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2006年10月11日 (水)

551の裏メニュー

 関西在住の方ならご存知かと思いますが、関西のいわゆるターミナル駅(大阪駅・梅田駅・天王寺駅・あべの橋駅・なんば駅・上本町駅など)には必ず「551の蓬莱」さんの店舗があります。空腹時に近づくと引力によって吸い込まれて思わず2個買って、アツアツの肉まんをはむはむと食べさせてしまう魔力のある「551の豚まん」、今や関西土産として定番商品となり、新大阪駅で551の赤い紙袋を抱えていますと「すいません、それどこで売られていますか?」と聞かれるぐらい人気になっているあの豚まんであります。実はこの「551には『裏メニュー』があるというのを皆さんはご存知でしたでしょうか。

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ソレを買いにわざわざ出向いたのが阪急梅田駅。大阪名物とも言われている『ムービングウォーク』や待ち合わせの大御所『BIGMAN』などが設置されているこの施設に入居しているこの場所にも「551の蓬莱」が出店しております。

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…ちっちゃいでしょ?「551の蓬莱」さんは大きなお店もあることはあるのですが、お客様の利便性を考えて小さなお店もいくつか出店しています。ちなみにこのお店は「阪急梅田店」の出張的な店舗として「551の蓬莱」さんのホームページに紹介されています。小さなお店ゆえこの場所では本格的に豚まんを蒸すという事はしていないようですが、それを補うかのように常に近くの大型店舗からアツアツの商品が常時届けられていますし、他の店舗と違って回転率が違います。手近な場所でアツアツの豚まんが頂けるというこの幸せ。ああたまりません。

さて、お待たせしました。関西でもこの店舗を含めて5箇所しか取り扱っていないというあまり知られていない裏メニューをご紹介しましょう。それがコチラ!

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…わかりますか? 豚まんの横に鎮座している白く光る丸い物体。そう、裏メニューとは豚まんと対極の場所にある甘いもの、『あんまん』です。コンビニで売られている中華まんでも隅へと追いやられているのに、無ければ無いでちょっと物悲しい。そんな中華まん界の『高木ブー』、それが551の裏メニューの『あんまん』なのです。驚異的な甘党の私が期待と不安を込めてこの商品を買ってみました。すると店員がにこやかな笑顔でこういうのです。

『あんまんは冷たいですがよろしいでしょうか?』

…そう。冷たいということは、蒸されていないということです。横でアツアツの豚まんを食べようとしている人達がいる横で、私の手元には冷たいあんまん。しかしソレも致し方ありません。何せ裏メニュー、知られていないのですから常時蒸しているよりもそちらの方が安心できます。コンビニで蒸されすぎてボヨボヨになり、スライム状になったあんまんを私は知っています。その悲劇を『551の蓬莱』さんは回避するためにあえて蒸さずに置いていたのでしょう。私はその冷たくなったあんまんの心と身体を温める為に自宅へと戻ったのであります。

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…というわけで自宅に戻って包みを広げてみました。赤い箱には大きく『豆沙饅』という文字。これで『あんまん』と読むそうです。この赤い色が食欲を刺激するではありませんか。さぁさぁ箱を広げてみましょう。

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おやまぁなんとツルンツルンな物体ではありませんか。店舗で売られている豚まんと比較しますと少々小さめです。コンビニで売られているあんまんよりも若干小さめですが、これはチルド状態でパック詰めされているからではないかと思われます。それでは早速温めてまいりましょう。

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(やわらか戦車の様に見えますが、これはあんまんです。)

取扱説明書に書かれているようにあんまんをペーパータオルで包み、水を注いだ皿の上に橋を渡してそこに鎮座させます。後はこいつを電子レンジで90秒加熱すればOK。期待と不安が入り混じりながらも電子レンジをスタートさせます。

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加熱を始め、周囲にはホンノリと甘い香りが漂います。ただこの香りは皆さんが想像するような「あんまん」の香りではありません。そして何故か『ミシッ』という音…チンという音がなる前に加熱を止めて扉を開けてみると…

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あんこ漏れてるー!

…そう、私が求めていたあんまんは、見事小豆あんと皮が仲たがいを起こしました。皮から飛び出た小豆あんは蒸す為に用意されていた水の中に落ちて、まるでお汁粉の様な状態になっているではありませんか。しかし、このお汁粉状態から嗅ぐわう中華料理らしい独特の香りが食欲をそそります。

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(左:あんが漏れた皿とあんまん。皮の薄い場所から漏れた模様。右:あんこが落ちた皿。)

やはり「小豆あん」だけあって、電子レンジなどで加熱するとトコトンまで熱くなります。551で売られている豚まんと違い、電子レンジで加熱した直後のあんまんは素手ではあまりにも熱くて触れません。仕方なく人肌までに冷めた段階で中身を割ってみることに。

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(…どうしてなんだろう、こんなにシズル感が無い写真になるなんて。)

アツアツの小豆あんに香る蓮と胡麻のハーモニー。従来コンビニで売られているあんまんは冷たい緑茶や無糖コーヒーが似合うのですが、この551のあんまんは烏龍茶(特に中華料理屋さんで出されるような味が濃いもの)がピッタリです。皆様も一度ご賞味ください。

以上、『誕生日のプレゼントは551のあんまん』の巻でした。

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