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2008年9月12日 (金)

かなり真面目なお話

 まず最初にお断りを申し上げます。

今回の記事には残念ながら「鉄道」は殆ど出てきません。「鉄道を『色々な方向』から楽しむブログ」という副題に反した内容になっています。しかし個人的には大切なことだと思うので今回はしばしの間お付き合い頂けたら幸いです。

 

 事の発端は岸和田で行われたイベントでした。

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(駅構内もだんじり一色。そういや明日(9月13日)からだんじり祭でした)

以前「駅前go to温泉」という@nifty温泉内のコンテンツで岸和田に訪れたことがありますが、今回の目的はこの岸和田駅近くで開催された「SF大会」。

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大阪から東京まで移動できる金額を喧々諤々ちょっといざこざと理不尽さを感じつつ支払い参加させて頂いたワケですが、このイベントの中で私はある事実を知ることになりました。

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大阪府立国際児童文学館」。名前だけはここ最近聞いたことがある人も多いと思われます。某有名漫才師・青空有罪無罪さんの有罪さんが何かあるたびに会見しては「廃止して図書館に統合する」と言っていたあの施設です。

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 この施設への最寄駅は大阪モノレールの彩都線公園東口駅。 今回は日曜日でなおかつガンバ大阪の試合が近くの万博競技場で開催されていましたので、そりゃあ賑やかでした。しかし問題はここから。

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まぁ行く道中が寂しいのなんの。万博記念公園駅からも徒歩で訪れることが可能ですが、残念ながら有料ゾーンを通らないといけません。しかも周辺はイベント事が無いとかなり寂しい状態。

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近くの遊園地も諸般の事情で休園していますし、園内の駐車場もそれ相当のお値段。集客率が低いなどと有罪さんは指摘しますが、流石にこんな状態だと「資料を調べる」という明確な目的が無い限りこの場所には近づかないと思います。

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 さて、無駄だ無駄だと言われているこの児童文学館。果たして館内はどうなっているのか入ってみました。…本来ならここで館内の様子を撮影したものを掲載すればいいのでしょうが、館内を撮影する際何かと申請しなければいけないという決まりになっています。どこぞの私設秘書のように勝手に隠し撮りビデオ撮影で状況を把握することも可能だとは思いますが、ここはやっぱり法令順守の姿勢を貫き通して文字だけで何とか伝えてきましょう。

 1階部分には子供達向けの本が陳列されているスペースがあります。陳列されている本棚自体が段差になっており、ちょっとした島のようになっています。その島に陳列されている本はの大半は国内外を問わず児童文学に関する本、まぁ平たく言えば子供向けの本です。その中には漫画も所蔵されているのではないかと思われます。

続いて2階部分。こちらは書庫の他に中学生以上の人が利用できる閲覧室が設けられています。最近出版された本は自由に手にとってみることができますが、それ以外の古い本に関しては学芸員の方に持ってきてもらいます。もちろん児童文学館ですから所蔵されている本はパッと見漫画だらけに見えます。ですが、論文のようなお堅い本、子供向けのケイブンシャから発刊された本、何故か古い漫画の批評同人誌までも所蔵されています。

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(画像は創刊17周年記念号の月刊OUT1994年5月号表紙より)

私はこちらの学芸員さんがどれだけ迅速なのか試しに「月刊OUT」の創刊第2号を持ってきて頂くようお願いしました。流石に古い本なので他の図書館と同様に10分ぐらいかかるだろうと思っていたら何と4分少々。アッサリ出てくるということは、この「月刊OUT」がよく読まれるのかそれとも整理が行きとどいているのかのどちらかです。

 青空有罪無罪の有罪さんはどこをどうやって見て「職員にやる気が無い」なんて思ったんでしょう。まぁその模様がどういう感じで撮影されたのか私には正直わかりません。少なくともこの状況を体感して私はこの児童文学館の職員さんはきちんと働いていると思いました。

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 私は常々考えていることがあります。子供達が豊かな人生を歩むためには幅広い知識が必要になる。その為に大人は子供達の選択肢を狭めることをしてはならない。…今回の廃止はまさに子供達の選択肢を狭める残忍な行為です。「図書館に移す」と言っても簡単にできることではありませんし、移したところで大阪府の危機的な財政は改善できるとは思えません。

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(「世界一長い芸術」より各駅に置かれている美術品の数々)

こんな事を言うのは失礼かもしれませんが、この有罪さんは文化に対して本当にきちんとした認識があるのか疑問符を打ちたくなります。過去レルコンでは「世界一長い芸術」という項目で大阪モノレールの各駅に美術品が置かれているという話をしましたが、これも芸術家の方々が精魂込めて作った作品をただ空いているスペースに置いただけと言われても文句が言えないと思います。有罪さんには改めて文化というものは何か聞いてみたい今日この頃です。

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