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2006年11月10日 (金)

大福で祝福

 ここだけの話ですが私、先日『国内旅行業務取扱管理者』の資格を得る事が出来ました。足掛け3年、一体何をお前はやっていたんだ?と言われても致し方ないところではありますが、とにかくまぁめでたいことは確かです。なので、自分で自分をお祝いしたいと思います。

おめでとう、オレ。

ありがとう、オレ。

こういうお祝い事には何らかの御褒美が必要ではないでしょうか。そこで今回は私鉄沿線沿いにあります和菓子屋さんをご紹介しつつ、和菓子を頂くことにしましょう。…実は私、男のくせに『甘いもの』には目がありません。でも常に甘いものを食べているわけではありません。いつもは甘いものとは無縁の生活を送り、10日に一回の割合で『甘いものを大量に摂取』しています。デブタレントの皆様が普段は栄養面や健康に気をつけた生活を送り、テレビ等の収録時に大量摂取するというあの生活パターンに似ているといえば似ています。

 さて、今回ご紹介する『和菓子屋さん』、単に『和菓子』と申しましても多種多様なものが販売されております。おはぎに水無月、わらび餅に桜餅等々気候や地域によって和菓子は千差万別。それだけで楽しいものですが、今回はその中でも秋の行楽にピッタリな和菓子の『大福』をご紹介いたしましょう。…まぁ、単に餅とあんこがが食べたかっただけですけど(笑)。まずはこちら。

<大阪府池田市・福助堂>

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大阪の閑静な住宅街の一角にあります和菓子屋さん。元々この池田界隈は『阪急発祥の地』とも呼ばれており、現在も阪急電鉄の本社所在地はこの池田市だったりします。そういう縁があったのでしょうか、阪急の創始者小林一三氏もここの大福がお気に入りだったそうです。ちなみにこの福助堂の近くに彼の雅号である『逸翁』という名前が付けられた『逸翁美術館』という施設もあります。

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さて肝心かなめの大福。コンビニのレジ横に『ねぇ、私を買って?』と羨望の眼差しで見ているあの大福と比べると多少小さめ。お茶菓子や接待に使えそうな大きさです。一口でいけそうではありますが、そこは大福。福が大いにあるのにペロリと食べてはいけません。一口食べてみますと、口の中には小豆餡の風味が広がります。甘いだけで後は何も無い小豆餡が増えている中、これほどしっかりとした風味を持ち合わせる小豆餡があるとは。ただコレだけではありません。この小豆餡をしっかりと包み込むお餅が特に美味しい。変に甘くなく、お米の力強い味わいが口の中一杯に広がります。お米の力強さと小豆餡のしっかりとした風味、…思わず日本の美しさを感じてしまう一品です。

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(ウマイ)

<奈良県奈良市・大谷堂>

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近鉄奈良駅の傍にある「ひがしむき商店街」のアーケードを抜けた場所にあるお餅屋さん。近くに興福寺や東大寺(これは近くと言っていいのか微妙)があり、常に人通りがある場所に中谷堂さんはお店を構えています。このお店の特徴といえば『高速餅つき』でしょうか。テレビ東京系の『TVチャンピオン』でも取り上げられたあの熟練されたテクニックを間近で見ることが出来るお店でもあります。ちなみに今回撮影した日では『高速餅つき』ではなく、二人の熟練された職人さんが交互に杵で搗きあう技法によってお餅が疲れていました。<映像はコチラ>

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そして大福です。中谷堂さんでは『よもぎ餅』という名称で販売されています。一般的によもぎと言いますと秋の今頃だとちょっと時期から外れているのではないか…とお考えになる方も多いかと思われます。しかし、よもぎは今の季節に密やかで小さな花を凛と咲かせています。花屋で売られている花だけが花ではありません。そんな花たちに敬意を表しながら頂きます。一口頬張ると鼻腔にはきな粉の香ばしい風味が一気に漂います。そこからお餅に混ぜられたよもぎ特有の萌える香り。このお餅もしっかりした歯ごたえ。アレだけ高速で搗いていたのはこの歯ごたえを出すためだったのでしょうか。餡の甘さも見事といわんばかり。福助堂さんの大福が協調性のある夫婦であるならば、こちら中谷堂さんの大福は仲のいい生徒会。各々の利点を強調しあう具材が揃えられた見事な一品です。

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(これもウマイ)

<京都府京都市・ふたば>

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京都の『洛北』と呼ばれる地域の中継地点、京阪電車と叡山電車の乗り継ぎ駅として近年大いに発展しました出町柳駅から西へ行った場所にありますお餅屋さん。関西以外の地域の皆様には『大文字』の見える場所と言えばわかりやすいと思われます。観光ガイドにはあまり乗っていない普通の京都と呼ばれるような場所にお店を構えておられます。朝の早くからコチラの『豆餅』を求めてやってくる常連の方々も多いこのお店、私が買いに行った際も何人かが既に並んでおられました(ちなみに京都市内の某百貨店でも売られていますので、お時間が無い場合はそちらでお買いになられたほうがよろしいかと)。

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今回頂いたのは『ふたば』と言えばコレと言われる『豆大福』です。1個160円(税込)という結構なお値段ですが、今までの大福と比べると重みが違います。どっしりという言葉が似合う一品です。開店作業中ご無理を言って出来立てを買わせて頂きましたので、ちょっと生地がしっとり。例えるとするならば、『お風呂上りの赤ちゃんの肌』といった感じでしょうか。豆大福ですから表面の所々に赤えんどう豆が鎮座しております。一口食べるとまずやってくるのが塩味。甘味でありながら塩味がやってくるという意外性の元は赤えんどう豆が演出しています。その意外性を潜りぬけ、やってくるのが小豆餡の甘味。この小豆餡だけ頂いたら『あまり甘くないなぁ』という感想になると思われますが、事前に味わった塩味のおかげで小豆の味わいと甘味が強調されています。そりゃあ行列もするなぁと頷ける味わいです。

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(思わず2個食べちゃうぐらいウマイ)

<招待選手>

さて、最後に最先端の大福をご紹介いたします。関西地域では『ヨドバシ梅田』や『イオン大日店』等の大きなショッピングセンター、近鉄京都駅構内で販売されている洋菓子の様な大福、『モチクリーム』でございます。

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中身の餡は小豆餡だけではございません。カフェオレやブルーベリーなど本来大福では使わなかったような食材を用いております。今回こちらの商品は私の知り合いで今回写真撮影に協力(というかほぼ強制)してくださったSさんがお祝いとして用意して頂きました。今回は多種多様なモチクリームの中から無作為に選んで頂く事にします。

…これがまた大ヒット。今まで和のテイストが続いてきたところに生クリームの濃厚さと柑橘系の爽やかな酸味が口の中一杯に広がります。今回のお祝いのフィナーレを華麗に飾る素晴らしい大福でした。

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(冷たくてウマイ)

 

 

 

…如何でしたか?今週の「ダジャレもここまで来れば文句を言われまい」。大福駅の周辺で大福だけを食べている私は一体なんなんでしょうか。そろそろ本格的に怒られそうで怖いです。

Pict0288_1(大福と言えばお茶。お茶が一番美味く感じた)

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