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2009年10月13日 (火)

なにわ筋線を妄想する

 どこぞの赤い服を着たお姉ちゃん曰く、「鉄道ファンはステッカー一枚張れば集まる」んだそうで。確かに集まることは集まりますが、それが恒久的な収益に直結するかといえば猛烈に疑問符を打ちたくなるわけで。どちらかといえばその地域の方々が如何に利用しやすい状況にするのかがポイントとなるんですけど。

…まぁそんな愚痴は置いといて、今回は妄想シリーズの第二弾として「なにわ筋線計画」を勝手に進めてまいります。いつもの事ではありますが、「このプランはあくまで勝手な推測と希望、そして妄想の類であり、実際の計画とは全く違う」ことだけ申し上げておきます。

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 で、今回妄想する「なにわ筋線」。1982年の答申で登場して以来、「多分できないだろう」といわれ続けてきたのがこの路線です。しかし大阪では少し前に府知事が「関西空港へ30分台で行けるように整備したい」と言い出したことをきっかけに、実現するのではないかという空気が漂い始めています。

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まぁその府知事自体も関空へリニアモーターカーを作るとか、伊丹(大阪国際)空港をつぶして関空と神戸空港だけにする等「寝言は寝てから言え」状態。ただ作るとなると寝言では済みません。実際に計画されているルートを実地検分(というか徘徊)し、実際に利用されやすいのか、建設されるとどうなるのか等々検証してまいります。

まずは「なにわ筋線」のルートを確認しましょう。


より大きな地図で なにわ筋線 を表示

今回の建設想定ルートは2001年3月に当時の運輸省がまとめた都市鉄道調査を元に行っています。それによると「なにわ筋線」の駅は大阪駅北側にある梅田貨物線に設置される中津駅(仮)や北梅田駅(仮)を含めて6駅。そのうち他の鉄道と連絡できる駅は4駅となっています。大抵の地下鉄と同様に、「なにわ筋線」は大阪市内にある「なにわ筋」という比較的大きな道路の下に設置されます。

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それでは実際に「なにわ筋線」を歩いてみましょう。まず最初は南の方、JRなんば駅と南海汐見橋駅です。

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(各駅の駅名表。どちらも味がありますなぁ)

JR難波駅は昔「湊町」という名前でした。関西国際空港が開港する際に現在の名前となったのですが、大阪在住の人からするとこのJR難波駅周辺をなんばと呼んでいいのかどうなのか若干躊躇してしまいます。

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名前変更から2年後にJR難波駅の駅舎はOCATの地下へと移動しました。移動したホームは2面4線の終着駅らしからぬ状況となっています。

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(しかもホームが内側退避型になっている)

地下のホームであれながら若干高い印象をもたれた方も多いかと思います。調べてみるとこのJR難波駅、がありますが、これはこの既に「なにわ筋線」への対応はもうできているといっても過言ではないでしょう。

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一方の「汐見橋駅」。こちらは前回の予告でご説明したとおり昔ながらの状況が続いております。

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(左:木津川駅の構内。芦原町駅ではありません。右:芦原町駅までの沿線)

なにわ筋線へ延伸する際に汐見橋駅とひとつ南寄りにある芦原町駅が地下駅になるそうです。計画が実現した際、この風景は瞬く間に過去のものへとなるのでしょう。

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ちなみにこの近くにある阪神電車の桜川駅の構内には謎の広い空間が用意されています。現在の汐見橋線の横にある「新なにわ筋」の下に線路が構成されるのであれば、この空間に改札口が構成されるのでしょう。

次はJRと南海が合流する「堀江駅」です。

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計画上は大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線の西大橋駅付近に作られるとされています。駅自体の構造にも「なにわ筋線」に対応すべく、壁面の一部をレンガ以外の構造物で構成しています。

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現状としては大規模な改修を行わなければ合流する駅としては比較的不釣り合いな姿。これも計画の実現性が無かったということが原因となっているのでしょうか。

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(西本町駅の出口ができるであろう阿波座交差点と靭交番前交差点)

次の「西本町駅」から「福島駅」まではなにわ筋の下に建設されるので、駅自体の構造は普通の地下鉄と変わりないのではないかと考えられます。途中の「福島駅」や「玉江橋駅」は他の鉄道と連絡することが出来ますが、唯一「西本町駅」だけが他の交通機関からは切り離された独立駅となるようです。

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(玉江橋駅付近の様子。左写真に見えるのはコルデオのテント)

沿線は大阪市の中では微妙な発展具合。住宅地なのか商業地なのか工業地なのか一見わかりづらい環境となっています。しかし「西本町駅」付近には「靭公園」という大阪市内ではかなり有名な公園があります。多分「なにわ筋線」の開業時にはこの「靭公園」をランドマークとするのではないでしょうか。

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(某ホテルから見た梅田貨物駅。「はるか」が通るルートは一番外側。2008年撮影)

一方梅田貨物線とおおさか東線が合流する「北梅田駅」は、梅田貨物駅のヤード内に建設されるということもあり、他の「なにわ筋線」の駅と比べて比較的建設の自由度が高くなっています。

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(中津駅予定地。地下鉄の駅から2分歩けば貨物ヤード。コレはたまらない)

同時に貨物線上に建設される「中津駅」は、「北梅田駅」の開発によってどのようになるのかが不明瞭。地下鉄や阪急の中津駅が近いということもあり、意外と建設されないのではないか…と私は感じました。

思った以上に長くなりました。写真も多めですので続きは次の回に。

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