」をモーレツに押し出しています。

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(車内にはこの広告しか掲載されていなかった)

ちょっと賑やかな広告や町並み、豊かな自然を眺めていること約30分、電車は貴志駅へと到着します。さて貴志駅はどうなっているのでしょうか。

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(たま駅長さんただいま勤務中)

いました、たま駅長です。

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(左:たま駅長のうしろにいるのがちび助役、右:ミーコ助役)

ちび助役、たま駅長のお母様のミーコ助役もおられます。

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(貴志駅には和歌山電鐡で唯一の駅長用個室が備え付けられている)

古い駅舎の一室を改造して作られたたま駅長の駅長室には英気を養うためのネズミ型フィットネス器具等が完備されるなど至れり尽くせり。そんなたま駅長の活躍ぶりを見学しようと駅の構内にはひっきりなしに人々が訪れています。

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(どんなに注目されていてもたま駅長は自然体)

この貴志駅に併設されている小山商店さん(たま駅長の飼主)の店内には多くの猫グッズと共にたま駅長・ちび助役・ミーコ助役に届けられた辞令書などが展示されています。

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(商品の一角にはたま駅長のコーナーが用意されている)

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(左:駅長勤務に対する報酬が書かれた目録。右:スーパー駅長賞の賞状)

さて気になるのはたま駅長の「招き猫」ぶり。さすがに招き猫といわれていますが本当に人を招くのでしょうか?確かに人はたくさんいるのですがそれはまるでいつもの風景にしか見受けられません。スーパー駅長なのですから、そこらへんはきっちりとして頂きたいところです。そこで2006年4月に撮影した貴志駅の写真がありましたのでそちらの写真と現在の写真を比べて本当に招いているのかどうか比較してみましょう。

 

 

 

 

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うわ、本当に招いてる!

確かにたま駅長は人を招いていることは明らかです。立派です。スーパー駅長という称号は大正解です。小さな体に大きな集客率、これは和歌山電鐡さんにとってみても喜ばしいことではないでしょうか。たま駅長をきっかけとしてこれからも貴志川線が沿線の人たちに愛される鉄道になることを私は遠い空の下から応援しております。

 

、、

、、、

 

…あ、忘れてた。

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(和歌山電鐡さんにはおもちゃ電車も運行されています。残念なことに取材当日運休してました。おもちゃ電車のご紹介はまたの機会に)

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2008年5月 3日 (土)

ICOCA、名古屋に降り立つ!

ICOCAで名古屋へ行くことは可能か?

普通の人なら「わからない」と思います。ちょっと鉄道を齧ったことのある人なら「NO!」と言うかもわかりません。しかし、実際はICOCAで名古屋まで移動することが可能だったりします。それを今回は証明してみましょう。

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こちらが今回検証対象となる「ICOCA」です。ICオペレーティングカードの略称として名づけられたと言われていますが、どちらかと言えば関西弁の「行こか」に引っ掛けたものではないかと思われます。

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今回名古屋まで移動するワケですが、ICカードで移動する際便利なようで実は不便な点があるというのは意外と知られていません。同じICOCAエリアであっても「関西圏」と「広島・岡山圏」を跨ぐ利用はできません。また線路が繋がっていてもJR西日本さんとJR東海さんの間を跨いで運行するということも不可能です。…となるとICOCAで名古屋に行けないんじゃないか?とお考えのアナタ。大丈夫なんです。

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移動を可能にした方法、それはものすごく単純なことだったりします。通常考えられる大阪名古屋間の移動ルートは新幹線を利用したものや在来線で米原駅まで新快速で移動、そこからJR東海さんの列車に乗り継ぐというもの。

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以前カレー部例会の際に利用した移動手段でしたが、今回はそのルートは使用せず関西人なら「あ、あのルートね」と思い出すようなあの路線を用いて移動します。それが

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そう、近鉄特急さんを利用したルートです。近鉄特急さんと一般的な大阪~名古屋間の路線を地図に表すとこういうルートになります。

<Mapion『地図ガキ』さんを利用させて頂きました。詳しくは地図をクリック>

以前「改札機の手前でアイをかざすけもの」という項目(えらいタイトルですなぁ…)でICカードが爆発的に普及したとお伝えしましたが、これらのカードが最近連携を始めてきているというのは意外と知られていません。JR東日本さん、JR東海さん、JR西日本さんがICカード対応しているエリアではICOCAであろうとtoICaであろうとSUICAであろうと使うことが可能。それと同時にSUICAはPASMOが使える範囲でもOK、ICOCAはPITAPAが使える範囲ならどこでも使えるという取り決めがあります。

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(HarecaのエリアはPITAPAが使える、PITAPAが使えたらICOCAも使える)

なので、今回はJRさんを利用して名古屋へ向かうのではなく、近鉄電車さんのPITAPAエリアを利用して名古屋に行くこととなります。

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鶴橋駅はJRさんから近鉄さん、近鉄さんからJRさんに乗り換えるお客さんが多数おられます。駅の構造も乗換に対応した形となっており、当然のことながら改札機もICカードに対応したものとなっています。

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(左:ICカード使用時の注意広告、右:ICOCAと特急券。全国のJTBで発券可能)

ICOCAが一枚あればJR西日本さん、近鉄さんがスムーズに通過できます。こういう利点を優先するというのも実に関西圏らしいです。ちなみに関西圏のICカードは残額が10円であっても改札内に入ることは可能だったりします。

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(左:アーバンライナープラスさんの座席、太い私でも快適。右:四日市周辺の車窓)

近鉄特急アーバンライナープラスさんに乗って一路名古屋へと向かいます。沿線の風景は大阪の庶民的な街並み、奈良県の新興住宅街、奥深き竹林と山々の風景、そして四日市近郊の煙突等々目まぐるしく変化していきます。

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…というわけで大阪から約2時間。近鉄名古屋駅へと到着しました。大阪の近鉄難波駅や上本町駅に比べるとコンパクト、しかし使い勝手という面から検証すれば近鉄随一の駅ではないかと思われます。さて、この駅の改札を無事ICOCAは通り抜けることができるのでしょうか…!!

 

 

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無事ICOCAは名古屋に自らの力で到着することができました。しかし、到着するにはPITAPAの助力がなければ不可能。ここに協力するということの大切さを学ぶことができます。ありがとうPITAPA、そしてありがとうICOCA!

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(思わずヤッター!とおどける管理人。尾張人の視線が痛い)

 

 

<オマケ>

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もちろん昼食はエビフライ。美味かったよ母ちゃん!

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2008年4月26日 (土)

趣がありすぎる駅

  またまた前回の続きであります。

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前回桜並木の中を通過する京福電車の映像を掲載しました。その際最初に乗り込んだのがこの京福電車さんの北野白梅町駅。

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どうでしょうか、この白梅町駅の趣(おもむき)。「ザ・京都の鉄道」という雰囲気がビンビンと感じられませんか?看板に付けられた昭和40年代を彷彿とさせる独特なフォントの文字、観光案内として取り付けられた実用的な絵画、これこそが京福電車です。

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一歩改札内に入ると外側からは想像がつかない大胆な鉄骨の構造体。一昔前のニュースステーションのセットみたいです。実用性を最重要視したフォルムは今や鉄道遺産に認定されてもおかしくありません。いい感じではありませんか。

…とまぁ、ここまでなら普通の地方私鉄。どこにでもありそうな感じのターミナル駅です。でも私はこの駅を初めて見た時「趣がありすぎる駅」と感じてしまったのです。

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それは線路に巻かれている潤滑油吸着用のおが屑や駅の片隅に無理やり作られているトイレで感じたのではありません。それはこの駅の「窓」にあったのです。

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北野白梅町駅は駅舎の構造体の影響で天井に大きな照明機材を取り付けることができません。そこで日常の光源を取り込むべく壁に大きな窓を設置したのですが、これがまたデザイン的にすばらしい。

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ガラスを清掃するといった行為は駅の真横が道路となっているため簡単に行えません。また道路なので風圧や何らかのアクシデントによって窓ガラスが割れてしまっても即座に変えることはできません。…そう聞くと不気味に感じられてしまいますが、実際肉眼で見ると不気味に感じない。ある種時が作り出した芸術のように見えてしまいます。

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北野白梅町駅の近くには学問の神様として有名な北野天満宮さんがあり、北野界隈を散策するにはもってこいのスポットとなっています。もしお時間がありましたら一度北野白梅町駅の姿をご覧ください。

 

 

<オマケ>

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(大将軍商店街におられる妖怪さん。駅の雰囲気にマッチしすぎ)

この京福電車さん、昨年「妖怪電車」と名付けたイベント列車を運行しました。『妖怪の扮装をすれば乗車料金が50円』ということで、色々な妖怪さんが集まったそうです。ただ京福電車さんいわく妖怪さんは出来る限り始発駅から乗ってほしいとお願いされていました。今年もコレ運行されるんでしょうか。

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2008年4月12日 (土)

アクロバティック・京阪

   京阪伏見桃山駅では通過列車に注意。というネタをデイリーポータルZさんの「日刊デイリー」に投稿したことがあります。掲載された際『アクロバティックな駅の設置法、興味あります』というコメントを頂きましたので、今回ご紹介致します。

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 はい、こちらが伏見桃山駅です。中書島駅と丹波橋駅という特急の停車駅に挟まれた各駅停車しか止まらない一見地味な駅です。

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しかし本来ならばこの伏見桃山駅がこの地域の中心的な駅でして、駅のすぐ横には京都では有数の商店街『伏見大手筋商店街』がある賑やかなところです。

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一見するとどこにでもありそうな駅なのですが、しかしながらよく見ますとこの駅、実にアクロバティックな駅だったりします。それは…。

 

 

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(2007年撮影)

いやあ、狭いです。なんなんでしょうこの狭さ。元々は広いホームだけだったのですが、車両の編成が長くなるにつれホームを延伸し続け際最低限の用地だけを確保するやり方で増設したようです。その結果この狭さのプラットホームが完成してしまったわけです。

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(左:改修される前のホーム、右:改修後のホーム)

よく列車が通過する際「黄色い線(もしくは白線)の内側でお待ちください」というアナウンスが流れますが、文字通りここなら黄色い線の内側で待つことが可能です。

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もちろんこのような状態を黙って見過ごすことはできません。なので駅の構内には大きく注意を促す看板が設置されています。

(改修前のホームを通過する9000系特急)

(改修後のホームを通過する8000系特急)

ただまぁこれだと単なる