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2009年11月28日 (土)

鉄研を研究する

 間もなく12月。晩秋の候、皆様いかがお過ごしでしょうか。今回は「てっけん」のお話です。

「てっけん」と言いましても、スケッチブックに絵を描いて笑いを提供する人ではありません。どう考えても「鉄研」、「鉄道研究会」の略称を指します。名前だけは聞くけれど、実際どういう活動をしているのかよくわからないのが「鉄道研究会」ではないでしょうか。(個人的には「さだまさし研究会」も何を研究しているかわからないんですが)

とはいえ、一般的に「鉄道研究会」と接点を持つというのはなかなか出来ないものです。「コンビニでおでんを買うように鉄道研究会に出会えた」…となれば楽っちゃあ楽ですが、そんな話はありえません。意図して出会わなければ…と思い出かけたのが

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学園祭。そう、秋になると各大学が光り輝く個性と燃えたぎる情熱、そして「若さゆえの過ち」を繰り広げるという一大イベントであります。そんな学園祭に

「今だ!俺達のパッションをぶつけるんだ!」

…とばかりに、鉄道研究会も催し物を出店しています。ただ「鉄道研究会」とひとくくりにしても勿体ないのは確か。名店のメニューのように普遍的な料理であっても、その大学の風土や歴史、学生の個性等で違ってくるのは明確。どのように鉄道を研究しているのか見ていきましょう。

まずは「大阪大学」の鉄道研究会。

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阪急石橋駅から歩く事数分、山を切り開いたところに阪大の校舎があります。本来ならば人でごった返す学園祭も、私が行った日は豪雨。そんな悪条件の中行われた「大阪大学鉄道研究会」の展示は…

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なんと和室を二間ぶち抜いた「お座敷レイアウト」!

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ある意味「夢のような」世界が、和の空間の中に繰り広げられています。本来ならばこういうNゲージの展示を行う場合ジオラマを大々的にフューチャーするところではありますが、あえて現実の空間を取り込んでいます。その事によって鉄道趣味にありがちな敷居の高さを解消、誰もが鉄道趣味を楽しめる空間を演出しています。

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もちろん鉄道研究会ということもあって、自分たちが調査した内容を「会報」という形で販売しています。実直な冊子を見ていると流石大阪を代表する大学の鉄道研究会!と言ったところでしょうか。

続いては「近畿大学」の鉄道研究会。

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「関西一の屋台数」を自負する近畿大学の学園祭。都会のど真ん中でありながら広すぎるキャンパス内に、沢山の屋台。メニューも人材も豊富と今まで私が出向いた学園祭の中では一番生徒たちの活気があふれている学園祭ではないでしょうか。活気あるのは何も屋台だけではありません。

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校舎の一角で開催されていた「近畿大学文化会鉄道研究会」のメイン企画は「関西のラッピング電車」。近頃増えてきた車両のラッピング広告を取材し、分析した内容を発表しています。小難しく鉄道を語るだけではなく、庶民的なところも鉄道にはあるんだ!…硬軟織り交ぜた内容は、実に近大らしいものでした。

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その中で私が注目したのが「エアートレイン」という出し物。写真だけみると「何故こんな殺風景なものを」と思われるかもしれませんが、実はこれが「エアートレイン」。昨今スーパーベルズさんが始めた「発声で鉄道を表現する」という代物。どうも昨年あった学園祭の後夜祭でこの「エアートレイン」が大喝采を浴びたようです。

…いやあすごいですねぇ。

最後に紹介するのは「立命館大学鉄道研究会」。

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(京阪三条駅からバスで1時間半かかった。恐るべし京都の観光シーズン)

立命館大学は京都市内に2か所、滋賀県に1か所の広大なキャンパスを所有しています。その中で今回やってきたのは「衣笠キャンパス」という場所。近くには金閣寺や竜安寺等の銘札が多く存在、歴史を肌で感じることが出来るキャンパスとなっています。

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そのこともあって、立命館大学では学園祭が2回に分かれて開催されています。分散されているから内容は大丈夫なのか…と思いつつ会場に潜入。

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会場となった場所は元々学生用の食堂ということもあり、今までの鉄道研究会の中では一番広いスペースとなっています。会場内には国鉄時代の駅名標や方向幕、鉄道のトリビアといった「鉄道」を象徴するものを最初に紹介。

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会場中央には会場の広さを生かした鉄道模型のジオラマを大きく配置。本物そっくりに動かせるコントローラーもありました。会場内にいる鉄道研究会の部員も多く、鉄道研究会としてはかなりの規模だというのが認識できます。

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もちろん物販も会場内にありました。会報を売っているのかと思い近づいてみると…

 

 

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駅弁が発売されているではありませんか!少し遅い時間帯に訪れたので商品は少なめでしたが、まさかの駅弁販売!学園祭の飲食物販売は原則加熱調理となっているのが普通ですが、あえて一石を投じる駅弁販売。…食堂で開催していたのは単に鉄道模型をやりたかっただけではないようです。

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…3つの「鉄道研究会」を回りましたが、そのどれもが大学の個性を生かした見事な発表でした。いやはや、鉄道研究会もすごいです。

 

 

<オマケ>

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立命館大学鉄道研究会のジオラマは鉄道車両の解体や改造まで再現されていた。どこまで芸が細かいんだ。

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2009年11月21日 (土)

ほぼ業務連絡です。

 通常の更新の前に、お知らせを少しだけ。

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以前、当ブログでは京阪なにわ橋駅構内にある「アートエリアB1」を幾度となく御紹介しました。

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(過去「アートエリアB1」で開催されたイベントから抜粋)

絵を描いたり、プラレールを用いた現代美術の個展を開いていたりと鉄道の駅としては風変わりな事をしているこの場所で、月に一回『鉄道カフェ』というイベントが開催されています。

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(10月開催された「鉄道カフェ」のひとコマ。みんな楽しそう…っていうか楽しい)

この「鉄道カフェ」では毎回関西各地から鉄道好きな方々が集まり、他の同系統イベントとしては考えられないほどの異様な活気ある盛り上がりを見せております。

11月は来年4月頃に予定されている京阪100周年イベントに合わせて『アートエリアB1で、鉄道イベントをするならどういうイベントがいいのか』というテーマで、喧々諤々色々な話し合いを行いました。

「この場所にタモリさん来てほしいよね」、「カルチャーカルチャーでやっているようなイベントが見たい」、「鉄道車両の製作者の本音を聞きたい」、「中川家礼二は鉄道ファンではなく京阪ファンだ」、「いやいや中之島線は基本的に失敗だ(中之島線が活性化できていない話は毎回出てきます。結構この話は面白いので大好きです。)

…等のあまりにも熱すぎる議論が21時まで繰り広げられました。ええ、ほぼ私が喋っちゃいましたけれど

「そんなイベントを月一回だけにするというのは勿体ない」・・・そこで僭越ながらネット上で集まることが出来るスペースをあの「ミクシィ」内コミュニティとして開設致しました。名付けて

「アートエリアB1の鉄道カフェ(仮)」

…「そのまんまやないかい!」「なんで(仮)やねん!」という突っ込みはさて置いて、とにかくあの盛り上がりをミクシィでもやろうじゃないか…と、後先考えずに作ってしまいました。もしミクシィに参加されていて、尚且つ「鉄道カフェ、面白そうじゃねぇか」とお考えになられた方は、御参加頂けたら嬉しいです。お待ちしております。

<御注意:「アートエリアB1の鉄道カフェ(仮)」コミュニティは、実在の「アートエリアB1」に携わっている方々(京阪電鉄さん、大阪大学コミュニケーションセンターさん、NPO法人ダンスボックスさん)とは全く関係のない単なる「有志」のコミュニティです。>

 

…先月もお知らせして、また今月もコミュニティを紹介するのは、単に更新までに記事の編集が間に合わないという実に内内のくだらない事情だったりします。特に今月は色々とヤボ用が重なっており、来週中に発表できるかどうかかなり微妙な情勢といったところ。

それでは新たな更新まで今しばらくお待ちください。

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2009年11月14日 (土)

なにわ筋線を妄想する3

 さて、お待たせしました。すっかり芸大の学園祭の模様で忘れてしまいそうになっていた「なにわ筋線」の妄想ダイヤ、今週ようやく発表することが出来ます。

今回の妄想ダイヤには原則「現在のダイヤへ出来る限り影響ない内容にする」ことを目標としました。何も無い状態から作り出すというのは難しいようで簡単だったりします。しかしながらソレだと「考える楽しさ」が半減してしまいます。あえて難しい障壁を作ることで単なる妄想が「娯楽」へ変化していく。これが楽しかったりします。

さて、まずは「なにわ筋線」単体のダイヤです。

「kuso-naniwasuji.oud」をダウンロード (要OuDia)

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ご覧頂くとお分かりかと思いますが、「なにわ筋線」を私は事実上の「15分ヘッド」に仕立てました。15分に一本優等列車である「くろしお」や「はるか」、「ラピート」を走らせ、その合間に各駅停車を2本走行させます。

JR難波駅からの「大和路線」の各駅停車は全て「おおさか東線」に乗り入れさせます。また南海の乗り入れ本数はJRより少なく設定しました。これはなにわ筋線の地下区間を全て「大阪府都市開発」が担当するという前提で行っているためです。まぁこれで人件費とかを相殺しようということですね。

一方の南海線は汐見橋線の現状を考え、各駅停車は毎時2本にしました。またこの路線の各駅停車には、南海本線沿線で大不評といわれている「高野線からの転校生」2000系に担当させます。

得意な車両を専門で担当させることで「この列車は梅田行きだ」と認識させると同時に、地下線内の勾配へ対応できる性能をいかんなく発揮してもらうのが狙いです。

汐見橋線内を通過する南海電車の種別は「準急行」にしました。

「mosonankainaniwa.oud」をダウンロード (要OuDia)

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現在ラッシュ時以外に使われていない種別と停車駅の配置を利用し、現状のダイヤに対して影響を少なめにするよう組み込んでみましたが、如何でしょうか。

もちろん実際に「なにわ筋線」が開通するとなると、車両も思いっきり代替わりをしなくてはいけないでしょうし、「おおさか東線」との関係や「大阪環状線」への快速の乗り入れはどうするのか等色々と設定しなくてはいけないことが多くなります。今回はあくまで「妄想」であり、今後「なにわ筋線」がどうなっていくのかは私にもわかりません。それでも一つだけ言えるのは…

「どう頑張ったってなにわ筋線経由で関空まで30分台ってムリ」

ってことでしょうか。

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2009年11月 7日 (土)

ばぁ!ばぁ!ばぁ!(会計編)

 先々週に公開した「ばぁ!ばぁ!ばぁ!」を読まれた方から御意見を頂きました。

「お値段は左程高いものではないと言っているが、それは嘘じゃないのか?」

…まぁ確かにそうです。下町の立ち飲み屋では1000円あったらベロベロに酔うことが出来ます。私の場合、新世界の向こう側(具体的には言わない)だったら多分500円でヘベレケになれる自信があります

ソレとシティホテルのバーを比較するというのは多少酷な事ではないかと思うのですが、まぁ実際にどれだけのお値段か見て頂いた方が比較しやすいのではないかと。まずはシェラトン都ホテル大阪さんから。

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(一部個人情報らしき場所は隠しております)

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…ビールとカクテルを頼んだだけで2100円。確かに「せんべろ」から比べると高いです。でもあの雰囲気です。

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こういう洗練された空間を楽しんだという「御代」だとしたら、結構安く仕上がっているのではないでしょうか。「空間の料金」を含めた金額としては若干安い方だと思います。ただしどうでもいい話ですがここ最近都ホテルさんこのブログ見すぎです

…続きましてはJR西日本系列の「ホテルグランヴィア大阪」さん。

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こちらは「コンビニのレシートか!」と思わず叫びたくなるような感熱記録紙で作られた「遊びのない」領収書となっています。きちんとチャージ代も請求されており、そこら辺は「俺達も本気だぜ」という熱意を感じます。

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例のカクテルは1850円と若干高め。まぁ女の子を口説き落とすにはお手軽な御値段ではないかと。それでも若干高いなぁと思われる方は少し早めに入ると割引になるクーポンを利用するか、もしくはJR西日本ホテルズが展開しているポイントカードに入会するといいかもしれません。ちなみに私は広島で入会したために、広島のイベント情報が季節ごとに送られてきます。…っていうか、オレ大阪だから大阪のを送ってよ。

最後に大阪最高級といわれる「ザ・リッツ・カールトン大阪」さん。

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…どうでしょうか、総合計が6045円!まぁこの金額にはラウンジで演奏している方へのカバーチャージや、本編に登場しなかったジン系統のカクテル、外資系なのに何故か13%という不吉な数字を用いたサービス料が転嫁されていたりするからです。

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しかしながらオリジナルカクテルは「グランヴィア大阪」さんよりもお安い1600円!これで1600円はなかなかです。…ただ残念なことにリッツさんの場合、コレが「正規の値段」かどうかわからないんですよねぇ。そこが若干難しいところではあります。

何を基準に「高い」のか「安い」のか、それは個人の考え方なので深くは申し上げませんが、少なくとも今回のカクテルは値打ちがあると私は判断しました。もしよろしければ選択肢の一つとして「シティホテルのバー」というのを加えてみては如何でしょうか。

…それにしても、鉄道とは全く関係ない話が続きました。来週は何とか鉄道に関連したお話が出来ればいいなぁと思っております。それでは。

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