« 今週はお休みです | トップページ | IC戦国絵巻 »

2009年9月15日 (火)

新たなる鉄道事業のご提案

 相変わらず肩こりからくる頭痛がひどいです。そしてその原因を調べるために使った検査料もひどいです。…まぁあれだけの金額で私自身がとりあえず健康体であることがわかっただけでも御の字なんでしょうが、それでもやっぱり金銭的な問題は色々と尾を引きます。

そのような状態でも当ブログを楽しみにされておられる(ある意味奇特な)方々のために何らかの発表をしていかないといけません。そこで思いつくのが

「妄想」

…過去当ブログでは数回に渡って「妄想」ネタを発表してまいりました。勘の鋭い方ならおわかりでしょうが、「妄想」ネタは基本予算が少なく時間が山ほど余っている時に多発します。

今がその時です。

…というわけで、今回から数回ほど「妄想」が繰り広げられることになります。3回で終わるのかそれとも年内まで続くのか、それは当の本人もわかりません。とにかくひたすら大脳新皮質をフル活動させて妄想を繰り広げてまいります。どうぞよろしくお願いします。

 

Rc618  

 さて、妄想の前に現実に起こった出来事をひとつ。先月の30日、衆議院議員の総選挙が行われ、皆さんも御存知の通り自由民主党が歴史的大敗、民主党が第一党となりました。16日には新たな総理大臣が選任され、閣僚の顔ぶれも一新されるようです。

Rc619

民主党が第一党となることで気になるのが「高速道路の無料化」。土日の高速道路料金が最高1000円になっただけで高速道路には大渋滞が発生。トラックなどの物流だけでなく鉄道やフェリー、高速バスといった「公共交通機関」に深刻な状況をもたらしました。

Rc617a

現に私も鉄の端くれではありますが、地方に行くと公共交通機関よりレンタカーを借りて移動するケースが多くなりました。残念なことではありますが、ここ最近地方に行けばいくほど公共交通機関より車の方が快適でスムーズに移動できる場合が殆どです。

もし民主党のマニフェスト通りに毎日高速道路が無料で走行できるようになったとしたら、鉄道好きな私でも帰省などの移動に関しては鉄道を捨てて車を乗り回す…かもしれません。そこで今回はこの「高速道路無料化」に対する「新たなる鉄道事業」を妄想してまいります。

Kyotost05

「鉄道事業」と言いますと、日本の場合では即座に旅客事業だ!と思われるかもしれませんが、海外ではどちらかといえば「物流」がメインです。日本では国鉄が民営化する際に旅客会社と貨物を分離してしまいましたので、どうしても鉄道における物流というのはお菓子のおまけ的な存在に捕らえがちです。

そこであえて「物流」です。死中に活を求めるかのように、この「物流」を有効活用するために今回提唱するのが鉄道貨物とトラックの融合です。

過去JRが国鉄から変わったころ、「ピギーパック輸送」という名前でトラックを鉄路に乗せて移動するという計画がありました。(ようつべにあります)

(当時のコマーシャル、youtubeより)

「ありました」と過去形で書いたのですから、現在この「ピギーパック輸送」は一切運行されていません。映像をご覧頂いたらお分かりかと思われますが、この「ピギーパック輸送」には特殊な形状の屋根が荷台に取り付けられた専用のトラックが必要でした。

Rc620

在来線のみならず鉄道には「建築限界」「車両限界」と呼ばれる寸法の制限が存在してあります。「ピギーパック輸送」の場合、コンテナ台車の上にトラックを乗せる方法を選びましたので、この寸法の中に収めるにはどうしてもあの特殊な形状が必要だったのです。

(実際の走行シーン・youtubeより)

もちろんコレ以外にもトラックをコンテナ台車に乗せるという手間もありました。鉄道の「車両限界」内に収めようとすると、かなり慎重にならざるを得ませんでした。

その手間を省くにはどうすればいいのか。そこで思いついたのが「デュアル・モード・ビーグル」の貨物車両化です。

「デュアル・モード・ビーグル」というのはJR北海道さんが進めている「鉄路」と「道路」を両方利用できる車両を用いた新たなる公共交通の形態です。現在このシステムが日本の各自治体が導入を検討するようになっています。集落の中心までいくことが出来たり、渋滞に巻き込まれることなく鉄路で目的地まで移動出来たり…とメリットが多く見受けられますが、実際のところ問題点は沢山あります。

しかし、その問題点はあくまで「旅客」の場合だけ。バスをトラックに変えるだけでおもいっきりバラ色な状態になりえる…と私は考えます。

まず基礎知識として知っておいてほしいのですが、道路交通法という法律の中では車の最大寸法は「長さ12メートル」「幅2.5メートル」「高さ3.8メートル」となっています。

Rc621

(ほぼ最大寸法と同じサイズのサンライズエクスプレスこと285系のNゲージ)

一方の鉄道ですが、JRの在来線の標準的な最大寸法は「長さ21メートル」「幅3メートル」「高さ4.1メートル」です。実際にはトンネルや駅構内のホーム等の制限がいくつかあるので高さや幅等に幾分かの制限が加わりますが、ほぼ「道路交通法」に規定されている車は鉄道の線路を走っても問題はありません(特例や許可を受けてこれ以上の大きさで走行している自動車もありますが、基本はこのサイズだとお考えください)。

寸法という面から見ると、トラックに車輪をつけてレールの上を走行しても支障がないと考えていいかもしれません。もちろん技術的な問題は沢山ありますし、実際に大型トラックをレールの上で走らせると先程申しました「建築限界」や「車両限界」の制限などがあって実際には難しいでしょう。

私がもし「デュアル・モード・ビーグル」を貨物列車にするのであれば、ゴミ収集車を優先的にするでしょう。現段階で川崎市ではゴミの輸送にJR貨物が担当しているそうですが、輸送の際には一旦ごみ専用のコンテナに移し替える必要があります。この「デュアル・モード・ビーグル」を使えば、ゴミを移し替えることなく鉄路の上を移送できます。

また地方自治体によっては清掃工場の建設の是非が論争の火種となっている場合もあります。このシステムを使うことで影響のない海岸の工業地帯等にゴミを輸送し、そこで燃やすことも可能となります。いくつかの自治体が参加するとなると、清掃工場そのもののの効率性も高まります。

自然災害が発生した際も、このシステムは役立つかもしれません。災害が発生した際、どうしても困るのがゴミの処理です。このシステムを使えば、鉄路が対応できる限りゴミ収集車を大量に搬入できる上に、処理は災害地以外で行えます。

環境問題に自治体の財政的困窮、災害対策に鉄道会社の社会的貢献と利益の創生…妄想にしては規模がでかすぎると思うのですが、どうでしょう?>前原さん。

|

« 今週はお休みです | トップページ | IC戦国絵巻 »