« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »

2007年6月29日 (金)

テツノート

 空梅雨だといわれていても、時に雲を広げて大空よりやってくる雨。音がパラパラからザーッという音に変わる頃、耳を澄ますと微かに

ガタン、ゴトン

と聞こえてきます。そんな音を感じつつ、今日も鉄道の「知っていそうで意外と知られていないこと」を探すためにパソコンの前に座って、日夜試行錯誤しております。色々と考えてはネタ帳に書き始め、やっぱりネタとして纏められない。気づけばよくわからない文字の羅列だけが広がっていく…。でも、その時よくわからない、無意味だと思っていた文字の羅列は後に光り輝くモノへと変化していくことがあります。今回はその中からご紹介してまいります。

 

 このところ、鉄道の現場に『音楽』がたくさん乗り入れ始めています。特に最近注目されているのが発車時・到着時に流れる通称『発車メロディ』。以前『桜に包まれて』という項目でご紹介しました「さくら夙川駅」で使われている到着メロディにコブクロの『桜』、JR東日本恵比寿駅の『第三の男』、そして最近導入されたのが京阪電車の「つないだらひとつのメロディになる」というもの…。しかし、そのどれもが人生の中に響くというところまでは浸透していないような気がします。

 

まだ発車メロディというのが導入されてから時間が浅いというのもありますが、どちらかといえばまだまだ私にとっては『発車ベル』の方が「旅立ち」を感じてしまいます。大学卒業直後に訪れた秋田駅、さぁこれから夜行列車に乗って寝るぞ!…という雰囲気の中、流れてきたウォータークラウン(注:曲名)に違和感を感じまくったことをつい最近のように思い出してしまいます。

 ただ『音楽』の乗り入れというのはココ最近顕著に見られていますが、実際かなり前からあるそうです。古い文献を紐解きますと、静岡県の歌として認識されている『ちゃっきり節』や、イタリアの民謡『フニクリ・フニクラ』は実は鉄道がきっかけとなって生まれた歌だそうです。ちょっと昔ならば山口百恵さんの『いい日旅立ち』、小柳ルミ子さんの『私の城下町』、ヒロミ郷の『2億4000万の瞳』を思い浮かべる人が多いのではないでしょうか。ココ最近ならばTOKIOの『AMBITIOUS JAPAN!』、鬼束ちひろさんの『いい日旅立ち・西へ』などが代表格として挙げられます。

 

…が、当レールウェイコンシェルジュとしてはメジャーな曲をご紹介してハイ終わり!ということは致しません。昔から私は旅行の際には勝手にテーマソングを決めてその歌にあった旅行を楽しむといったことをしておりました。どちらかと言えばマイナーな部類に入る歌と、その歌に似合った路線をピックアップ。その楽しみ方を提唱する…ということをちょっとの間だけやってまいります。暫くの間お楽しみ頂ければ幸いです。

|

2007年6月22日 (金)

線を紡ぐ

知人『毎回毎回よくまぁコレだけの鉄道ネタが書けますねぇ』

 

筆者『それは褒め言葉として受け取っていいんだな?』

 

…確かに約1年間次々と『鉄道』に関するネタを繰り出していますから、それはそれですごい事なのかもしれません。元々鉄道が好きだったということもあり、それなりに楽しく書かせて頂いておりますが、時には『コレでいいんだろうか?』と思えるネタも沢山あります。大抵は私の大脳奥深くにある経験と浅はかな知識が元となっていますが、一応その知識が正しいのかどうかネットなどで検証したりしています。今回はこの「検証」したところ眼から鱗がポロリと落ちる様なことを見つけました。鉄道が大好きな方もそうでない方も是非御笑覧頂ければ幸いです。

 今回注目するのは電車にとって最も重要でありながらも、時に鉄道の写真を撮っている人から『アレ邪魔だなぁ』と言われてしまう儚げな存在、『架線』です。

Kasen01 Kasen02

(左:京阪枚方市駅、右:JR西日本京橋駅)

身近な存在でありながら、意外とどういう役割があるのか理解されていない場合が多いというこの『架線』、電車が某汎用人型戦兵器ならば、架線はアンビリカルケーブル。架線から供給された電力が無ければ電車は自らの意思で動き出すことはできません。で、この架線。調べてみると意外と種類があるんです。

Kasen03

一般的に架線と聞けばこういうのを思い出すのではないでしょうか。最もポピュラーなこの架線は『シンプルカテナリ式』というそうです。常に電気が流れていてパンタグラフが接触する線をトロリ線、そのトロリ線を支えている上の線は「吊架線」と呼ばれています。

Kasen04

この『シンプルカテナリ式』を2つ並べて配置したものを『ツインシンプルカテナリ式』と言うそうです。ほぼ同じ部品を使って電流の容量を増やせるということで、都市圏などの沢山電車を走らせる路線でよく見かけられます。

Kasen05 Kasen06

(左:JR東海道新幹線・静岡駅、奥はシンプルカテナリ式。右:京阪電車土居駅)

その一方でこういう架線を見たことがある方も多いかと思われます。此方のタイプは『コンパウンドカテナリ式』と呼ばれ、真ん中に追加された「吊架線」がトロリ線を高速走行時上手くパンタグラフから離れないようにするそうです(京阪電車の方は風による影響を少しでも抑えるために吊架線部分を二重にした『ダブルメッセンジャ式』になっています)。

Kasen07 Kasen08

(左:京都市営地下鉄北大路駅、右:阪堺電車住吉大社前)

また用途や設置箇所によって工法が変わる場所があります。地下部分などで架線を吊るすスペースが無い場所に対応した『剛体架線式』、路面電車など設置費用を安くするために通常使われている吊架線を使わずトロリ線だけを吊るした『直接吊架式』という方法があります。『剛体架線』はその名の通り剛体を用いていますので、通常の架線のようにしなやかではありません。パンタグラフが架線から離れる場合があるので、あえてこの区間だけパンタグラフを増やすなどの対策をしている路線もあります。

…と、ここまでなら見た目の話。眼から鱗が落ちたのはこの後。

Kasen09 Kasen10

(左:JR西日本京橋駅、右:京阪電車土居駅)

今回架線を調べるに当たって色々な鉄道会社の架線を見てまいりました。その際架線へと接続する謎の線を何度か見かけました。その線は何故か架線の上にある太目のケーブルに接続しており、その姿はまるで幼子の手をひく母親の様。いったいコレは何なんだろう…私、帰宅してから一生懸命調べました。この太い線というのは『き電線』と言うそうです。漢字にすると饋電線、「き」と読むことに一瞬躊躇するような漢字です。

Kiden001p

変電所で変換された電気はそのまま架線に伝わるのではなく、一旦この『き電線』に通されます(①の部分)。架線のように細い電線だと変電所の傍では最適な電圧ですが、末端に行けば行くほど電圧が下がっていきます。そこで電気を太い『き電線』に流し、そこからいくつかのブロックに分けて分配する(②の部分)ことで、安定した電力を架線に供給。そして電車が使う(③の部分)という仕組みになっているそうです。

Kasen11 Kasen12

このところ『ハイパー架線』や『インテグレード架線』と呼ばれる架線が出てきましたが、それは吊架線の部分を『き電線』にしたものなんだそうです。元々は狭いトンネルの中を電化する際に使われていたものでしたが、部品数を少なくすることが出来るという利点を生かして大々的に使われてきているそうです。約15年ほど鉄道を好きだと言っていましたが、正直このような構造になっているとは知りませんでした。いやはやまだまだ私はヒヨッ子、知らないことが沢山あります。今回の架線の話は正に脱帽です。

 

…っていうか、こういう記事を書いている時に宇都宮線で架線切断ッスか。

|

2007年6月11日 (月)

京都駅のメジャーでないところ巡り(その2)

 『京都駅のメジャーでないところ巡り』第2弾でございます。前回は実用的なものをズラリと並べてみましたが、今回は実用的でない本当にマイナーなところをチョコチョコと紹介してまいります。

3:階段の功罪。

京都駅といって思い浮かべるものと言えばやはり大階段ではないでしょうか。

Kyotost17 Kyotost18

毎年2月に『大階段駆け上がり大会』というイベントが開催され、時には一番下にある室町小路広場で催されるイベントの度に客席へと変貌を遂げるこの大階段、京都に初めて来られた方にとって一番最初に衝撃を受ける絶好のスポットだと思われます。しかしそのインパクトさと引き換えに『JR伊勢丹』さんの中にあるエスカレーターは

Kyotost38

(2006年12月撮影)

想像を絶するインパクトです。話に聞くとこの大階段は『JR伊勢丹』さんの非常時の非難経路としての役割も担っているそうですが、そのインパクトのある形状が元で売り場面積が思ったほど大きくありません。

Kyotost37 Kyotost39

(左:階下からエスカレーターを見たところ、右:JR伊勢丹さんの館内案内図。斜め)

文字通り『大階段』の影に隠れて意外と知られていないのですが、このエスカレーターもある意味京都駅の見所のひとつではないかと思われます。皆さんも京都駅を利用される際はJR伊勢丹さんに足を運んでみては如何でしょうか(個人的にはジョイポリス復活希望)

 

4:知られているところ、知られていないところ。

京都駅ビルが開業してから10年も経ちます。正直、早いなぁという印象が強いです(個人的には開業3周年の時何故か『プリティ長嶋』さんが来てしまったのをつい先日のことのように思い出してしまいます)。もう京都のランドマークとして溶け込み始めた京都駅ビル、10年という年月の間、色々な方々が京都駅ビルを紹介されております。ネット上で検索してみますと結構色々な情報が出てきます。その中で『以外にも』というキャプションが必ずと言っていい程つけられて紹介されている施設があります。

Kyotost19

ヘリポートです。大階段を上った一番頂上、「大空広場」と呼ばれる屋上の西側にデンと鎮座しています。『京都駅にヘリポートが!』というインパクトがそうさせるのでしょう。実際使われるとなると非常用になる可能性が高いので、出来れば使われて欲しくない施設です。

Kyotost26

 一方、将来性を見据えた設計を施してしまったがために、駅ビルの中でひっそりと佇んでしまっている場所があります。

Kyotost27

「南広場」と呼ばれる場所です。ここは京都駅ビルの中でもあまり紹介されていません。何せ場所がちょうど中央改札口の上。イベントを開催するにしても広さ的にそれほど大きくなく、開催したとしても導線的にそれほど人が来ないような場所にあります。

Kyotost25 Kyotost28

(左:木が何本か植えられているので屋根がほとんど無い、右:誰もいない通路)

Pict0023_1 Kyotostbill01

(左:広場の一番ホームよりの場所。右:南広場から見上げた京都駅ビル。)

この空間、設計された時点では単なる広場として設計されたようです。しかし、京都駅ビル自体が東海道本線などの在来線の線路に支障をきたさないよう設計されているところを考えますと、どうも将来的に京都駅の在来線が高架化された際、『新たなる導線』としてこの空間を利用するように設計されているようです(あくまでコレは私の勝手な想像です。念のため)。 個人的には『ダイイン』したくなる場所ではありますが、

Kyotost29

ちゃんと禁止されていますのでやめましょう。どうでもいい話ですが、この南広場はトレインビューの穴場です。京都駅ビルで鉄道をじっくり見たい人はココに来るといいかもしれません(ちなみにこの場所は京都駅の南北自由通路から直接移動できます)。

5:男と女の京都駅

京都駅には『JR伊勢丹』さんだけでなく、『京都劇場』さんという劇団四季専用の劇場や、『グランヴィア京都』さんといったJR西日本系列のホテルが併設されています。

Kyotosthotel01 Kyotosthotel02_1

駅構内というJR西日本系列の強みを最大限に生かして設置されたホテルなので、実際烏丸口からも近く、自由通路に併設されている西改札口からも入ることが可能。しかも西改札口から入る場合、通路の途中で中央改札口を上から覗くことができるという演出も用意されています。もちろん駅から近いということは、遠方から来られる方を案内しやすいということ。その為か『グランヴィア京都』さんを指名して結婚式を挙げられる方が多数いらっしゃるそうです。

Kyotost30

京都駅ビルの東広場には結婚する2人を祝福する『出発(たびだち)のプリエ』という鐘が用意されています。この場所で新郎新婦が鐘を鳴らしますと、その豊かな調べが駅ビル全体に響き渡っていく…。

カァー!いいねぇコンチクショー!ラブラブかよ!併結する時横でガッチャマンやってやろうか!

 

…失礼しました。とはいえこういう祝福する施設が駅構内にあってもいいものではないでしょうか。ただ男と女が関係する施設というのはこの『出発(たびだち)のプリエ』だけではありません。ソレは意外な形で我々の前に鎮座しておりました。

Kyotost32

烏丸中央口の前にある妙な形をしたこの通路、一見すると地下空間の通気口を兼ねた渡り廊下と思われるようになっています。でも、コレが意外と女性だったりします。西洋などでは人々が集う場所を設計する場合、女性らしさを象徴できるものを建物や土地の中央や入口に設置する…と言われているそうです。そう考えると…。

Kyotost32 Kyotost34

あっ。

…ただ、この説明に関しては私が大学時代のデザインの授業の中で、かなりアヤフヤな状態で先生から聞いたことを元としておりますので、正直あまり信用はしないほうがいいと思います。雑学の範疇として何となく覚えておいて、飲み会の席で「へぇ」と呼ばれるようなネタとして使っていただければ幸いでございます。

Kyotost33

でも、この通路の正面には京都タワーさんがいるんですよねぇ。ただでさえK岡R太郎さんからは「犬の****」と呼ばれるこのタワー。

コレをアレと例えたら、ココがアレしてナニして…。

 

あ、どうも私疲れておるようです。京都駅のマイナーなところ巡り、ココでお開きとさせていただきます。御清聴、誠に有難うございました。

|

2007年6月 6日 (水)

京都駅のメジャーでないところ巡り(その1)

 当『レールウェイコンシェルジュ』は何故か『観光ガイド』や『芸術』の話をするととてつもなくアクセス数が落ちるという傾向があります。この傾向を検証すると個人的にやりたいことと皆様が当ブログに求めていることが違うというのが何となく分かります(まぁ、それでもいいんですけどねぇ…)。デイリーポータルZさんが紹介して頂いた記事や、ほぼ日刊イトイ新聞さんと連動した記事は時に爆発的なアクセス数を頂きます。その一方で持続的なアクセス数があるのが『駅舎』を取り扱った記事。特に『駅中ビジネス』や『大阪駅コンビニ巡り』は

「待ち合わせ場所はここのサイトを見てくださいねぇ」

という内容でご利用されているようです。よく考えればこれら2つの項目は『まっプル』さんや『るるぶ』さん、『**ウォーカー』さんや『**一週間』さんが取り上げそうで取り上げないマイナーな部分です。今回は前回に引き続き京都駅のメジャーでない場所を紹介しながら皆様のご機嫌を伺います。

 

1:観光を手ぶらで楽しむ施設。

京都駅に到着してまずは観光…と思っていても、荷物が多い場合結構大変だったりします。それに京都駅は京都自体が持つ観光地の規模と比べるとコインロッカーの数が思ったほど多くありません。そこで利用したいのが『デリバリーサービス』。京都駅にはいくつか荷物を運搬してくれる窓口が存在しています。

Kyotost05 Kyotost06

新幹線を利用される場合、『八条東口』という目立たない改札口を出てください。その出口から左側(東京方面)に歩きますと写真のような事務所が見えてまいります。こちらへは14時までに預けますと当日中に市内(一部地域を除く)のホテルや旅館まで荷物を運んでくれます。

Kyotost07 Kyotost08

(左:京都駅地下中央口、右:デリバリーサービス窓口)

一方関西空港からの『はるか』等の在来線特急を利用された場合、京都駅地下中央口近くにあります荷物一時預かり所が便利です。八条口の窓口と同様14時までに預けますと京都市内のホテルや旅館に荷物を届けてくれますが、此方の場合は駅から宿だけでなく、宿から駅へ荷物を届けることも可能です(注1)。

Kyotost01 Kyotost02

上記2つは有料のサービス(注2)となっていますが、ホテルによっては駅構内で預かってくれるところもあります。こちらの場合新幹線の『八条出口』近くに窓口が用意されています。

Kyotost03 Kyotost04

(左:プリンスホテルさんの窓口、右:ウェスティン都ホテル京都さんの窓口)

京都の宝ヶ池にあります『グランドプリンスホテル京都』さん、大津にあります『大津プリンスホテル』さん、京都の蹴上にあります『ウェスティン都ホテル京都』さんがそのサービスを実施しています。大きい荷物がある場合はここを利用するとかなり便利です。ただし両方ともかなり目立たないので注意することをお勧めしておきます。

(注1:ホテルによっては行っていない場合もあります。ご利用される場合は事前にホテルへお問い合わせください。)

(注2:旅行会社によっては送迎サービス付のプランがあるようです。こちらも事前に旅行会社へお問い合わせください)

 

2:ホテルバスの停車位置はココ。

Kyotost09 Kyotost_bus

(左:ウェスティン都ホテル京都行きホテルバスの案内図。右:観光バスターミナル)

ホテルによっては直通でホテルまで移動できる送迎バスを運行しています。ですが、京都駅は大型観光バスのスペースを優先した設計になっているため、送迎バスが停車する位置というのがかなりアバウトな設定になっています(唯一の例外がウェスティン都ホテル京都さん。近鉄系列という利点を生かしていますねぇ)。大抵どのホテルも

『八条口のマクドナルド付近』

と表記していますが、コレだとちょっと不親切ではないかと思うのです。

Kyotost11 Kyotost12

(八条口近辺にある案内板・左:専門店街のマップ、右:JR東海規格の案内板)

こういう場合駅構内の案内板にちょっとだけ記載しておけば利用される方も『あ、アソコなんだな』と理解されると思います。でも書いていたって読まなければダメでしょうし、その掲示板が目立たない場所にあれば意味がありません(残念ながらこういう部分のデザイン統一がなされていないので、諸外国から来られた方は結構不便ではないかと思います)。そこで実際に『ホテルの送迎バス』がどの付近に停車するのか見てまいりました。

Kyotost13 Kyotost14

(左:リーガロイヤルホテル京都さんのバス、右:京都全日空ホテルさんのバス)

ホテルの送迎バスとして代表的なのが『リーガロイヤルホテル京都』さん。深緑の色合いが気品あるホテルを象徴しています。こちらと同じ場所に止まるのが『京都全日空ホテル』さん。コーポレートカラーの青が京都の町並みに映えています。確かに2つのバスは説明の通り京都駅の八条口付近から発着しています。

Kyotost15 Kyotost_mc

…が、実際のところ、京都駅の新幹線八条口からはちょっとだけ遠い場所にあります。八条口を出て左側(東京方面)へ向かうと徐々にマクドナルドさんが見えてきます。しかし現在京都駅は耐震工事中ですので囲いがされている場所が多くあり、マクドナルドさんの前はちょうど囲いで周囲が見えなくなっています。実際待ち合わせるとすれば…

Kyotost16

喫茶店の『モーツァルト』さん前がちょうどいいようです。ちなみに『モーツァルト』さんは先ほど紹介した八条口と八条東口のちょうど中間あたり。実に使い勝手のいい場所だったりします。いい場所って事にしておいてください。だって実際に利用したこと無いんだもん。

 

 

…ちょっと長くなったので、続きはこの後。

|

2007年6月 1日 (金)

たまには普通の観光ガイド・京都編

 私、一応こう見えましても『国内旅行業務取扱管理者』という国家資格を持っております。その結果何か変わるのだろうか?と思っていたら何一つ変わったことがありません。でもまぁ持っちゃったものは仕方ありません。この資格をある程度生かしたような内容をいくつかお届けしてまいりましょう。(まぁ、一応コンシェルジュって言ってるんだからこういうことをしておいた方がいいんじゃないか…という思いもありますし)

 新緑の時期を過ぎ、そろそろ紫陽花の季節。京都はこの時期からいよいよ観光シーズン本番となります。現に京都駅に行くと駅前や改札前には修学旅行で訪れた中学生や高校生たちが沢山座っています。

Kyotobus0a_1

(こんな風景が京都駅のいたるところに広がっている・画像は加工しています)

んでもって、修学旅行の学生さんや観光客の皆さんは何故か京都市内で観光地を巡る際『京都市営バス』を利用しようとします。確かに京都駅の烏丸口を出ますと、目の前には京都タワー。その下にはバリアフリーに対応したバスターミナルとおびただしい数のバス。そうなればバスに乗って観光だ!となってしまうのは当然の流れではないでしょうか。しかしそこに落とし穴があるわけです。

Kyotobus01 Kyotobus02

(京都駅烏丸口を出ると見えてくるバス停留所の案内図)

京都市交通局のバスは京都駅を中心として路線網を形成しています。しかもそのどれもが観光地を経由(というか京都という街自体観光地だらけ)していますので、一見すればとても利用価値がある交通機関だと思われます。

Kyotobus03

(縦横無尽に張り巡られた市バスの運行網。地下鉄も記載されている)

Kyotobus07 Kyotobus09

(観光地を経由したバス路線も設定されている)

しかし、このバスという選択肢は京都を観光する上ではちょっと間違った選択肢だったりします。京都という街は他の都市よりも渋滞が発生しやすい街の構造になっています。 まず市内の中心部の五条通という道、これがあの国道1号線。日本の大動脈がしない中心部を突っ切っています。これだけならまだ解決策はあるのですが、問題はこの五条通のすぐ近くにあるのが『四条通』、昔から京都の繁華街の中心的な通りとなっています。繁華街の真横に国道1号線、この立地条件の良さが京都市内に渋滞を生み出す原因となっています。

Kyotobus05

(赤い部分は常時混む、緑の部分は観光シーズンになると混む)

また、観光地として名高い清水寺や三十三軒堂に通じる道や京都駅周辺はタクシーや路線バス等が大挙して訪れるために渋滞が多発してしまいます。現にその渋滞を避けるため京都へやってきたツアー客の方々は八条口(新幹線乗り場)から観光バスに乗られています(このように整理されている点はやっぱり観光の街・京都)。これから京都へ観光される方々の為にちょっとした観光テクニックを一席。

 

1:京都観光には電車を有効活用しよう。

 京都市内は先ほど説明しましたとおり渋滞が多発します。とはいっても渋滞が多発する場所というのは前出の『五条通』『四条通』と祇園(清水寺や八坂神社)、嵐山界隈に集中しています。この場所までバスで移動するのはちょっと大変です。そこで利用したいのが鉄道。祇園へはJR奈良線で東福寺駅まで移動し、そこから京阪電車で四条駅・五条駅へ移動するのが最も時間が読めます。二条城や嵐山へは同じようにJR嵯峨野線(山陰線)で嵯峨嵐山駅まで移動できます。料金は掛かりますがその分時間の短縮にはなります。

2:北大路は第二のバスターミナル。

 先ほど『四条通』が渋滞すると私は記載しました。言い換えますとこの場所以外は比較的渋滞が少ないということです。そこで提唱したいのが『北大路駅』のバスターミナル。京都市営交通局は正直言うと京都に住んでいる人しか分からないようなやり方でバス停を設置しています。しかもバリアフリーに逆行するかのような配置箇所もチラホラ存在しています。そこで利用したいのが地下鉄の北大路駅。この駅には北大路バスターミナルが併設されていまして、金閣寺や北野天満宮、銀閣寺などの観光スポットへ移動できる『洛バス』もこのバスターミナルから発着しています。観光シーズンともなりますと、京都駅から洛バスに乗って移動するより、この駅まで地下鉄で移動し、そこからバスに乗った方が早く移動できるケースが多発してしまいます。是非とも北大路駅は覚えておいた方がいいです。

3:タクシーは最後の手段。

 かの桃太郎電鉄の作者、さくまあきらさんは『路線バスよりタクシー』に乗って取材するそうです。現に京都にはさくまさんが指定するタクシードライバーさんもいらっしゃるそうで、そう考えると実に効率のいい旅行プランで行動しているなぁ…と感じます。現に京都市内は観光客向けのタクシーが多数存在していますし、観光スポット前には沢山のタクシードライバーさんが待機しておられます。タクシーを観光に使うというのは確かに便利です。が、やはり便利なだけに結構なお値段だったりします。ちょっと不便な場所に行くのであればタクシーも使い勝手のいい交通手段ではありますが、そこは京都。そこの空気に触れるというのも観光のひとつになると思います。私もよくタクシーを使いますが、やっぱりタクシーより路線バスの方が『旅してるなぁ…』と思いますし。

 

…まだまだ紹介したいことはありますが、とりあえずこの辺で。

|

« 2007年5月 | トップページ | 2007年7月 »