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2009年4月14日 (火)

桜のバルコニーで待ってて

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 今年も私の住んでいる地域に桜前線が舞い降りました。咲き始めた直後に寒波が訪れたので、今年の桜は満開になるまでかなりの日数を要しました。その分長い間桜を愛でることができました。散りゆく桜吹雪の風景が春のクライマックスを告げているかのようです。

 昨年「レールウェイコンシェルジュ」では三重県と愛知県の「桜駅」に出向き、その駅に咲いている桜を愛でました。今年はちょっと近場の駅で桜をお楽しみ頂きましょう。

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…というわけで訪れたのが阪神電車さんの香櫨園(こうろえん)駅。阪神西宮駅からひとつ神戸寄りにある駅です。

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平日の朝ラッシュ時には「区間特急」という優等列車が停車しますが、それ以外は各駅停車しか止まらない「普段着の駅」。駅構内も関西の私鉄によく見られるシンプルな2面2線の構造。

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そんな香櫨園駅、現在は高架駅舎となっていますがちょっと昔はこんな駅でした。

 

 

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…そう、この駅も阪神武庫川駅や阪神芦屋駅と同様に川を跨いでいる阪神電車特有の駅なのです。香櫨園駅の下には依然「桜に包まれて」でご紹介した夙川が流れています。

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このあたりの河原は「夙川公園」と言う名前で整備されており、阪神間では桜の名所として知らない人はいない名物スポットとなっています。川の両岸には桜並木、その袂でお弁当を広げ、桜を愛でながら春を満喫している人々が多数。ヒノキの花粉が飛んでいなければ私も桜の香りを思いっきり楽しみたいところです。

さて、そんな夙川の桜をもう一つ違った視点で楽しみたいというのが今回の趣向でございます。先程ご紹介しました香櫨園駅、実は駅舎にある施設が併設されています。

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そう、バルコニーであります。駅のホームに直結する形でバルコニーが設置されています。

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 渚ではなく夙川にかかる部分に設置されたバルコニーから見えるのは春の息吹。桜色に包まれた夙川でした。電車を利用するきっぷさえあればこのバルコニーには誰でも無料で入ることができます。

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バルコニー自体は決して大きくありません。待ち合わせや小休止の為に座って待つような椅子も用意されていませんが、目の前には先程見たあの夙川の桜が広がっています。

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…優雅です。ちょうど私が見たのは「満開」の頃でしたので、一部の気の早い桜からは花びらがひらひらと舞い降り始めていました。それが川面を揺らし、時に花筏となって夙川の緩やかな流れに彩りを与えています。

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土手から見る桜もいいのですが、こうやって視点を変えて上から眺める桜というのもなかなか。いい感じだなぁ、と思いつつ電車が近付いてきたのでホームへ行こうとすると…

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ホームとバルコニーを隔てる窓ガラスに満開の桜が映りこんでいるではありませんか。そのぼんやりとした桜の儚げな色合いをもう少し眺めていたい、私は思わず電車を一本遅らせることにしました。

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駅の敷地内や線路沿いに桜が植えられている場所は探すと色々とあるようです。前へ進むことも大切ではありますが、たまには立ち止まって桜を愛でる余裕を持ちたいものです。いやあ、それにしても今年の桜はよかったなぁ。

 

<オマケ>

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香櫨園駅の傍には関西で有名なラブホテルチェーンがあります。角度によっては駅舎がラブホテルに見えるのはココだけの話。

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