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2009年3月10日 (火)

トクトクきっぷが発売されるそうで

 当「レルコン」は毎週更新が基本形となっております。一人でネタを考えたり書いたりするとなるとどうしても毎日更新ということはできません。このところは毎週土曜日に更新するようになっていますが、今回はちょっと面白い情報がありましたので「イレギュラー」な形ではありますが、ちょっと早めに今週分の更新をさせて頂きます。

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(こだまといえば私の中では0系のイメージなんですよねぇ)

JR西日本さんが「高速道路一律千円」に対抗して「こだま往復割引きっぷ」というトクトクきっぷを発売すると発表がありました(詳しくはこちらをどうぞ)。「新大阪駅~岡山駅」が往復で6800円、「新大阪駅~広島駅」が往復で11920円と通常の料金から比べるとかなり魅力的なプランですが、実質調べるとかなり使い勝手が悪い商品ではないかと私は感じました。ちょっとここで整理していきましょう。

○「発売条件」が実態に則していない?

 「山陽新幹線のライバルは飛行機」と言われてきていましたが、ここ最近は高速道路網の整備などが進み、どちらかと言えば「自家用車」や「高速バス」がライバルではないのかと私は感じています。大阪・博多間は確かに飛行機なのですが、大阪・広島間や大阪・岡山間等の距離ともなると、費用面などから考えると「自家用車」という選択肢が「鐡」の私でも出てきてしまいます。

今回の「こだま往復割引きっぷ」は購入する際「2人以上(大人1人こども1人でも発売可能)」という発売条件が設定されています。私の様な常にロンリーな人はどう足掻いても使えないきっぷです。まぁスネるわけではありませんが、そんな条件なら私の場合金券ショップで回数券のバラ売りを買って移動するか、もしくは高速バスに乗ってやられます。

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ちなみに同じように「こだま」にしか乗れない制約で販売されているJR東海ツアーズさんの「ぷらっとこだま」。こちらはきっぷではなく「旅行商品」、簡単な言葉で言えば「パック旅行」です。こちらは1人から使えるとなっていますのでロンリーな私でも使えます。

○値段の設定や特典が曖昧?

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(山陽区間で使われている500系「こだま」。この編成の5号車が「こだま往復割引きっぷ」の指定席になります。3人掛けを2人で使用できるとのこと。ある意味贅沢だけれど、元々の指定席はグリーン車からの転用。どっちがいいんだ。)

 割引率から考えると「新大阪駅~岡山駅」や「新大阪駅~広島駅」は金額的にとってもいい商品です。ただ残念なことに「姫路駅~岡山駅」等の近距離では自由席特急券とほぼ遜色のない値段設定になっている場合があります。それだけでなく「新大阪駅~姫路駅」といった「お前それだったら新快速乗れよ」という区間も設定されており、こちらは自由席特急券を買った方が安くなります

 また特典として設定されている「駅レンタカーを格安(24時間2000円)で借りることができる」というのも、調べるとまだまだ詰めが甘いです。今回利用できるのは「Sクラス」、車種でいえば「フィット」や「ヴィッツ」、「デミオ」や「マーチ」といったコンパクトクラスのみ。大人2人ならともかく家族で使ってください!…というのはどうなんでしょう。

 あと「こだま往復割引きっぷ」のこども料金は一律3000円。コレは実に魅力的ですが、大人1人こども1人の場合「駅レンタカーを格安で借りる」ことはできません。この場合「レール&レンタカーきっぷ」の料金となるそうです。また「こだま往復割引きっぷ」は「こどもだけ」で乗ることはできません。必ず大人が随行することが条件となっています。

…ざっと上げただけでこんなにも複雑なルール設定があります。私がもし家族で旅行するのならとっとと大型のバンを近くのレンタカー営業所で借りて移動します。

○「こだま」なのに「ひかり」が使える?

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(写真はだいぶん前に撮影した新大阪駅のパタパタ)

「こだま」と言えば、少し前だと0系新幹線。ここ最近では500系新幹線が山陽区間では使用されていますが、2009年3月14日のダイヤ改正では12時台から15時台までの間、新大阪駅から西へ向かう「こだま」の設定がありません(詳しくはコチラをどうぞ)。

その代替としてプランの中には 「購入時にゆき・かえりの「こだま」または利用可能な
 「ひかり」の指定席が確保できる場合にのみ発売します。」 という一文が企画きっぷの説明には添えられています。ただ商品名は「こだま指定席割引きっぷ」なので、利用するお客様は「おい、コレこだまが運行されていないから使えないんじゃないか?」と認識してしまい、結果使わない判断をしてしまう方が出てくるのではないかと思うのです。

またJR西日本さんのサイトで発表された公式リリースとJRおでかけネットさんで書かれている利用案内とでは若干説明文が違っています。公式リリースには書かれていませんが、「改札口を出ない限り指定された列車への乗り継ぎが可能」という一文がJRおでかけネットさんの項目には書かれています。

これは「こだま」が新大阪駅から運行されていない時間帯に乗ることができる「ひかり」が、岡山駅までの運行となっているからだと私は思うのですが、そこら辺はどうなんでしょう。また実際に乗り継ぐにしても、下り列車の場合岡山駅では30分の待ち合わせとなります。家族連れにとって30分は長いです。

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何か今回の割引きっぷは単に「格安でやってます!」という宣伝をしたいがために設定したようなきっぷという気がするのは私だけでしょうか。ただこういう「トクトクきっぷ」を山陽新幹線ではなかなか設定していませんでしたので、これから先どんどん利用しやすいようなきっぷを作って頂けたらいいなぁ…と個人的には思っています。

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