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2007年9月12日 (水)

みどりを比べる(特殊編)

   さて、前回までオーソドックスな『みどりの窓口』を検証してまいりました。今回はちょっと変わった駅にある『みどりの窓口』というのを紹介してまいりましょう。まずは『歴史』の中に生きる『みどりの窓口』です。

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九州の玄関口として開設され、今や門司港レトロの象徴として認識されている門司港駅。現在では重要文化財として登録され、 関門海峡の観光スポットとしてもよく使われています。

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(左:待合室、風情が満載。右:門司港駅内にあるレストラン。さて何屋でしょう?)

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(左:門司港駅の駅員さん。船員さんみたいでカッコイイ。右:みどりの窓口の入口)

歴史ある駅舎の中に佇む近代的な設備。通常自動券売機や改札機が歴史的な建造部の中にあると違和感があるのかと思えば、結構調和が取れていたりします。こういう調和が取れていたから色々なドラマのロケで門司港駅は使用されるのでしょう。さて、門司港駅の『みどりの窓口』はどうなっているのかと入ってみますと…

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以外にも近代的。そして後付の広告ポスターがビッチリと張られている一般的な『みどりの窓口』になっています。重要文化財に駅舎が登録されたという影響もあって、あまり大掛かりなリフォームが出来なかった…、いや、あえてしていないのかもしれません。利便性を追求するだけでなく、不便さを趣として捉えるのもまたいい演出ではないかと。

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(出口にこういうメッセージがあるとちょっと嬉しい)

歴史がある駅もあれば、特定の用途を前提として開業している駅もあります。工場に隣接して設置された『海芝浦』駅、スキー場に直結している『ガーラ湯沢』駅、海水浴客の為に開業する『田井ノ浜』駅、珍しいところでは神社へ参拝する方の為に年に2日だけ開業する『津島ノ宮』駅というのもあります。しかし、特定の用途を前提としてすぐに思い浮かぶのはテーマパークに隣接して開業した駅ではないでしょうか。御存知鼠と家鴨が闊歩する某テーマパークがあるJR京葉線の『舞浜』駅、スペースシャトルがシンボルとなっているテーマパークがあるJR鹿児島本線の『スペースワールド』駅、そして私の地元、大阪では映画のテーマパークとして開設された『ユニバーサルシティ』駅が挙げられます。

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…というわけで、ユニバーサルシティ駅にやってまいりました。『ゆめ咲線』という愛称が付けられて、すっかり観光路線へと変貌を遂げたように見えましたが現在ユニバーサルシティ駅近くではアクセスがいいという事に気づいた業者の皆さんが猛烈な勢いでマンションを建設しております。

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(左:ユニバーサルシティ駅の駅員さん、右:ゆめ咲線専用の103系)

テーマパークの雰囲気を生かす目的で、この駅の駅員さんは他の駅とは違う特別な制服を身に纏っています。電車も負けじと大阪らしいラッピング電車として運行しています(この写真の電車だけでなくスパイダーマンな電車も走っています)。で、肝心要の『みどりの窓口』、

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存在することは存在するのですが、これがまたえらく小さい。よくよく考えてみるとテーマパークの駅である以上、遠方からのお客様は高い確率で帰りの乗車券をお持ちですし、近郊のお客様には自動改札機をそのまま通れるICOCAやPitapa、Jスルーカード(ストアードフェアシステム)を使用したり、自動券売機で購入してもらう等色々と手段があります。その為かどうもこの窓口では切符よりもUSJの入場券が売れ筋のようです。

 

 さてさて、特殊な駅にある『みどりの窓口』ということで紹介してまいりましたが、最後は特殊中の特殊、ひとつの駅の『みどりの窓口』でありながら、あえて2つに分かれている『共用』の場合を見てまいりましょう。

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(それにしてもこの写真何回も使い回ししてるよねぇ)

その舞台というのが、幾度となく当レールウェイコンシェルジュで登場しているJR新大阪駅。東海道・山陽新幹線、関西空港・南紀白浜方面、金沢・富山方面、山陰・福知山方面など多数の路線が乗り入れているこの駅の中央入口(千成びょうたんがあるフロア)の『みどりの窓口』が該当します。

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(オレンジが目に飛び込むJR東海さん側みどりの窓口、自動券売機が多い)

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(青が語りかけるJR西日本さん側みどりの窓口、この場所に自動券売機は2台だけ)

元々東京方面と博多方面に分けていた名残でこうなったらしいのですが、傍目から見ると同じ『みどりの窓口』でありながらどうしてこういう状態になっているのだろう?と疑問に感じてしまいます。とはいえこの場所にある『みどりの窓口』、私の記憶が確かならばJR化直後は新大阪駅で一番行列が並んでいた『みどりの窓口』だった覚えがあります。現在は地下鉄改札口横にJR西日本の『みどりの券売機』及び自由席特急券も発見できる券売機が設置されていたり、新幹線の改札横に『JR東海ツアーズ』さんの窓口が設置されていたりと幾分緩和されていますが、それでもやっぱりこの場所の『みどりの窓口』は結構利用されています。やっぱり人の手というのは大事ですからねぇ。

 …いやはや、みどりの窓口ひとつ調べても結構面白いものです。

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