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2007年10月30日 (火)

空想浪漫鉄道(実践編)

 さて、空想で鉄道を楽しむと言ってもいきなり何も無い場所に線路を作って…という『A列車で行こう』を地で行くような事を紹介しても判りづらいかと思われます。そこで今回は前回も御紹介しました2011年に開業する『九州新幹線熊本ルート』を題材としてダイヤを空想してまいりましょう。

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 まずダイヤを決めるに当たって重要なのは路線。駅の詳しい設置場所などは自治体のサイトなどにお任せしまして、路線だけを単純化してみました。

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一般的にこのような図のことを『配線図』と言うそうです。新大阪や東京にある『CTCセンター』ではこの配線図を元にした路線図が設置され、その図を見ると列車が何処を走行しているのかが一発でわかるようになっています。

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(熊本駅の構造は想定です。実際とは違います)

現在開業しているのが鹿児島中央駅と新八代駅の間、新八代から博多までが2011年に開業を予定している区間です(今回の図では赤い文字で記載されているのが開業区間の駅となっています)。現在新八代駅では在来線で走行している『つばめリレー号』と同じホームで乗り換えることが出来るようになっていますが、将来的には『つばめリレー号』が利用しているホームも新幹線の線路として転用されるそうです。そして熊本から先の開業区間。

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この2つの図面を見ていますと九州新幹線独特の特徴が見えてきます。『九州新幹線熊本ルート』は東海道・山陽新幹線のように各々の駅に列車を追い抜きさせるような設備が設置されていません。強いて挙げるなら新水俣・新八代・熊本・船小屋・新鳥栖(仮)の5駅だけ。このような配線を考慮してダイヤを設定していかねばなりません。

 次に重要になってくるのは既存の施設がどのような対応をするのか。まずは博多駅

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現在博多駅の新幹線ホームはこのような配線図です。各社から発表されている情報を総合しますと博多駅には九州新幹線用のホーム、そして九州新幹線内で完結するものと山陽新幹線の乗換えをスムーズにするためにもう一つホームが増えるという計画が発表されています。

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一般的にこのような情報を考慮するとこういう図面になると思われます。が、それだとあまりにも堅実すぎます。遊び心が感じられません。また現状の博多駅のスペースを考慮しますと新しく出来る16両用ホームの東京寄りが通常の新幹線ホームより細い状態になってしまいます。

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(ゆたか線の横に新しい新幹線ホームが作られる)

細いホームに階段やエスカレーター、エレベーターを設置するとなるとかなりの難工事になると思われます。また細いホームに乗降客が集まった場合、車両運行の安全確保がしにくい場合も考えられます。また利用者はどの列車がどのホームから出るのか即答できない状態となり、利用客が混乱を引き起こしてしまうことも考えられます。そこで今回はあえて公式の計画や発表を無視してこういう駅になると仮定してみました。

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現在使用されている11番線に隣接するようにもう一つホームを作ります。例えるならば阪神甲子園駅、名鉄新名古屋駅みたいなカンジです。これによって階段を使って乗降することなく九州新幹線と山陽新幹線の乗換えがスムーズになります。もちろんこの様な構造になることでダイヤ上はかなり大変な目になることは明らかですけれどソレはソレ。気にしない気にしない

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また九州新幹線開業と同時期に新大阪駅のホームが一つ増えるというお話もあります。 阪急が確保していた土地を流用するそうです。そうなるとダイヤの自由度も増えてきます。

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現在『ひかりレールスター』や山陽新幹線内で完結する『こだま』はほぼ20番線を利用して運行されています。このホームに博多方面から入る際、下り本線を逆走して入線する為その間列車を走らせることは出来ません。九州新幹線が乗り入れる際に増えていくダイヤに自由度を持たせる為にもこの新しいホームは必要と思われます。もちろんこのホームも好き勝手に利用させていただきましょう。

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 次に使用する車両です。現在公式に発表されている情報を整理しますと

  1. 山陽新幹線・九州新幹線相互乗り入れ車両はN700系をベースに作られる。
  2. 各々8両編成。
  3. JR西日本側は19編成、JR九州側は10編成。
  4. 現在走行している800系は山陽新幹線には乗り入れない。同様に700系や500系は九州新幹線に乗り入れない(現在走行しているN700系は地上設備の都合により九州新幹線に乗り入れることは出来ない)。

この点から推測するに、次に登場する九州新幹線対応型の新幹線の最高速度はN700系同様時速300キロであることは間違いありません。しかも導入する車両の本数がJR西日本だけで19編成、現在『ひかりレールスター』として使用されている700系E編成が16編成ですので、単純に考えると現在の『ひかりレールスター』と同じ運用効率を考えているのではないか、そこにJR九州が10編成追加で導入するというところから考えると、JR九州の車両を主体として使ったものと、JR西日本の車両を主体として使ったものが明確に分かれてしまうのではないかと思われます。またこれら発表された車両の本数は開業直後の導入として考えられていますので、今後状況によってはこの編成が増える可能性も捨て切れません。

…さて、お待たせしました。いよいよ次から妄想…もとい、私の空想を発表してまいります。

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2007年10月26日 (金)

空想浪漫鉄道

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(九州新幹線に導入された800系新幹線・つばめ。カッチョイイ)

 2011年、九州新幹線が山陽新幹線を通じて新大阪駅まで直通運転を開始すると報道されました。予想されていたことではありますが、やはり東京方面への直通運転は叶わないことが確定。まぁ現在でも東京・博多間が約5時間掛かるワケですから致し方ないところ。交通機関は独占するのではなく、各々の得手不得手を上手くカバーしながら運営をやっていくのがベストだと思います。その観点から考慮しても、今回の直通運転の範囲は理に叶ったところではないでしょうか。

 こういった新線開業を一番喜ぶのはやはり我々『テツ』な人だと思われます。一番列車の切符を買って乗り込んだり、新線開業とともに売り出される御土産物(特に電車の絵が描いてあるもの)などを買ったり、新線開業にあわせてデジカメを新調、もっと気合を入れた人ならば自家用車を購入して沿線のどのポイントからでも写真を撮れるようにしたり…。ああ鉄道という趣味はなんてお金を使う趣味なのでしょう。

 しかしながら『テツ』は開業だけでなく、開業以前、いや計画段階から『テツ』は盛り上がることが出来るのです。あまり知られていませんが日本にはいたるところに鉄道を敷設しようという計画があります。国の「交通政策審議会」や「全国新幹線鉄道整備法」などによって敷設される範囲が広いものもあれば、貨物用の線路が転用されて旅客用になるという単純明快なものもあります。

 新線の開業は地域に対し大いなるインパクトを与えることは間違いありません。しかしそれ以上に『テツ』は新線開業に関して妙な盛り上がり方をしてしまいます。それでは『テツ』はどういうところで盛り上がるのでしょうか。この盛り上がりの理由、私は3つの仮説を立ててみました。

1:路線

 簡単に言えば「どの場所に駅や線路が出来るんだろう」ということです。線路の配置だけでなく、駅の構造(列車の追い抜きが出来るのか等)がどういう形になるのか、折り返し電車の設備が追加されるのかどうか…ということだけで好きな人だと半日ぐらい語れると思います。また未成線や廃線によって現実に至らなかったり、「もしこの場所に鉄道が走っていたら」という架空の設定を元に盛り上がる『架空鉄道』という一種の『遊び』もこの分類に入ると思われます。

2:車両

 これも簡単に言えば「どんな車両が走るんだろう」ということです。新規事業者による開業の場合ほぼ新車が導入されますが、既存の区間から延伸したり会社の経営状態によっては従来の車両が使われるケースも多々あります。また路線が地下空間を走行したり、急カーブなどが連続している場合はその地上設備に対応した車両を導入することも考えられます。…どの様な車両が走るということを想像しただけでも楽しくなってきます。

3:ダイヤ

 この項目の中で一番ケンケンガクガクの議論が戦わされるのがこの分野ではないかと思われます。何せ1と2の項目を組み合わせた上に需要と供給と愛と願望を織り交ぜて形にするのですからそりゃあ一番違いが出てきます。一枚の方眼紙に幾つかの直線を書き記し、そこから始まる頭脳道楽。傍目から見るとおかしな風景ではありますが、やってみるとアッサリ2時間は時間を潰せてしまいます。

 

…以上3点、これだけ文字を使って説明してもサッパリわからないというアナタのためにこの後私が考えた『空想鉄道』をお楽しみ頂きます。さぁディープな世界へ参りましょう。

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2007年10月20日 (土)

改札機の手前でアイをかざすけもの

 このところ鉄道ではICカードが爆発的な勢いで普及し始めています。記憶に新しいところでは関東の私鉄で使える『PASMO』が驚異的な売れ行きだったために暫く発売中止になったことが思い出されます(ただ色々と話を聞いてみると、『SUICA』が私鉄でも使えるのに『PASMO』しか使えないと思っていたとか、『PASMO』はパスネット同様使い捨てだと思っていた等結構笑えない事情があったようです)

 このICカード、実は何処の鉄道業者でも同じ規格を採用していることはあまり知られていません。ソニーが開発したFeliCaという規格に日本サイバネティックス協議会が定めたサイバネコードなどを組み合わせて使用できるようにしているそうです。

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(代表的なICカードの例:PiTaPaカードの表と裏)

規格が統一されているとはいえ、ICカードを見ていますとその会社の姿勢というのが明確に現れているような気がします。例えば関西の私鉄が発行している『PiTaPa』。私が所有しているPiTaPaはクレジットカードと一体となっていないタイプですので、とてもおとなしいデザインとなっています。一方阪急阪神系列等ではクレジットカードと一体化したPiTaPaカードが発売されており、そちらは結構にぎやかなデザインとなっているようです。

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(左:ICOCAカード、右:toICaカード)

これらと同様にJR西日本さんが発行している『ICOCA』やJR東海さんが発行している『toICa』はシンプルなデザインとなっています。これらのカードには『定期券』を搭載する機能が搭載されており、定期券区間をこのカードの表面に印字するので派手なデザインにしていないのではないかと思われます。

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(左:カモノハシのイコちゃん・イコ太・イコ美、右:大阪市営地下鉄のぴたポン)

話はココからコロっと変わります。こういったICカードが発行されると同時に鉄道会社はイメージキャラクターを導入する場合が多いような気がします。現に『ICOCA』が登場した時、アピールするキャラクターとして『イコカモノハシ(またの名をカモノハシのイコちゃん)』が登場していますし、他のICカード乗車券を見ても大きく記載されているケースが多く見られます。

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(左:Suicaカード、右:Harecaカード)

JR東日本さんが運用しているSuicaの「Suicaペンギン」はかなり有名ですし、最近登場した岡山電気軌道さんが発行している『Hareca』には「晴れの国・岡山」を象徴するような太陽をイメージしたゆるキャラが描かれています。しかしその中で私が一番度肝を抜かれたのはコチラのカード。

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(イルカのことちゃん。つぶらな瞳がとてもカワイイ)

高松琴平電気鉄道、「ことでん」さんが運営している『IruCa(イルカ)』であります。

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(ことでん高松築港駅、JR高松駅から徒歩で5分ぐらいの場所にある)

ここで改めて「ことでん」さんの事を御説明いたします。「ことでん」さんは高松城址近くにある『高松築港』駅から四国八十八箇所で有名な長尾寺のあるさぬき市の『長尾』、同じくさぬき市の『志度』、金毘羅さんで有名な『琴平』までの区間を走行する私鉄です。

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(左:駅の横は堀。ちなみに堀の水は海水とのこと、右:電車は京急のおさがり)

「ことでん」さんが運行している電車の車窓には讃岐平野の美しい姿が広がっています。しかしながら、その美しさとは裏腹にバブル期の投資に失敗し巨額の負債を抱え込むことになりました。結果民事再生法の適用、つまり事実上倒産してしまった鉄道会社だったのです(現在は民事再生法による再生計画が終了しています)。平成14年8月8日、新しく生まれ変わることでんのイメージキャラクターとして『イルカのことちゃん』が産声を上げました。今までの負の遺産を無くすかのように果敢に、そして華麗に我々の前に姿を表すことちゃん。

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(いたるところに『ことちゃん』が描かれている。萌え死しそう)

 駅員に扮したかと思えば、ゴミを分別することを啓発する『ことちゃん』、風の噂に聞くと路線によってはお遍路さんの格好をしていたり、うどんをすすっていたり、ケーキ屋でアルバイトをしている…とのこと。そういえば高松築港駅にあったIruca対応型の自動販売機には『ことちゃん』のイラストが書かれてありました。

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(高松築港駅構内にて撮影)

ちょうどお腹の中から商品を取り出すようになってます。アンパンマンの「お腹がすいたら僕の顔を食べるといいよ」に通じる自己犠牲の精神を感じずにはいられません。この『ことちゃん』の自己犠牲の誠心は列車に乗っても感じることが出来ます。

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扉が開く際、手を巻き込まれないよう注意喚起する『ことちゃん』。今までこんなところまで登場したイメージキャラクターがあったでしょうか。今後も「ことでん」さんが繰り出す『ことちゃん』の七変化に目が離せません。ただ「ことでん」さんに一言申し上げておきます。『ことちゃん』が挟まれているのは手ではなくヒレです

 

 

<今週のオマケ>

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イルカの横はマナティ。マナティよりことちゃんカワイイよことちゃん。

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2007年10月11日 (木)

クイックピック大作戦・結果発表

 お待たせしました。

覚めない夢など無いのです。けれど、夢を見たいのです。人は叶わぬ夢にこそ希望を託せるのです。1から43の数字を選び、明日への希望を見出すロト6。購入したのがコチラ。

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そして、今回の結果(第364回)が掲載されているのがコチラ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 全てハズレてやんの。

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(これからはマジメに頑張ろう)

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2007年10月10日 (水)

クイックピック大作戦

<注意:今回はDPZ口調でお楽しみください>

 超がつくほど個人的な話で申し訳ないのだが、10月になってまた一つ年をとった。誕生日を迎えるたびに何を祝うのかがずっと謎だった少年時代、声変わりしても現金や女の子とのデートより『誕生日・おめでとう』の文字が入ったチョコプレートが好きだった中学・高校時代、そして現在…。以前『国内旅行業務取扱管理士』を取得した時と同様の科白でこの日を私は祝う。

『おめでとうオレ』、『ありがとうオレ』。

 去年は試験に合格したということもあってすっかり忘れていた<誕生日>という名前のセレモニー。毎年この日は馬鹿げたことを一人でやって楽しんでいる。ある年は『生クリーム1リットル泡立てて食べる』ということをした。またある年は『讃岐うどんの本場・香川県に出向いて讃岐うどんを食いまくる』という誓いを立てて、6時間の滞在時間で11件18玉を食らう記録を打ち立てた(もちろん晩飯は食えなかった)。そして、今年もその時期になった。

 コレと平行するかのように、いつもお世話になっているデイリーポータルZさんで『人の悩みを勝手に決めよう』という企画がスタートした。ただ一人で『誕生日だ、ワーイ』なんて面白がっていても空しいだけなので、この企画に便乗して誕生日をどう過ごせばいいのが投稿してみた。で、結果は今現在も掲載されていない(つまり、ボツ)。

…よく考えれば投稿した選択肢が面白くなかった。『色々な特急のグリーン車に一区間だけ乗る』なんて鉄道オタクとしても、単なる面白ブログ閲覧者としても面白くない。サンダーバードのグリーン車に大阪駅から新大阪駅まで乗る、関空特急はるかのグリーン車に西九条駅から天王寺駅まで乗る、近鉄特急のデラックスシートに難波駅から上本町駅まで乗る…。こんなのが連続しているブログは失笑すら取れない。

もう一方の選択肢は『立命館大学近くの店で買ったナビスコリッツリッツ・カールトン大阪に持ち込み、誕生日祝いのリッツパーティを開く』というもの。全て『リッツ』で繋がるというダジャレを形にしようとした。もちろん立命館大学近くにナビスコリッツが売られている確約は無い。ましてや超高級ホテルのリッツ・カールトンの従業員にこのダジャレが通用するわけがない。もしやったとしても

NO!

と本物のコンシェルジュさん(外資系なのでもちろん外国人)に冷たく叫ばれるだけだ(ついでに付け加えておくとリッツ・カールトンに泊まる費用があれば毎年夏に行っている一人旅が2回出来る。今年の4月に行った「カレー部例会」のホテルだと10泊ぐらい出来る。んなものに予算を使えるはずが無い)

今回は最後に残った選択肢を選んで、その行動そのものを私への誕生日プレゼントとしたい。その選択肢というのが

『ロト6、クイックピックで50口(一万円分)購入』。

 

 

 

…あまりにも俗物的、楽して金を稼ごうという浅ましさ、「コンシェルジュ」を名乗っている人間が最も選んではいけない選択肢を私は選んでしまった。まぁ、簡単に言えば『どうせ1万円使うのなら一週間位夢を見よう』ってこと。

覚めない夢など無いのです。

しかし、人は夢を見たいのです。

寝て見る夢より果てない欲望。そしてクイックピックという恐るべき他力本願。奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用竹脇無我…えーと、他に四文字熟語はあったっけ?とにかく無謀なことを私はすることにした。

 

閑話休題。ロト6をやっていない人にとって『クイックピックで50口』という行為がどうして無謀なのかわからないと思う人がいるハズだ。そこでロト6の買い方というのを本題に入る前に御紹介しておく。

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街角の宝くじセンターに行くと、窓口近くにマークシート用紙が用意されている。この形式で売られている宝くじを正式名称で『数字選択式全国自治宝くじ』と言うそうだ。ロト6というのはその中の一つの方式で、43個の数字の中から6つの好きな数字を選び出して購入する。従来の宝くじや他の『数字選択式全国自治宝くじ』と違うのは、ロト6の場合1等などの当選者が出なかった場合や、1等の当選金が法定当せん限度額を超えた場合、その金額が『キャリーオーバー』として次回の1等賞金に追加されるという決まりになっている。その為ロト6では最高当せん金が『4億円』。素晴らしい。

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本来ならば自分で書いて購入するのがこの宝くじの醍醐味なのだが、それ以外に機械が勝手に6つの数字を選んでくれるというシステムが搭載されている。それが今回のタイトルとなっている『クイックピック』という機能だ。6つの数字を自らの手で選ぶのではなく、クイックピックという場所にチェックを入れるだけで買えてしまう。従来の宝くじと同様『番号との遭遇』を楽しめる一方、機械任せということで忌み嫌われるような数字も買ってしまう場合がある。そう、それで買ってしまう。ある意味男前、そしてある意味無謀。

とはいえ、一応『鉄道を「色々な方向」から楽しむブログ』として開設している以上、ある程度鉄道に絡めて紹介していかねばならない。そういう括りでやっている以上致し方ないところだ。ただし、今回はロト6を関西大手私鉄のターミナル駅で5口ずつ、計25口に限定して購入することにした。一万円使ってもよかったのだけれど、全て外れた時のショックは万死に値する。許してくれオレ、いいぞ許すぞオレ。

まずは阪神と阪急のターミナル駅がある梅田駅。地方の人には「梅田」というより「大阪駅」と言った方がわかりやすい。とにかく大阪の中心地であることには代わりが無い。ターミナルということは人が集まりやすい。集まりやすいということは宝くじも沢山売れる。売れるということは当たりが出る確率も高いということだ。

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阪神は阪神百貨店と地下鉄の改札口があるフロアの片隅にある売り場で購入。

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阪急はビッグマンと新梅田食堂街が繋がっている通路の一角にある売り場で購入。マクドナルドの独特の香りと北向地蔵尊のお線香、そしてタクシーから漂う排気ガスが相まって実に大阪らしい。

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続いて大阪市役所と御堂筋のビジネス街・淀屋橋にターミナルを設けている京阪。こちらは「みずほ銀行」が入居しているビルの宝くじ売り場で購入。

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近鉄は上本町駅や鶴橋駅、京都駅という選択肢もあったが、利便性と今後の阪神なんば線開業を意識してあえて難波駅にする。

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駅改札口横にある売店と併設された宝くじ売り場で購入。宝くじ売りさばき人が売店で雑貨も売りさばく。ある意味大阪っぽく、そして見事な人材配置。

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難波駅といえば南海。パタパタ最後の聖地としてお馴染みの南海なんば駅。この駅の1階にあるチャンスセンターにて最後のロト6を購入。横の高島屋で『なんばdeアート』なるイベントを開催していたが、今はロト6。一心不乱にクイックピックにしるしを入れていく。

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心が豊かならば絵を見るはず。見る余裕が無いのが今の私だ。そうして関西大手私鉄5つのターミナルを巡って買い集めたロト6、各々5口計25口の宝くじがコレだ。

 

 

 

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モザイクで見えにくいかと思うが、何分更新日が抽選日前。金銭トラブル防止の意味合いでモザイク処理を施している。お許し頂ければ幸い。今後この宝くじが私に夢をもたらすのか、それともやはり夢は寝てから見るべきと現実を教え込むのか…。

結果は12日の21時に更新(予定)!こうご期待!

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2007年10月 5日 (金)

ホームに佇む記憶

 新橋駅で鳴り響いた汽笛の音から幾月、鉄道は様々な人を乗せて走り続けています。時間の積み重ねと人々の努力が重なり合って独自の進化を遂げた日本の鉄道。今回はホームの上にある「歴史的価値のある備品」にスポットを当てます。

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(京都駅ビルの写真。この写真も何度使いまわすんだろう)

まずは京都駅。京都駅ビルが出来て今年でちょうど丸10年、他の建物は建築後10年という年月を重ねるとそれなりの風情を醸し出してくるのですが、いまだ最先端ではないか?と思わせてしまいます。烏丸口を利用すると頭上には大きく広がる空、この風景は京都の風景と相対しながらも対比の美しさを醸し出しております。その京都駅のプラットホームには昨今話題となったアレが鎮座しております。

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(京都駅のホーム、撮影が9月だったため「日本郵政公社」になっています)

そう、郵政民営化によって10月1日から完全民営化となった郵便局のポストです。観光用として設置されているポストは何件かありますが、実際に街中で使われているポストをそのまま設置しているのは京都駅ぐらいではないでしょうか。便利なのに何故かこういう空間にあると不思議なポスト、これには鉄道の歴史が関わっています。

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(大阪中央郵便局の外観、見た目以上に結構広い)

大抵大きな駅の傍には「中央郵便局」系統の大きな郵便局があります。これは元々鉄道が郵便物を郵送していた名残から来ています。現在は航空や高速道路などの整備によって鉄道が郵便物を扱うことはそれほどありませんが、昔は専用の客車や電車を仕立てて走らせていました。

また、昔は急ぎの通信となると電報か郵便しかありません。郵便局で仕分けをして配送の手続きをするとなると時間が掛かります。そこで、配送する客車や電車の中で郵便物を収集し、次に停車する駅に備えてその地域の局ごとに仕分けしたり、受け付けた郵便物に消印を押していたそうです。ただ客車にポストをつけるとなるとなかなか大変。そこで鉄道の駅に郵便ポストが設置され、客車が到着するたびに収集し、消印を押して仕分けを行い、配達先の郵便局に渡すという事業を行っていました。その伝統が京都駅で現在も受け継がれている…、というワケです。

ただこのポスト、郵政民営化によって今後どうなっていくのかわかりません。無くなるという可能性だってあります。電子メールや携帯電話の普及によって郵便の割合というのはかなりシェアが下がっていると聞きます。…ただこういうポストがあると何となく手紙を出したくなるんですよねぇ。出す相手はいないけれど。

 

 で、この他に鉄道黎明期の頃は身近だった備品。それがコチラ。

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(下関駅・撮影は2007年8月13日)

そう、洗面所です。石炭で動力を得ていた蒸気機関車では煤煙が扉や窓の隙間から客席にバンバン入っていました。長時間の停車や下車時に人々はこぞってホームの水道をひねっては顔を洗っていたそうです。

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ホームの洗面所は昔ながらの駅舎に残っているケースが多く、下関駅もその部類に入ります。現在でも夜行列車で九州に入るとき、このホームで朝の爽やかな風を感じながら顔を洗っていると「ああ、九州に行くんだなぁ」なんて感慨に更けてしまいます。

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下関駅は先ほど紹介したひとつだけの蛇口がついているタイプだけでなく、違うホームでは蛇口が2つついたタイプも存在しています。夜行列車では結構重宝するこの施設も昼間は単なる鏡。女子高校生の皆さんが化粧直しに利用する程度です。

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ホームにある洗面所、私が確認したのは下関駅と広島駅だけです。もしかしたらコレを呼んでいるあなたの街の駅にもあるかもしれません。一度探してみては如何でしょうか?

 

これと関係する施設といえば「水飲み場」。先ほどの洗面所と同様に現在はほぼ見られなくなってしまった施設のひとつです。

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JR西日本天王寺駅の阪和線ホームにその水飲み場が設置されています。現在は水飲み場というよりかは、ホームの清掃に用いる水道としての役割で設置されているようですが、そこはやっぱり大阪。「元々あった水飲み場が無くなるってどういうこっちゃ!」といういちゃも…、もとい、ご意見に対応するべく更新されて現在も残っています。

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元々阪和線は私鉄として建設されたこともあって、各ホームにひとつづつ水飲み場が設置されています。当時としては最高級のサービスだったのでしょう。現在は衛生上の観点や費用の面からこの水飲み場も次々と閉鎖されています。確かにちょっとジャマっぽいところはありますが、今回この項目を執筆していて水飲み場や洗面所、駅構内のポスト等無駄じゃないかと思えるような施設がホームにあるっていいんじゃないかなぁ…と思う私がいます。皆さんはどうお考えでしょうか?

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