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2007年10月30日 (火)

空想浪漫鉄道(実践編)

 さて、空想で鉄道を楽しむと言ってもいきなり何も無い場所に線路を作って…という『A列車で行こう』を地で行くような事を紹介しても判りづらいかと思われます。そこで今回は前回も御紹介しました2011年に開業する『九州新幹線熊本ルート』を題材としてダイヤを空想してまいりましょう。

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 まずダイヤを決めるに当たって重要なのは路線。駅の詳しい設置場所などは自治体のサイトなどにお任せしまして、路線だけを単純化してみました。

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一般的にこのような図のことを『配線図』と言うそうです。新大阪や東京にある『CTCセンター』ではこの配線図を元にした路線図が設置され、その図を見ると列車が何処を走行しているのかが一発でわかるようになっています。

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(熊本駅の構造は想定です。実際とは違います)

現在開業しているのが鹿児島中央駅と新八代駅の間、新八代から博多までが2011年に開業を予定している区間です(今回の図では赤い文字で記載されているのが開業区間の駅となっています)。現在新八代駅では在来線で走行している『つばめリレー号』と同じホームで乗り換えることが出来るようになっていますが、将来的には『つばめリレー号』が利用しているホームも新幹線の線路として転用されるそうです。そして熊本から先の開業区間。

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この2つの図面を見ていますと九州新幹線独特の特徴が見えてきます。『九州新幹線熊本ルート』は東海道・山陽新幹線のように各々の駅に列車を追い抜きさせるような設備が設置されていません。強いて挙げるなら新水俣・新八代・熊本・船小屋・新鳥栖(仮)の5駅だけ。このような配線を考慮してダイヤを設定していかねばなりません。

 次に重要になってくるのは既存の施設がどのような対応をするのか。まずは博多駅

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現在博多駅の新幹線ホームはこのような配線図です。各社から発表されている情報を総合しますと博多駅には九州新幹線用のホーム、そして九州新幹線内で完結するものと山陽新幹線の乗換えをスムーズにするためにもう一つホームが増えるという計画が発表されています。

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一般的にこのような情報を考慮するとこういう図面になると思われます。が、それだとあまりにも堅実すぎます。遊び心が感じられません。また現状の博多駅のスペースを考慮しますと新しく出来る16両用ホームの東京寄りが通常の新幹線ホームより細い状態になってしまいます。

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(ゆたか線の横に新しい新幹線ホームが作られる)

細いホームに階段やエスカレーター、エレベーターを設置するとなるとかなりの難工事になると思われます。また細いホームに乗降客が集まった場合、車両運行の安全確保がしにくい場合も考えられます。また利用者はどの列車がどのホームから出るのか即答できない状態となり、利用客が混乱を引き起こしてしまうことも考えられます。そこで今回はあえて公式の計画や発表を無視してこういう駅になると仮定してみました。

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現在使用されている11番線に隣接するようにもう一つホームを作ります。例えるならば阪神甲子園駅、名鉄新名古屋駅みたいなカンジです。これによって階段を使って乗降することなく九州新幹線と山陽新幹線の乗換えがスムーズになります。もちろんこの様な構造になることでダイヤ上はかなり大変な目になることは明らかですけれどソレはソレ。気にしない気にしない

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また九州新幹線開業と同時期に新大阪駅のホームが一つ増えるというお話もあります。 阪急が確保していた土地を流用するそうです。そうなるとダイヤの自由度も増えてきます。

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現在『ひかりレールスター』や山陽新幹線内で完結する『こだま』はほぼ20番線を利用して運行されています。このホームに博多方面から入る際、下り本線を逆走して入線する為その間列車を走らせることは出来ません。九州新幹線が乗り入れる際に増えていくダイヤに自由度を持たせる為にもこの新しいホームは必要と思われます。もちろんこのホームも好き勝手に利用させていただきましょう。

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 次に使用する車両です。現在公式に発表されている情報を整理しますと

  1. 山陽新幹線・九州新幹線相互乗り入れ車両はN700系をベースに作られる。
  2. 各々8両編成。
  3. JR西日本側は19編成、JR九州側は10編成。
  4. 現在走行している800系は山陽新幹線には乗り入れない。同様に700系や500系は九州新幹線に乗り入れない(現在走行しているN700系は地上設備の都合により九州新幹線に乗り入れることは出来ない)。

この点から推測するに、次に登場する九州新幹線対応型の新幹線の最高速度はN700系同様時速300キロであることは間違いありません。しかも導入する車両の本数がJR西日本だけで19編成、現在『ひかりレールスター』として使用されている700系E編成が16編成ですので、単純に考えると現在の『ひかりレールスター』と同じ運用効率を考えているのではないか、そこにJR九州が10編成追加で導入するというところから考えると、JR九州の車両を主体として使ったものと、JR西日本の車両を主体として使ったものが明確に分かれてしまうのではないかと思われます。またこれら発表された車両の本数は開業直後の導入として考えられていますので、今後状況によってはこの編成が増える可能性も捨て切れません。

…さて、お待たせしました。いよいよ次から妄想…もとい、私の空想を発表してまいります。

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