2009年7月 5日 (日)

迷札巡り

Pict004501(改札出たら即ブックオフ・鶴橋駅にて)

過去当ブログでは「駅中ビジネス」というタイトルで一風変わった改札口を取り上げたことがあります。

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(大抵の改札口は人が大勢行きかっている・写真は天王寺駅)

従来人が行きかう「改札口」なのに一切感じさせない雰囲気と、侘しく動く自動改札機で構成された謎の空間。明らかに鉄道事業者も存在意義に迷っている改札口を私は「迷札(めいさつ)」と命名しました。

今回は普段気にしてみることのない「迷札」を巡りつつ、「迷札」とは一体どういう経緯で出来上がっていくのかをご説明してまいりましょう。

ひとつのパターンは「グループ会社への支援」。

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(左:大阪駅GARE口、右:天王寺駅Mio口)

関西圏では大阪駅の「GARE(ギャレ)」や天王寺駅の「Mio(ミオ)」といったJR西日本さんの系列専門店街が有名ですが、これらの施設には改札口が設置されていることは意外と知られていません。

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(左:大阪駅GARE口、右:天王寺駅Mio口)

私鉄や新たにできる大型商業施設では「商業施設への集客」を目的としたコンコースを設計していますが、これらの駅では旧態依然の改札を活用することなく、新たに改札口を取り付けています。改札口を設置してそちらから利用者を誘導しようという考えです。

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(左:改札だとアピールする看板。右:券売機より利用されているガラス戸奥のATM)

ただ新たにできた改札口より元々の改札口から移動した方が便利なケースが大半で、商業施設側だけでなく鉄道事業者側も存在をそれほど熱心にアピールしていない場合が殆どです。結果「知る人ぞ知る」施設となり、「迷札」へと変化していきます。

もうひとつのパターンが「駅の構造」。

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(左:京阪淀屋橋駅東1号改札口付近、右:改札口とホームの位置)

これは京阪電車さんの淀屋橋駅のように「駅のホームから駆け上がると即自由通路に繋がる」というケースが大半を占めています。淀屋橋駅は駅構内が細長い構造となっていますので、法律的に避難経路を確保しなくてはいけません。避難経路を常時使用するとなると必然的に改札口を設置せざるを得ない状態となります。

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尚、このケースでは平日と休日の利用目的や利用者数が違うケースが多いようです。実際に同じ構造の阪急電車さんの河原町駅では階段そのものを非常用としてですので平日以外利用しない改札口は必然的にきっぷ売り場が無い等の簡素化が進み、「迷札」へと変化していきます。

この説明で「迷札」がどのようなものであるかとお分かりいただけましたでしょうか。それ意外にも「迷札」は日本中いたるところに見かけることが可能です。それではしばし「迷札」を巡っていきましょう。

最初に紹介するのはJR西日本さんの天王寺駅です。

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先程「風雲!コネタ城」にて「天王寺駅の天女は束縛されている」と採用された天王寺駅。大阪のコアな色合いが強いこの駅には先程の「Mio口」だけでなく、かなり趣のある「迷札」がひっそりと皆さんをお待ちしています。

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(どどーん。)

天王寺駅には「Mio」以外に「ステーションプラザてんのうじ」という商業施設が併設されています。その「ステーションプラザてんのうじ」から阪和線ホームへダイレクトに移動するために設置されているのがこの「ステーションプラザ改札口」です。

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(左:アクセントとして光るのは三色のポールサイン、右:無人を証明する注意書き)

「迷札」ゆえ無人、そして「ステーションプラザ」に移動できるのにどことなく漂う不安な空気。写真の左側に不自然な形で増築された係員スペースと、無人化のために設置された改札機。これぞ「迷札」の基本形といったところ。

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改札を出ると食料品売り場とファッション用品売り場へ向かう階段が行く手を遮ります。階段も「迷札」の味わいを上げる最高の調味料。改札口に設置されている自動券売機は通常とは違ったまるで社員食堂の食券を売るようなタイプ。最近流行のICカードを差し込む場所すらありません。このステーションプラザ改札口は我々に「迷札」の基本とはどういうものかを教えてくれています。素晴らしい。

 

続いては新幹線駅の「迷札」です。

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(そろそろ新大阪駅だけで写真集が作れそうだ)

レルコンでは幾度となく取り上げている新大阪駅です。今回取り上げるのは在来線を管轄する「JR西日本」さんの改札。ひっきりなしに人が行きかうこの新大阪駅に、あまりにもひっそりと鎮座している「迷札」があります。

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その名は「地下鉄連絡口」。実際に新大阪駅には大阪市営地下鉄の御堂筋線が乗り入れており、道案内にはどの場所に行っても「こちらですよ」と行き先を示してくれています。この看板もそれなのか…と思いきや

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(どどーん。)

どうでしょう。この部分だけ見るとまるでどこかの地方駅を思わせる佇まい。新大阪という関西地域を代表する駅の改札口とは思えません。

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新幹線との乗り換え口の真横に「地下鉄連絡口」があります。「地下鉄連絡口」と言っておきながら、誰も地下鉄に乗り換えるために使用することはなく、ほぼ新大阪駅で働いている方々だけが業務量の連絡口として使用しているようです。

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「迷札」の要素である「無人」もきっちり兼ね備えています。しかもこの改札口にはステーションプラザ口では置いてあった券売機すら置いていません。

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この改札口に至るまでは結構な長さの階段を歩かなくてはいけません。エスカレーターなどの文明の利器が一切無いところも「迷札」の雰囲気を向上させています。ちなみにこの地下鉄連絡口はJRおでかけネットによると「段差なしで移動できる改札口」とのこと。

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階下ではしつこい位に「きっぷのお持ちでない方」への注意喚起を促しています。それはまるで来る人を拒む結界のようです。それならばいっそのこと閉鎖すればいいのでは?と思われるかもしれませんが、どうもこの「地下鉄連絡口」は淀屋橋駅の「迷札」同様駅構内の構造上どうしても配置しておかなくてはいけない改札口ではないかと考えられます。

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こちらの改札口を降りたところには「メディオ新大阪」という名前のショッピングセンターがあります。このショッピングセンターは高架下という条件下に設置されたため、かなり入り組んだ構造となっています。日常ではあまり活躍できない改札口も、何らかの災害が発生した場合の避難経路として使用する…、そんな構造になっているみたいです。

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(こういう風に撮影すると、ものすごく寂しい場所に見えるのは気のせいでしょうか)

 

最後にご紹介するのは「京都駅」にある「迷札」です。

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(左:京都駅西口、右:烏丸口の提灯。祇園祭の鉾や山の名前が書かれている)

新幹線が行き交い、在来線の特急も頻発している人と人との交流地点である京都駅、時期が時期だけに祇園祭の装飾も施され、近未来の駅舎の中にどこか日本情緒を漂わせているこの駅舎にも「迷札」が潜んでいます。

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(ど、どーん?)

それがこの「地下中央口」です。京都駅は新大阪駅同様幾度となくレルコンに登場していますが、この地下中央口は「京都駅のメジャーでないところ巡り」で一度登場しています。

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(過去の写真から再掲 左:京都駅地下中央口、右:デリバリーサービス窓口)

ただそれはあくまで改札外、しかも利用する際のおトクな情報として取り上げただけで、今回は改札がメインテーマ。早速ご覧戴きましょう。

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…あれ?どこにも「迷札」の雰囲気は感じ取れないじゃないか!と疑問符が皆様の頭の上にぽっかりと浮かんだのではないでしょうか。「迷札」の雰囲気が全く無い普通のどこにでもありそうな改札口です。しかしこれは悲しき出来事の後に「迷札」へと変わってしまった特異的な例なのです。

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(左:何も映らないLEDのパタパタ、右:中央改札口を改札外から)

元々この場所には「京都シティエアターミナル」という名前の施設がありました。関西空港開港直後に「駅で航空機にチェックインできる」という施設として大々的にアピールされていたものです。

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(左:長く暗い廊下、右:改札口には上下エスカレーターがある)

9・11のテロをきっかけに航空機の保安基準が変わり、機内に預ける荷物を空港以外で検査することができなくなったこと、そして折からの関空利用客数の低迷などがあり、「京都シティエアターミナル」は閉鎖。結果人がなかなか訪れることのない改札口、「迷札」と化してしまいました。

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(一応山陰線ホームには出口の案内がある。しかしあまり使用されていない)

現在も稼働はしていますが、「迷札」ですので改札口に人は常駐していません。ただ要人の移動にはよく使用されているようで、ノーベル化学賞を受賞した田中耕一さんは奥さんをこの改札口で迎えています。人気のなさが役に立った一例ではないでしょうか。

まだまだ「迷札」はたくさんあります。これからも暇を見つけては訪ね、その趣を感じてまいります。

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2009年6月24日 (水)

取り急ぎご報告

 先程携帯電話に『「**(私)が入院した」とブログに書いてある、本当か?』という内容のメールが飛び込んできました。唖然としてブログのアクセス記録を見ますと、どうも「まとめ」系統のブログに私の記事が転載されており、そこから派生した様子。その記事には私が「蜂窩織炎で2週間入院した」と最初に記載されていました。

これはまったく違います。

正確には「蜂窩織炎の治療をする」ために「レルコンの更新を2週間お休みする」ということです。「最悪入院するかもしれません」と5月31日付の記事で記載したのをどうも過大に受け取られたようで、実際には自宅で静養しておりました。

現在は蜂窩織炎も治癒し、病気と言えば肥満程度といった生活をしております。関係者の皆様、どうぞご安心ください。

 

…えーっとですね、当該記事を転載してくださったブログの方。もしこの記事をお読みでしたら訂正して下さると嬉しいです。

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2009年6月20日 (土)

すっかり回復してます。

 約2週間もの間病気療養の為更新をストップしておりました。楽しみにされている方には大変申し訳ありませんでした。2週間もの間療養しなきゃあいけなかった病気、今回は鉄道を思いっきり離れてその病気に関して説明させて頂きます。

時は2009年5月28日、呑気にスポーツジムで運動をした後の事。汗をさっぱりと流して風呂から上がり、何気なく大きな鏡で全身を確認していた時です。

「…あれ?太ももに軽く赤いところがあるなぁ」

その時は汗疹(あせも)かなんかだろうと呑気に考えていました。デブにとって汗疹は夏の季語と言ってもいいでしょう。ソレ位日常茶飯事なことだったのです。

しかしその汗疹っぽいヤツは金曜日の晩になると赤みを増し、軽くしこりまでできる始末。「こりゃちょっとヤバいんでないかい?」と次の日に近所の皮膚科もやっている街医者へ。診察された結果下された病名が

「蜂窩織炎」(ほうかしきえん)だったのです。

この「蜂窩織炎」という病気、平たく言えば「皮下脂肪組織内等で発生した化膿性の炎症」というもので、皮膚科的に言えば「どこにでも発生する見慣れた普通の病気(K医大病院某医師・談)」なんだそうです。水虫から派生するパターンが多く、お医者さん曰く「これからの時期結構出てきます」とのこと。

通常「蜂窩織炎」は内服薬を1週間程度投与して治療します。ただし発生箇所の炎症がひどい場合(「歩くことが困難になった」「いくつもある」等)に限って入院してもらい、点滴などの即効性のある抗生物質の投与や膿が確認できる場合は切開してワシワシと取る手術を行うそうです。

ただここで大きな落とし穴。「蜂窩織炎」は投薬治療の際炎症が悪化することがあります。何やら抗生物質を投与した直後に細菌達が悪あがきをする場合があるそうで、通常は悪化することのないように投薬後安静に努めるよう医師に言われます。しかし私の場合そんな事を言われることもなく、

「まぁ内服で終わるんだから大したことないだろう」

と考えちょこちょこと出歩いてしまったんです。その結果見事に炎症が悪化。大変なことになりましたよ奥さん。

患部がパンパンに膨れ、歩くのも辛い状態になった私の足を見てお医者さんはクリビツテンギョー。驚いた挙句に言われたのが「『結節性紅斑(けっせつせいこうはん・病状などの詳しいことはコチラ)』の疑いがあります。早急に大学病院に行って診察を受けてください」

次の日、私は人生で初めて「白い巨塔」の世界に踏み込んでしまいました。

大学病院でも医師の見立て(診察)は「蜂窩織炎」とのこと。前出の「投薬治療の際悪化する」という説明もありましたが、なによりその時点で炎症が自分で判断できる位に収まってました

ほっとした気持ち半分ネタにできなかった残念な気持ち半分。医師が指示した内服薬と安静で治療する方針を続行し、6月9日めでたく「治療終了」と相成りました。

 更新を楽しみにされておられる方々には多大なるご迷惑・不安を与えてしまったことに今一度謹んでお詫びを申し上げると共に、今後は体調管理に万全を期して皆様方に喜んで頂ける内容をお届けするよう精進してまいります。どうぞこれからもよろしくお願い申し上げます。

2009年6月20日 レールウェイコンシェルジュ あすやん

 

 

…これだけで終わるとアレなので、ちょっとお役立ち情報をひとつ。

最初は「コレなんかのネタになるんじゃないか」と思い、患部の写真を携帯電話で撮影しておりました。まぁここで実際にネタにしている以上その目的は達成できたのですが、この写真が診察に重宝がられました。

病気を推測するには「病状の客観的な資料」が必要です。例えば日頃飲んでいる薬であるとか、自分の体質や病歴、家族の病歴など客観的な資料を顧みて医師は治療法を選択します。よく「かかりつけ医を持て」と言われるのは、その病歴を治療方法の選択に利用できるからです。

携帯電話のカメラ機能は「病状の客観的な資料」としてとても役に立つとのこと。皮膚病だけでなく何らかの兆候が見られる場合はササッとカメラで撮影しておくといいみたいです。

そう、こんなカンジに。

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某ブログからお越しの皆様へ(追記あり)

 「レールウェイコンシェルジュ」にお越し頂きましてありがとうございます。

先ごろ当ブログの当該記事を「そのまま掲載」しているブログがあると知りました。「集客の方法論」としてブログを利用するのはいいかもしれませんが、その集客の手法として他人が書いた文章をそのまま転載するというはどうなんでしょう。しかもそのブログには事実とは異なった内容が追加されております。

…まぁ正直この一件に関しては言いたいことがたくさんありますし、ソレなりの方法を使って抗議することも可能です。ですが、今回はあえて私がリンク先を変更する方法で対処させて頂きました。こんなことで無駄にエネルギー使いたくないですし。

もし転載された記事をご覧になるのでしたら、お手数ですが下の「すっかり回復してます」の項目をクリックしてください。書いている内容はリンク元の内容とほぼ同じですので見る価値はあまりないと思いますが。

(2009年7月1日 記事を一部書き直しました)

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2009年5月31日 (日)

ちょっとお休みです。

 今週来週(たぶん)レルコンの更新を休ませて頂きます。楽しみにされている方には大変申し訳ないのですが、何分右足に蜂窩織炎(ほうかしきえん)らしきものができまして、最悪入院するかもしれません。体調が優れない上に色々とストレスを抱え込んじゃってまぁ辛いんですわ。

 そんな最中、某所で行われた「鉄道カフェ」というイベントを見てきました。

「レルコンのネタになるかなぁ」という思いで見てきたのですけれど…、これがまぁ面白くもなんともないの。例え得たものがマイナスの方向であっても、逆方向から見方を変えれば多少は面白くなります。ただこのイベントに関して言えば

「得るものすらなかった」

…平たく言えばスタートラインにすら立っていない状態だったんですね。

最終的には「これやったらどうなんだろう」というイベントをテーマをちょっとだけしゃべってみたのですが、この手の「考える」系のイベントを仕掛ける人たちって、「自分たちのやりたい事を実行する」ために都合のいいアンケートを取りたがるんですよねぇ。でもって意に反した項目に関しては「今後のイベントに反映させていきます」なんて事を言って終わらせちゃう。

…それで人数が集まるのならイベント屋さんは苦労しませんって。

まぁ頭のいい人達の考えることというのは芸大卒の私には理解できませんわ。

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2009年5月25日 (月)

Electrical KEIHAN Parade

 京阪電車さんが一風変わったイベントを仕掛けてきました。

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そのイベントの名前は『走る!踊る!五月のダンストレイン』。普段何気なく利用している京阪電車の車内でプロのダンサーさんがダンスをする…というもの。しかもそのダンスを見終わった後、我々が感じた事を表現する…。

文字に認めてみてもどういうイベントなのかよくわかりません。わからない時はこの目で確かめる。立ち止まるヒマも考える余裕なんかもありません。というわけで見てきました。

(どうでもいい話ですが今回の更新、写真が多過ぎです)

 

 

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開催日は平成21年5月10日、初夏の麗かな日曜日の午後。場所は御存知京阪電車さんフリーク御用達(?)の枚方市駅。

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私が駅のコンコースに到着したころには既に黒いジャンバーを着たイベント関係者の皆さんが参加者を誘導しておりました。遅れてはならないとばかりに私も列へ。

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コンコースには変わったイベントを取材しようと「報道」の腕章を付けたカメラマンの方、鉄道を使ったイベントを記録しようと一眼レフを持った駅員さんの姿が。このイベントの注目度が高いことが伺えます。

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参加料の2000円を支払い、手渡されたのはイベント用の乗車券とちょっと変わった形をしたイベント参加パス。このパスの形状は後々イベントで使うとのこと。

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(あまりに堂々としている鳩を被写体に即席写真撮影会勃発)

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待つことおよそ10分弱。期待と興奮が最高潮に達したころに移動の合図が。わらわらと自動改札機をくぐりぬけ、ホームへと駆け上がります。

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(貸し切り列車が入線する5番線ホームに辿り着くと、既に鉄な人々が鈴なり)

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使用される列車は普段一般的に使用されている2600系。正面に「団体」という種別板が付けられているだけなのにこの人の多さ。貸し切り列車がほぼ皆無の京阪電車、今回のイベントの注目度が高い事を伺わせます。

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舞台は本当にいつもの京阪電車。広告もそのままです。「踊り子さんには手を触れませぬように」というストリップ劇場のようなアナウンスが車内に流れ、ダンサーの方も次々と乗車。いよいよイベント開始です。

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今回のイベントで大活躍するのがこの変わった形をした参加パス。電車の中で繰り広げられるダンスを、中央が切り取られているこのパスを通して見ます。

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簡単に言えばこれがフレームとなるわけです。繰り広げられるダンスをこの枠で網膜や脳内に焼きつけ、印象に残った場面を後で我々が表現していく…とのこと。

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(電車の中のイベントなので楽屋が無い。手荷物は全て網棚に置いた)

さて、肝心かなめの「列車内のダンス」。編集していたら「結構な分量」になりましたので、詳細はコチラをご覧頂くとして、ここではダイジェトでお送りしましょう。

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…ダンスに見えますでしょうか。これが車内で行われた「ダンス」です。

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一般的に思われるような音楽に合わせるものではなく、どちらかといえば窓の外を過ぎ去る風景やレールの繋ぎ目の音に照準を合わせたような「ダンス」。かと思いきや…

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突如猛烈に走り去る舞妓。車中の参加者は「この後何が起こるんだろう」という意識が先に来てしまって結構真剣な表情で見ていました。ただこのイベントを客観的に見るとこういう感じでしょうか。

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途中停車した駅のホームで「たまたま見た人」にとって、この車内の光景は「稀有(けう:意味は「滅多にないこと」)」そのものだったのでしょう。芸術というのは「紙一重」な部分があります。その為にどうしても「芸術」という色眼鏡で見てしまうことも多々あります。しかし実は身近な所に芸術というのは潜んでいる、今回のダンスパフォーマンスはそういったことも教えてくれた…ような気がします。

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(左:分かりにくいですが京橋駅を通過、右:フィナーレの体制)

ダンス列車が京橋駅を出た頃、車内の舞台はいよいよフィナーレとなりました。劇場では緞帳がおりますが、ここでは地下へと続く天満橋駅の闇が緞帳代わり。

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列車がなにわ橋駅へ到着するとダンサーの方々も表現者の仮面を脱ぎ棄て、安堵の表情を浮かべます。列車は配線の都合上、ダンサーを乗せて一旦中之島駅まで移動していきます。

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なにわ橋駅の改札口を出て、駅の構内にあるアートエリアB1へと移動。いよいよ第二部の始まりです。

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この場所で先程特製パスを通して網膜に焼き付けたあの踊りを紙の上で表現する。これが第二部のメインテーマです。普段「表現」を故意に行っていない人が「表現」を受けて「表現」する立場に立つ、そこで起こりうる表現の波紋を楽しもう…というのがこの企画の狙いなのでしょうか。

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用意されたクレパスに最初参加者の方々は戸惑いを感じていましたが、徐々に楽しさが広がっていい雰囲気に。紙も通常なら「白」を用意するところ、あえてそれ以外の色も用意されているところがニクいです。参加された方々には芸術に日頃関心を持たれている方が多く、みな童心に帰って書いています。

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もちろん私も芸大出身の身、ある程度「表現すること」に関しては覚えがあります。以前の企画では小さくまとまり過ぎてしまいましたが、今回はあえて大胆な手法でガシガシと一心不乱に「表現」することにしました。

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どぉーだい?アバンギャルドだろ?

…失礼いたしました。左の方は「通常の世界に組み込まれる稀有な動作(ダンス)」を表現し、右の方は「仕組みの中でもがくダンサーの熱意」をぶつけてみました。

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描かれた作品は次々とアートエリアB1の柱に張られていきます。技法はどうであれ同じダンスを同じ空間で感じ取れる様はなかなかいいものです。張り出され始めた頃にちょうどダンサーの方もアートエリアB1に到着、張り出された絵を興味深く見ております。

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その表現に閃きを感じたのか、ダンサーの方々が次々と新たなダンスを披露し始めました。列車という日常の空間から生み出したダンスを受け、紙に書き写した参加者の表現を受けてのダンス、「表現」が広がる様はまるで池に広がる波紋の如く。

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最初このイベントを開催すると聞いた時、正直「どうなることか」と思っていました。ヘタすれば「芸術バカだけが称賛する敷居の高すぎるイベント」になるのではないか…。しかし実際に見るとコレはコレで面白いイベントではないかと。列車という日常とダンスの非日常の感、まれに見る稀有な空間を作り出した今回のイベントはなかなか有意義なものでありました。

これ、意外とくせになりますぞ。

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<オマケ>

お気づきかと思いますが、途中からカメラがデジカメから携帯に変わっています。書くことに熱中しすぎてデジカメの電池が切れちゃったんです。残念。

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Electrical KEIHAN Parade (イベントの写真)

2009年5月10日に開催された「走る!踊る!五月のダンストレイン」、その車内で展開されたダンスの模様をご紹介します。車内には70年代のキャバレーで演奏されていたであろうムード満載の音楽と、音曲さんが奏でる生演奏が常に流れておりました。

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ここからは写真と合わせて私が感じた感想を連ねておきます。私が感じた戸惑いを追体験して頂ければ幸いです。それではどうぞ。

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私が乗車した車両ではダンスユニットのセレノグラフィカのご両人が電車内での恋愛をモチーフとしたダンスを披露。…ただ問題はこれがダンスという概念からかけ離れたものになっていました。

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一般的なダンスというのは音楽に合わせて動きを付けるというものですが、その概念を取り払った動きが展開されています。こんな状態だと笑うしかないでしょ。

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(いーとーまきまき、おもむろにびろーん、さぁそこの貴方もこの糸を持って)

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(びろーん)

ダンスという概念を。

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(ままぁー、あの人電車で何してんの?)(いいから黙って笑っとけ。)

特急の通過待ちで停車した香里園駅での一コマ。普段とは全く違った列車なのですからそりゃあ好奇の視線で見てしまいますよねぇ。

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香里園駅を出たところで全く違うダンサーさんが登場。さぁこれからどんな展開が繰り広げられるか…と思ったところで、

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(しゅたたたたた)

白塗りの着物女性爆走。アメージングという言葉はココで使うのでしょう。

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萱島からの複々線区間では「普通」のダンス。先程と比べると落ち着いて観賞することができたのですが、ソコはやはりアートエリアB1。京橋駅に近づくと猛烈な情熱が。

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(京橋駅通過!終着駅のなにわ橋駅まで残された時間はわずか!どうなる!?)

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(突然隣の車両から最初に踊っていたセレノグラフィカさんが登場)

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「2人のこの手が真赤に燃える!幸せつかめと轟き叫ぶ!」

…って違いますよ。

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(ちゅどーん)

…こうしてダンスイベントは終わったのでした。

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2009年5月18日 (月)

今後の更新頻度に関して

 いつも「レールウェイコンシェルジュ」をご覧頂きまして、誠にありがとうございます。

皆様も御存知の通り神戸市を中心として関西圏では「新型インフルエンザ(H1N1)」の感染者が急増しております。今後の動向によっては行動制限などの影響も考えられます。現在私が在住している大阪府内では高校・中学校の休校措置が取られており、私も不必要な移動を自粛しております。

移動ができないということは、新たな取材ができない。つまり更新ができない場合があるということです。更新を楽しみにされておられる方々には恐縮ですが、今後更新頻度が少なくなります。

何とか足りない頭を使って更新できるように努めていますが、何分世間がこういう状況ですので御配慮頂けたら幸いです。

 

 

…えーとですね、それ以外にちょっと一言。此花区にスタジオがある「おもろいフォーへ」全力で邁進している某放送局さん、前日に「撮影順延」ってどういうことなんでしょうかね?

しかも「後日連絡します」と言っておきながら未だに連絡なしって。もしかしたら私と放送局さんの間に入っているキャスティング事務所にトラブルがあったのかもしれませんが、未だにそういう連絡が無いというのはどうなんでしょ。ちょっと侍らしくありませんぜ。

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2009年5月10日 (日)

昭和町の詩

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4月29日は「昭和の日」です。

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祝日、ゴールデンウィークの初日だというのに何でしょう、この無常観は。テレビを付けると芸人さんが「笑われて」赤い絨毯の上を左から右へ移動、新聞を見るとウイルスだ、事故だ、横領だと悲しいニュースばかりが飛び込んできます。

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「昭和の日」。私が生まれたのはまだ元号が昭和でした。未来には希望があると言われていたあの時代、歌の文句ではありませんがあの頃の未来はどこに行ったのでしょう。今や平成生まれが成人式を迎えようとしている昨今、何故か昭和という言葉にノスタルジィ以上の懐かしさを感じてしまうのは私だけでしょうか。

…そうだ、昭和に行こう。

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(移動前に気合を入れてファイト一発!)

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そうと決まれば後は行動に移すのみ。私は即座に大阪環状線、御堂筋線と軽やかなステップで乗り込み、あの駅を目指しました。

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今回のお目当ての場所はその名もズバリ「昭和町駅」。

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ちなみに「昭和町」という駅は大阪市営地下鉄さんの他にJR四国さんの高徳線、名古屋臨海鉄道さんにもあります。ただしJR四国さんは無人駅、かたや名古屋臨海鉄道さんは工場の中にある貨物駅で現在定期ダイヤで設定されている貨物列車はありません。

大阪市営地下鉄さんの「昭和町駅」は、天王寺駅から一駅なかもず駅側に移動した場所にあります。ここならば昭和を思う存分感じられるに違いありません。

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昭和26年に開業したこの駅は、大阪市営地下鉄の駅構造としては簡略化されたものになっています。大きなコンコースやきっぷ売り場は併設されておらず、どことなく大手私鉄の各駅停車しか止まらない駅っぽい雰囲気。

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駅構内にはその狭さから後に付けられた設備のパイプがむき出し。これも昭和の雰囲気を漂わせる重要なアイテムとなっています。

…どうでもいい話ですが、こういう「町の散策」をする場合私は下調べを一切しません。新鮮な驚きを大事にしたい…。まぁ簡単に言えば「面倒」なんですが、とにかく行ってみることで何とかなる。それが私のやり方です。

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改札口から階段を出ると目の前にはあびこ筋と松虫通の交差点。このあびこ筋の下を御堂筋線が走っています。聞くところによると一時期このあびこ筋は道路が無く、地下鉄が側溝の中を走っているような感じだったとか。

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その昭和町駅から一歩路地に入ろうとすると、何やら賑やかな声が聞こえます。

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やはりというのか意外というのか、「昭和の日」にちなんで昭和町一帯で「どっぷり昭和町」なるイベントが開催されていました。そのイベントの中心となっていたのが「寺西長屋」と呼ばれる建物。

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昭和8年に建てられたこの長屋は、日本初の重要文化財の長屋として登録されているそうで、現在住居ではなく飲食店などの店舗として活用されています。その場所の2階からライブハウスのような演奏が聞こえ、建物の前にある路地にはその演奏を楽しもうと鈴なりの人だかりが。

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そうか、これが昭和か。

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でも、それは昭和よりも前じゃないのか。

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雅楽だぞ、雅楽。

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…しかしながら混沌としたムーブメントを組み込んでいったのも平成ではなく昭和。これはコレでアリでしょう。しかもその音楽を聴いている人たちの目がすごく輝いている。いいなぁ、コレ。

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(イベントは町内一帯で行われていた)

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寺西長屋から少し西へ移動した先にある小さな公園。ここも今回の昭和町のイベントに活用されていました。

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公園の中には紙芝居、そして近くの路地では楽団が出て演奏を始めています。

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曲目は「カントリー・ロード」。決して上手いとは言えない歌声が奏でるいくつかのフレーズが、何度も何度も繰り返し路地に響いていきます。

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「カントリー・ロード」の原詞と日本語訳の詞が全く違う表現をしている、時に日本語訳は悲しすぎるという意見も見受けられます。

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でもこの昭和町で聞く限りだとソレでいいのかもしれません。昨日見た故郷は今日見た故郷とどこか違う。たとえ地名や番地、時間や天候、人や空気が同じであっても、故郷はどこか気づかない場所で変化しています。

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「あの頃」の未来は確かにありました。それも「あの頃」にです。思っていた未来と違うように、過去も私の記憶の中でどこか違うものになっているのではないか…。

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昭和町は私に「昔」の考え方を教えてくれました。ありがとう、昭和町。

<オマケ>

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今回のイベントを開催してくれた人から「ブログに乗せるのならリンクしてくださいよ」と言われました。コチラからどうぞ。

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2009年5月 3日 (日)

水戸岡鋭治という世界

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 現在大阪の本町にあるINAXさんの「INAXギャラリー大阪」にて「デザイン満開九州列車の旅」という展覧会が開催されています。

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展覧会の会場に置かれているのはJR九州さんの800系新幹線や787系の模型や写真、特急車両に使われている座席に客室乗務員さんの制服等のデザインを担当しておられる水戸岡鋭治さんの作品たちです。

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(左:岡電さんのMOMO、右:和歌山電鐡さんのいちご電車)

先々月、この展覧会の初日にギャラリーへ参りまして、展示物を拝見させて頂きました。幾度となくこういった展覧会を拝見した経験があるのですが、この系統の展覧会としては珍しく「鉄道」を「デザイン」という視点から取り上げています。

Pict0107(赤一色の特急も水戸岡さんがデザイン)

「デザイン」と聞けばどうしても外見的なものを想像してしまいますが、実際は外見だけではありません。

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どのような意図があって「つばめ」や「ソニック」があの形状となったのか、その形状により需要がどのように生まれたのか、これからの鉄道はどういう方向性で行くべきなのか…。この会場には「鉄道趣味」という一面では語りつくされない鉄道に対するデザイナー「水戸岡鋭治」の世界観がありました。

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もしお時間がありましたらデザイナー「水戸岡鋭治」の世界観を味わってみてはいかがでしょうか。ギャラリーへの入場は無料です。館内では今回の展覧会に合わせた図版も販売中です。

時間が無い方にも朗報です。来週(2009年5月10日)、水戸岡鋭治さんが毎日放送系で放送されている「情熱大陸」さんに取り上げられるそうです。当レルコンでは「つばめが飛んだ日」等に代表されるような「まったく違った方向性」から幾度となく取り上げてまいりましたが、情熱大陸さんは私とは違ってきちんとした視点で水戸岡さんを取り上げて頂けると思います。とにかく来週が楽しみです。

 

 

 

<オマケ>

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水戸岡さんにこの写真を見せたところ、思いっきり苦笑いしておられました。そりゃそうだろ。

 

 

 

 あと、業務連絡をすこしだけ。

「情熱大陸」さんを制作している毎日放送さんのスタジオに来週か再来週の日曜日お邪魔します。毎日放送さん並びに当日お世話になるスタッフの皆々様、きちんとしたご挨拶が出来ませんがその際にはどうぞよろしくお願い致します。

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