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2008年10月26日 (日)

中之島線に行ってきました

 先日大阪市内に京阪中之島線が開業しました。

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もちろん近隣在住の京阪っ子である私、開業初日から体調不良を押して見てきました。事前情報として色々と語られていた内容が実際この目で確認できただけでも感慨無量だったりしますが、そこはソレ。ちょっと今回はデザインに関して偉そうに語ってみようかと思います。

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 中之島線の各駅の駅舎(というか地下空間なので改札口周辺と言った方がいいのかもしれません)を見てまいりましたが、全般的に「上手にコストダウンしているなぁ」というイメージが強いです。例えば中之島線各駅に多用されている木材。

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各テレビ局がこぞって「自然素材を多用」と持ち上げていますが、現実問題として建築資材の中では木材が一番安かったりします。不燃材処理をすることでそれなりのコストはかかっていると思いますが、それでもレンガやコンクリートよりは材料費・施工・運搬費用などを合わせると格段に安く仕上がっていると思われます。

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天井にも木材を多用していますが、ここにはコストを抑えるもう一つの工夫があります。大抵のコンコースは天井を覆い尽くす設計が行われていますが、中之島線各駅の場合大半はあえて隙間を空けています。

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コンコースを歩く際は視覚には広い面だけが見えますので、一つの繋がった天井のように見えますが、実際はそんなことありません。あえて裏側を見せることでメンテナンスを丁寧にさせようという意図をこの天井から感じ取れます。

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中之島線の各駅にはガラスを多用した場所もありますが、これもガラスによる視覚効果が心地いいだけでなく、清掃がしやすい上に意外と強度があるので壁にコンクリートを使わなくて済む(=施行の効率化)があるのではないかと推測できます。

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…何か夢のない話になっちゃいましたが、ここ最近は駅舎だけでなく公共施設やテナントビルなどがこういう自然素材を組み込んだデザインを使うケースが多くなりました。コレはコスト面だけでなく視覚や嗅覚などの五感に働きかける「遊び」が公共のデザインに要求されるようになってきたのではないかと私は推測します。

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(中之島駅の西側にはシールドマシーンのオブジェが)

どれも普段何気なく聞き流したり、当たり前のように見えている景色の様に感じられますが、実はこういうところが人間生活にとっては大事だったりします。人間、真面目一本槍だとそのうちどこかでガタがきます。そこで「遊び」。遊びがあるからこそ生活に潤いが生まれ、次への躍動感になるのではないかと私は考えます。もっとこういう場所が増えるといいなぁ。そう思いつつ今日はペンを置かせて頂きます。御清聴ありがとうございました。

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