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2009年3月29日 (日)

広島の名物を食らう

「なんですかそれ…。初めて聞きました。」

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(ホテルの名前は言えないので避難経路で想像してください)

私はその日、広島の某シティホテルに宿泊していました。シティホテルといえば「コンシェルジュ」。時にベルキャプテンさんがその役割を行うこともありますが、一般的に気合を入れて宿泊する様なお値段のホテルには、私の様な勢いだけで名乗っていない本当のコンシェルジュさんがいらっしゃいます。その方に私はこう聞いてみたのです。

「広島のローカルフードで『ホルモン天ぷら』っていうのがあるって聞いたんですけど」

その問いかけに対して続いたのが冒頭の言葉。…どうも私は広島県民が知らないものを所望したようです。ちなみにそのホテルのコンシェルジュさんは「定休日だった広島風つけ麺の店」を紹介してくれた人だったりします。まぁ人間得手不得手があるので一概に文句を言うのはアレですが、地元の事なんだから色々と調べておいた方がいいんじゃないかと。

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(こういう風景が一番広島らしいと私は思うのですが如何でしょうか)

早速お店の名前や場所を調べて頂き、移動を開始。最寄りの広電さんの電停から移動することにします。

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(紙屋町といえばデオデオさん。この中に吉本の劇場もあります。)

どうでもいい話ではありますが、泊まったホテルがあるのは「紙屋町」という場所。原爆ドームがある「平和公園」に昨年まで熱戦を繰り広げられていた広島市民球場、広島市内最大級の百貨店「そごう」さん、広島随一の繁華街「流川」、広島バスセンターにアストラムという新交通システムの駅等々色々な施設が集積している便利な場所だったりします。

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(いつの間にやら電停に3色LEDのパタパタが設置されていた)

そこからチンチン電車に揺られること約10分。「観音町」という電停に到着します。ちなみにこの「観音町」、読み方は「かんのんちょう」ではなく「かんおんちょう」。

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一つ手前の天満町電停は電停が道路にラインを引いただけ、観音町は辛うじて電停が配置されています。配置されていることはありがたいのですが、結構この電停で待つのは勇気が必要です。

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その観音町電停から歩くこと数分、細い路地の向こう側に赤いテントが見えてきます。そのお店こそ今回ご紹介する「ホルモン天ぷら」を提供してくれる「たかま」さんです。

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店内は小さなカウンターと座敷のみ。メニューも簡素というところから、このお店が地元に愛されていることがよくわかります。注文を聞いてくれるのは店員さんではなく地元の常連さん。この「おおらかさ」というのが何ともいい感じです。待つこと数分、天ぷらの揚がるいい香りが広がったかと思うと目の前に…!

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これが噂の「ホルモン天ぷら」です。今回は部位の特定をせずに店員さんの「おまかせ」で揚げて頂きました。ちょっと前はこの「ホルモン天ぷら」をお客さんが用意されている包丁で切り分けていたそうですが、様々な事情が重なり店員さんが切り分けているようです。

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実はここだけの話、私「ホルモン」が苦手。匂いもダメならば容姿もダメ、何故にあんなものを食さねばならないのか!と焼き肉屋で隙あらば高らかに宣言していたものです。しかしながらこの「ホルモン天ぷら」、高温でさっと火を通すので匂いもあまり発生しない上に天ぷらの衣がグロテスクな容姿を隠しています。私にとってはものすごく好都合な調理法です。

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(一味唐辛子をたっぷりと入れたポン酢を付けて頂きます)

…これがまた絶品。サクサクとした衣の中にあるジューシーなホルモンが、幾度となく口腔内で舌鼓を打ち続けます。短時間で加熱しているのでホルモン自体はそれほど堅くなっていないので「今までのホルモンはいったい何だったのか」と自問自答したくなるほど。否、ヘタしたらホルモンじゃないと勘違いする位美味い天ぷらです。

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(様々な部位が入っているホルモン汁。お椀自体が相当熱いので注意)

これだけ美味いホルモンならば、もっと別のホルモンを食べてみたくなるのは世の常。最初に勧められた「ホルモン汁」を追加で注文。これがまたベラボーに美味いでやんの!スープにはホルモン特有の匂いもなく、そこには濃厚な旨味がぎっちり。

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(スープも濁っていない。これは相当新鮮な証拠)

一服の清涼剤の如く柚子がお椀の底に。その存在は、月夜の晩にひっそりと草原に咲く「月見草」を連想させます。奥ゆかしさの中に柚子としての主張があり、そしてその主張を答えるかのごとくホルモンが抱き寄せています。…表現がおかしいかもしれませんがこれがとにかく美味い!

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この日、お腹一杯(ホルモン天ぷら・レンコン天ぷら・ホルモン汁・中ごはん)食べて1500円ちょっと。「たかま」さんはお財布にも心にもありがたいお店でした。広島名物数あれど、この「ホルモン天ぷら」はこれから猛烈に日本を席捲するのではないかと感じています。いやあ、ありがたいなぁ。

 


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「天ぷらたかま」さんはこちらです。

…それにしても、これほどいいものをコンシェルジュさんはどうして知らなかったんでしょうねぇ。

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